FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

ご無沙汰しております

2011-12-22 16:50:47 | クライミングレッスン報告
しばらくブログの更新をご無沙汰しております。スミマセン・・・

20日にクリスマス会参加者の大体の人数が分かったので
火曜日にはビンゴの景品に出すクライミングギアを買い出しに、
カモシカ横浜店まで行ってきましたよ
カラビナやポーチ、チョークバック、スリングなどを購入

今日はフリーマーケットに出すものや、譲るためのシューズなどを準備しました
合うものがあると良いですね~

さて、明日はいよいよクリスマス会です
集まれる人は3時に来てね~
みんなで準備するよ

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2011-12-16 10:57:49 | クライミングレッスン報告
12月2日

メンバー:タクミ(小6)、ユキ(小3)

この曜日のこの時間帯にしては珍しく初級からの参加者がいなかったので
準備運動の後ルートでアップ。
アップ時には前回同様、登るリズム、ホールドの持ち方、足置き、無理のない重心位置等の
基本事項に気を配って登る。
自分にとって簡単なグレードをゆったりと、同じリズムで登ることはとても大切だ。
それを実現するためには、基本的な筋力やムーブの知識のほかに
視線の素早さとその情報を瞬時に捉えてムーブを組み立てる頭脳的な技術習熟が必要となる。
タクミはそれが少し苦手
でも、私に駄目出しをされながらも意識をするようになって、大分改善されてきた

アップの後の今日の本気トライ

ユキちゃんは「タワー」壁の緑/10bにチャレンジだ。
このルート、上部のハング帯の数手が空間に体が出るために恐怖を感じるせいか多くの子どもたちが苦労している。
怖がりのユキちゃんなので、かなり心配して見ていたが、
こちらの心配をよそにぐんぐん高度を稼ぎ、見事オンサイト
あらら 何が起こったのかしら
見ているこちらは嬉しい誤算。
降りてきた彼女、「奥壁の10bが登れたことで自信がついた」とのこと。
奥壁のルートにトライ中、クリップ姿勢を学べたことも大きかったかな?
先にクリップしておけば、恐怖心をおさえて頑張ることが出来るものね

一方タクミの目標ルートは「一反木綿」壁の白+10d。
核心に入るまでによれてしまうので、下部をいかに余力をもってこなせるかが勝負となる。
まさに今の彼に必要な要素が求められる課題である。
頭脳的に登ること。目線を素早く、そしてキャッチした情報をすばやく理解して処理すること。
そのことに留意しながら登りだしたタクミ。
「おっこれは行けそう
下部の様子を見ていた私はそう感じた。
いつもと登りが違うのだ。正確で安定したムーブを繰り出し、核心に到達。
核心では持ち前の精神的強さを発揮して、見事レッドポイントした

二人がポン と大きく前進した瞬間だった。

最後に少しだけビレイの練習をして終了。




<アウトドアレッスン日誌>アウトドア合宿 ②

2011-12-14 16:17:09 | クライミングレッスン報告
2日目。

朝7時に起床。
昨夜の宴の後片付けは男子二人にやってもらうことに。
11月の奥多摩の朝の冷え込みは厳しい

寒さに震えながら朝食を取り、テント撤収。



2台の車に分乗し、河又に移動です
本当は2日間ともボルダーをしようと思っていたのですが、
河又がなかなか天候に恵まれず登るチャンスがあまりないので、このチャンスに登っておこうと
急遽変更したのでした。

今回の河又は岩がすっきりと乾いてかなり良い状態です。
中級の子どもたちには目標ルート一覧を渡してあるので、今日は自主的に自分のトライルートを決定・トライしてもらいました。
みんなでトポを見ながら自分が登るルートを物色。


「いきのいい奴」10aで全員がアップ。
りんちゃんとユイトの中学生コンビは次に「ミヤザキミドリ」10aを二人で組んで。
コーヘイは2本目で本日の目標ルート「大五郎」11aに突撃
左回りのライン取りで見事オンサイトしました
岩場のレッスンには必ず参加してきたコーヘイ。
外岩でも力を出せるようになってきました
そのあとりんちゃんとユイトも「大五郎」に参戦。
りんちゃんは2テンでトップアウト。
岩場にあまり来れていないユイトは抜けられませんでした。

そろそろ撤収の時刻が迫って来たので、ラスト1本で終了通告。
ユイトはアップ時にテンションが入った「いきのいい奴」をマスターでレッドポイントし、
コーヘイは「麦畑」10bをコーヘイママのビレイでマスタースタイルでオンサイトしました。



飯能駅で解散。
寒い中のキャンプでしたが、みんな元気に精一杯活動しました。
今回は、りんちゃんの成長ぶりがあらゆる面で光っていたかなー

<アウトドアレッスン日誌>アウトドア合宿 ①

2011-12-13 12:09:58 | クライミングレッスン報告
11月26日(土)~27日(日)

メンバー:りんちゃん(中2)、ユイト(中2)、コーヘイ(小6)

1泊2日でチーム一期生たちのアウトドア合宿に行ってきました。
この合宿、本来は毎年夏に小川山で行っているもの。
今年もその予定だったのですが、相次ぐ悪天に見舞われ、
流れ流れてこの寒い11月実施と相成ったのでした。。。

