野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

冬の野鳥②

2016-12-19 18:09:23 | 散歩

  二十歳のころ、人生75年三分説なるものを考えていた。当時の日本人平均寿命が

大体72歳位だったので、丈夫な私はちょっと多めに75歳まで生きるとして、

そのうち最初の25年は学びの時期、真ん中の25年が働いて蓄える時期

そして残りの25年で楽しく余生を過ごす考えだったが、甘かった。

 残りの25年の時期にとうに突入したのだが、いまだ働いている。

 計画は大幅に狂い、まだまだ楽隠居は全く見えてこない… 

のが情けないが現状だ。

こうなれば100歳まで生きるしかないか……。

 

この日はちょっと離れた公園に冬鳥を見に出かけた。

川を泳いでいるのは最近増えたカワウ

 

 でも元からいるアオサギやコサギの方が強いようで、

餌を探していると先輩たちに追い払われてしまうようだ。

 

 枝先にメジロ、シジュウカラ、エナガ、コゲラなどの群れがやってきた。

 

 

 エナガは高い木の枝から降りてこない。

 

コゲラも何羽かいるようだ。

 

 ちょっと歩いていたらイカルやジョウビタキもいたのだが、やはり近くまで降りてはこない。

 

 

地上をちょろちょろしているのはアオジ

 

 カメラマンたちが何人か集まっているので覗いたら、アカハラがいた。

 

 よく目を凝らしてみると倒木の陰から黒い鳥が頭を出している。

 

うん?これはクロジだ。

 

警戒心が強いのか少しずつ顔を出してきた。

 

やっと上半身だけ見せて

 

えいやっと全身をお披露目。

 

 つぶらな黒い瞳がなんともかわいい

 

 人が増えてきたので場所を移動。トラフズクが去年も来ていた川沿いの場所を覗いたら

竹藪の中でじっとして夜を待っているトラフズクを見つけた。

よく見るとちょっと上にももう一羽いるのだが、わかるだろうか。

 暫らく目を開いてくれるのを待ったのだが、この日は期待に応えてくれなかった。

 

この辺で。


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