野に還る

ペンタックスをザックに
野山に花や鳥、虫たちを追う。
身を土に返すまでのほんの一時
さあ野遊びの時間の始まりだ。

野川沿いの枝垂桜と

2017-04-14 18:44:04 | 散歩

 

 散る桜   残る桜も  散る桜  (読み人に定説なし) とはいうものの

満開の桜は、さして良いことのなかった私の昨今を少しは晴れやかなものに

 してくれるようだ。

 

 5日前雨の中を訪ねた野川公園に再び立ち寄った。

ソメイヨシノが散り始める頃、野川沿いでは少し遅れた枝垂桜が見ごろを迎える。

 

 川の両側には散策路が設けられていて、枝垂桜を見上げながらのんびりと歩くことができる。

 両岸には瀟洒な家が立ち並び、彩りを添えている。

 

 

 

 

 

 

 前回とは打って変わって、この日は穏やかな桜日和。

  

 枝垂桜の開花を待ちかねたように、散歩する人も普段に増して多い。

 

 

 

 まだまだ蕾も多いので、見頃はもう少し先だろうか。

 満開の野川の枝垂桜の様子はこちらで。

 

  

 この辺の野川は夏場はすぐに水無川となるのだが、今日(14日)は前日の雨のせいか

ささやかな流れとなっていた。川のすぐそばは葭原となっていて、

時折小鳥がもぐりこんで行く。

 

 野川沿いに咲くのは枝垂桜だけではない

 

 少し下って武蔵野公園の方までやってきた。

 

 

 鉄橋をくぐっている時、ちょうど西武多摩川線の電車が通った。

 

 木々の新緑も色と種類を増やし始め、野川沿いはいっきに春本番を迎えつつある。

 

 野川観察園に再び寄った。前回は蕾が開いてなかったフデリンドウが

 まるで祝福を受けているかのように春の日差しを浴びている。

 

これは色味の綺麗なヒイラギソウだ。

 

 艶やかな装いのレンゲソウ

 

そしてジュウニヒトエも立派な群生となった。

 

 実はこの日のひそかな期待はもう一つ。前回は全く蕾のはじけてなかった

カテンソウが花を見ることだ。

これがカテンソウでイラクサ科の多年草。花はとても小さい。前回紹介したヒメウズよりも

更に小さい。

 

 この花は蕾がはじけて花粉を飛ばした後、開いた雄蕊が星形になる。

 

 星形は直径6mmの円に収まるほど小さい。

 

 春の歩みは一段と速さを増してきているようだ。

 この辺で。