場所は御岳渓谷にある川井キャンプ場。
このキャンプ場は敷地内に自然の岩のボルダーがあり、
キャンプサイトからほんの数分でボルダーエリアに行けるという
クライマーにはこの上なく嬉しい環境にあります。

1日目は9時にキャンプ場受付に集合。
中学生は自力で現地まで来ることにしていますが、
2人の中学生たちはテントやらクライミング道具やらを詰め込んだ大きなザックを背負って元気に到着。

受付を済ませたあとテント設営。
当スクールでは、将来クライミングツアーに自力で行けるよう、テントは自分用を各自が持参しています。
自分のテントは自分で!みんな手早くテントがたてられるようになりました。

さて、生活の準備が出来たら大好きなボルダリングです!

トポを見ながら岩をめぐり、トライしたい課題を物色。
選んだのは「クリスタル」というエリアです。

先ずは「滝川」6級、「クリスタル」5級でアップ。
少々トップが高いので、スポットしている私はハラハラでしたがみんな安定して完登。
次にハードな課題をトライしてみたい、と言うので「モロヘイヤ」初段にチャレンジしてみましたが
細かいホールドで遠いこの課題に歯が立たずリタイヤ。
次に目をつけたのが新しく出来たらしい「ミワタク」という初段。
アップで登った「滝川」をさらにトラバースし続け、
最終的に「クリスタル」の終了ポイントにマントルして終了するこのラインは
みんな頑張れば何とかなりそう。

お昼をはさんで午後はこの課題に集中トライ
ユイトだけは楽しみにしている夜の焚き火に気もそぞろ。
全くクライミングに集中できませんでしたが、
りんちゃんとコーヘイはかなり良い集中力を見せてムーブを解決し、
一日でこの課題を落とすことに成功しました
なかなか良い成長の姿を見せてくれた二人でした。



3時ごろボルダーを引き上げて薪集め&買い出し。
ユイトが面白い流木を見つけました。
こういう時、ユイトはかなりのリーダーシップを発揮します。
急いで帰って食事&焚き火の準備。
この時期は日が短いので大変です。

子どもたちにほとんどを任せて私は観察することに
見ていると、男子二人は楽しみにしていた焚き火の準備にかかりきり。
勢い、女の子のりんちゃんが寒い中野菜を洗ったり、といった
みんながやりたくない仕事をする羽目になっていました。。。

焚き火ではお芋や鮭を焼いたり、マシュマロを木に刺してあぶって食べたりと
男子二人の子どもたちは楽しさを満喫&堪能していたようでした!
そんな中、一人黙々と煮込みうどんを作ったりして働くりんちゃんが、
とても大人に見えました。

自分の好きなことだけは良く働く二人をコーヘイママは「バカ男子」と命名(笑)
今日はもう暗いので、焚き火の始末をして消灯。
明日は「バカ男子」二人にたっぷり働いてもらいましょうね!



続く。







<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2011-12-10 21:58:22 | クライミングレッスン報告
11月25日(金)

メンバー:タクミ(小6)、ユキちゃん(小3)、ちかちゃん(小5)、ひかり(中2)

1、体操&ストレッチ⇒タクミがリード。基本的な動きで体を伸ばしたり関節をまわしたり。
         動かした個所を次にストレッチ。
         普段運動不足のひかりは強さの加減が分からず、すぐに「いててててて…
         その様子がおかしくて、他のメンバーもついつい笑ってしまう

2、基本練習⇒基本練習ではみんな動きが良くなってきた
         あとはこれを実戦で使えるようにしよう。
         レッスンに通い出したばかりのひかりは様子を見ながら。
         彼は「運動って、痛い思いをするまでやらなければいけないと思ってました」と言う。
         トレーニングと運動は違う。強くなるためのトレーニングは
         自分の肉体を追い込まなくては強くならないから苦しみが伴うが、
         運動は楽しく、気持ち良く行わなくては嫌いになってしまう。
         先ずは「運動って楽しくて爽快な気分になるものだな」ということを理解しよう

3、ルート⇒ちかちゃんは登ったルートをリード&手足限定で復習中。
       今日は5.7を2本手足限定で登った。

       ユキちゃんは限界グレードの10bにトライ中。
       ボルダーの様子からすると余裕のグレードのはずなのだが、
       クリップの技術が未熟なのも手伝って、怖さのため思い切って動けなくなるのだ。
       今日は奥壁の10bをとりあえず足自由で下見。これは問題なし

       タクミは10dにトライ中。
       一反木綿の黄色↑に2回トライしたが、今日は抜けられなかった 

       ひかりはロープ装着の確認テストに合格の後5.8ダイヤモンド茶■を完登。
       降りてきて「足が震えました。」
       もう1本5.5を登ったが、こちらはそれほど怖くなくなったとのこと。
       こうやって少しずついろいろなことに馴れ、技術が身について行くんだね。
       他の子がトライしている時も、「ガンバ!・・・こんなふうで良いんですか?」と言いながら
       一生懸命応援してくれた