FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-01-15 13:31:00 | クライミングレッスン報告
1月11日(金)
メンバー:ユキちゃん(小4)、コーヘイ(中1)、ともちゃん(中3)、ユイちゃん(高1)

受験生のともちゃんがレッスンにやって来た
彼女は受験勉強の合間にも定期的にレッスンにやって来る。
受験、という空気の中にありながらも自分のペースを守り続ける彼女は、時間の使い方が上手いと同時に自己が確立しているのだろう
これはなかなかスゴイことだ


今日は楽しんで簡単なルートをたくさん登ってもらおう。

もともと運動があまり得意でない彼女。
「最近全く体を動かしていないんです」と言うので、一番簡単な5.5から登ってもらったが重心の位置などの基本的な点はなかなか良い
自転車と同様、一度身についたクライミングの技術は体が忘れないものなのだな~と、しっかりした基本技術を見につけさせてあげることの重要性を改めて思う。
今日は5.5~5.8までを7本くらい登った
ストレス解消にもなったかな?

お手伝いをして野菜を切っている最中に指を怪我をしたユキちゃん。
まだ怪我が治っておらずに今日も全く気合いが入らず
で、登っていない10cにトップロープでトライ。
ちょっと遠い部分があり、ちびっこは飛びつかなければならないのだが。。。
怖がりのユキちゃんは、トップロープでも飛べない
気合いの入らない今日は、ますますダメダメ
また今度ね

しばらくボルダーを中心に練習していたユイちゃんは、今持久力が全くない。
そろそろ持久力のトレーニングにシフトして行こう。
以前登れたツナミの黄色?11dを久しぶりにやったら、3回もテンションが入った
しっかりトレーニングして行くメンタルを身につけたいね。

今までパートナーに困り、自主練習がなかなか思うように出来なかったコーヘイ。
最近、タクミと定期的にトレーニング出来る環境が作れるようになって、やっとルートでのトレーニングを開始。
若い彼らは少しトレーニングを始めると体の反応が良く、すぐにパフォーマンスが上がる
少し前はボロボロだった12c緑?を今日はすんなり再レッドポイントした

以前、スポーツ科学の本を読んでいたら、「若い選手は、トレーニングをさせれば誰が指導しても競技力はある程度上がる」というような内容が書いてあり、なんだか少しがっかりした記憶があるが、中学生になった子どもたちを指導していて、「確かになぁ~。。。」と思うことが良くある。
ある程度の競技力は誰が指導しても上がる。。。ならば、私にしか出来ない指導を追求しよう
それが、私の仕事の真価となるのだ。