FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-01-18 13:14:54 | クライミングレッスン報告
1月13日(日)
メンバー:カツラ(小3)  

今日は午後の2コマに一人ずつ。
昼過ぎからのレッスンはカツラ。

マンツーマンなので、基本のフォームや体の使い方を少し丁寧に
彼は「フリーダム」というボルダリングジムのスクール生なので、ボルダリングはそちらのほうで思い切り楽しんでいる。
なので、パンプでのレッスンでは、ルートを主に練習してもらいたい。

ルートのテクニックをしっかり自分のものにするのは、時間がかかる。
よく、ボルダーでは二段だの三段だのといった高グレードが登れているのに、ルートでは10台がやっと・・・というようなケースを目にする
これはルートとボルダーでは、登りきるために使うテクニックやメンタルが微妙に違うとともに、フィジカル的にも求められるものが異なるためである。
もちろんこの二つは車の両輪のような関係にあり両方を高めていく努力は必須であると思われるが、その場合、ルートの技術がボルダーより先に習得されたほうが両立しやすくなるようだ


特にユースの公式大会はルートである。
これは、”成長期の競技”ということへの配慮とともに、技術習得という面から見ても、そして「クライミング文化」という観点からも肯定されるべきであると思われる。
ボルダーの技術のみが先走って完成されてしまった場合、ルートの技術を伸ばすことにはかなりの努力を要する
けれど、子どもたちは大抵ボルダーが大好き 放っておけばボルダーに一目散だ
もし公式大会がボルダーになってしまったら、ルートというクライミングスタイルは廃れてしまうのでは?と懸念される
現行は大切な大会がルート競技だからルートへのモチベーションも湧き、取り組んでいるうちにその面白さも分かって来る、というケースが多いのではないだろうか?


さて、カツラに「ボルダー、どうする?」と聞いてみると、基本練習の後はすぐにルートでも良い、と言う。
なので、今日はルートをたくさん登ってもらうことに
前回、ママがビレイレッスンを受けてくださったので、今日はママにもビレイの練習をして頂きながら注意点を追加。

ママのビレイで5.7までのグレードのルートを全部登った