木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ギフチョウの羽化

2020-04-30 07:25:59 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -0.8℃    昨日の最高気温  16.8℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温   3.0℃      今朝の天気   晴れ

ここ2日ほど
最高気温が
2桁になったので
そろそろ
羽化の時期かなと
予想していた。


昨日
散歩から帰って
ゲージを見たら
ギフチョウが
2頭羽化していた。


カタクリの花が
咲き始めて
ほぼ1週間後
毎年そんな時期に
羽化している。


ゲージの天井を
飛び回っては
急降下して
カタクリの花や
タチツボスミレで
吸蜜している。


1頭は綺麗な
イエローバンド型だ。

(イエローバンド型と言うのは翅の外縁部が全て黄色く縁取られたものです)

調べていないが
どちらも
オスだろう。


自然界でも
オスの方が
一足早く羽化している。


食草辺りを
飛び回り
メスの羽化を
待つようだ。


毎朝
ギフチョウの道を
ウォーキングしているが
まだ1頭も見ていない。


そろそろ今日くらい
初めての出会いが
あるかもしれない。



アズマイチゲ 堂々と撮影してきました

2020-04-29 07:17:14 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -4.3℃    昨日の最高気温  11.5℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -2.5℃      今朝の天気  晴れ(薄っすらと霜)

先日よそ様の
キクザキイチゲを
紹介しました。


今日は
よく似た花
アズマイチゲを
見つけたお話です。


散策コースは
いくつかあるのですが
その内のひとつ
鳥撮りコースで
アズマイチゲを
見つけました。


最近の2週間
毎日のように
歩いているのに
突然どうして
見つけることができたのか?
不思議ですよね。


木曽に来た当初には
花が咲いていなかったのも
ひとつ原因だと思います。


見つけた日は
とてもお天気がよく
暖かい日でした
それにコースを
逆に歩いた
日だったのです。


いつもなら
午前中早くに通る場所を
お昼直前に
通りかかりました。


大きな川の
土手の斜面
藪陰で木漏れ日が
射し込むような所で
アズマイチゲが
白い花をひっそり
咲かせていました。


そうなんです
お天気の悪い日や
午前中早いと
花が開かず
目立たないのです。




色の違いは
ありますが
キクザキイチゲと
そっくりです。

(アズマイチゲ)


(キクザキイチゲ)

区別点は
葉の形が一番
分かりやすいと
思います。


キクザキイチゲの葉は
羽状に深く
切れ込みがありますが
アズマイチゲの葉は
切れ込みが浅く
垂れ下がり気味です。

(キクザキイチゲの葉)

このアズマイチゲは
植えられている
よそ様のお花ではないので
堂々と遠慮なく
撮らせてもらいました。(笑)


本日
コメント欄
閉じています。






ルリビタキとモズとの出会い

2020-04-28 08:34:46 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -2.2℃    昨日の最高気温  10.8℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -1.0℃      今朝の天気   晴れ

相変わらず
首から鳥撮りカメラを
ぶら下げて歩いているが
カメラの活躍の場が
少なくなった。


冬鳥が
帰ってしまい
寂しくなった
散歩コースを
毎朝歩いている。


そんな時
聞きなれない
鳴き声が聞こえ
尾羽をせわしなく
上下に振る鳥がいる
ルリビタキの雌だ。


手前の細い枝に
ピントが合い
なかなか撮れない。


何度か
向きを変えながら
とまってくれる。


藪から出てくるかと
待ったが出てこず
飛び去ってしまった。


モニターで
写真を確認していると
後方でモズの鳴き声が。


何度も聞いているので
間違いなくモズだ。


ゆっくり近づき
間合いを詰める。


飛び去っても
それほど
離れた所へは
行かない。


近づきながら
何枚かシャッターを切る。


久しぶりに
鳥撮りカメラが
活躍できた。(笑)


ルリビタキの雌と
雄の若鳥は
似ているそうだが
一応ルリビタキの雌として
掲載しました。

(右下の星は金星)


(月齢4.4 2020.4.27 18:57撮影)



芽吹き 草木萠動

2020-04-27 07:08:37 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -0.1℃    昨日の最高気温  11.5℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温   1.0℃      今朝の天気   晴れ

開田高原にも
遅い春が
やってきました。


氷点下の朝
霜が降り
雪がちらつく日も
ありますが着実に
季節は春へと
進んでいます。


二十四節気七十二候の中に
草木萠動(そうもくめばえいずる)があります
まさにそんな季節を
迎えました。


冬枯れの木に
ほんのりと
彩が出てきました。


ひと雨ごとに
木々の芽は膨らみ
様々な色の芽吹きが
始まりました。


芽吹きの色は
木によってそれぞれ
恥ずかしそうな
ピンク色だったり
淡い緑色だったり
一本一本が
自己主張しています。




新緑の頃も
好きなのですが
この力強い
芽吹きの季節が
一番好きです。




山笑う季節は
まだまだ遠い先ですが
山微笑み始めると
言ったところでしょうか。








ワサビの花 純白の可憐な花

2020-04-26 07:10:31 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -0.9℃    昨日の最高気温  13.0℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温   4.5℃      今朝の天気   曇り

ウォーキングしていると
ワサビの花が
咲いています。


山影の清水が
流れ出る所で
小さな純白の
可憐な花を
咲かせています。


ワサビは
アブラナ科の
植物ですので
花弁は4枚
雌しべはひとつ
雄しべは6本ですが
アブラナのように
長短の違いは
ありません。





(アブラナは長い雄しべが4本 短い雄しべが2本)

ワサビは
お寿司などには
欠かせない
香辛料ですが
地下茎だけでなく
花や茎
葉まで全草
食べることができます。


この時期
信州のスーパーや
道の駅では
花ワサビとして
店頭に並びます。


この花が
出回るようになると
春がやって来たと
実感できます
大好きな花です。

(下の方には果実ができています)




カタクリの花 ようやく開花

2020-04-25 07:26:14 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.9℃    昨日の最高気温  6.6℃    積雪  1cm
木曽町新開      午前7時の気温  -4.0℃      今朝の天気  晴れ(薄っすらと雪)

昨夜のうちに
雪が降ったようだ。


朝起きたら
一面薄っすらと
雪化粧していた。




敷地内の
カタクリの花が
ようやく
開花しました。


さんざんブログで
見飽きている
花ですが
ご辛抱ください。


残念ながら
この場所に
生育していた
カタクリでは
ありません。


ここに家を建ててすぐ
細長いイモのような
カタクリの球根を
20球ほど植えたのが
始まりです。


カタクリの種は
アリによって
散布されます。


その種が発芽して
花をつけるまで
実に7~8年も
かかります。


発芽したら
小さな葉を一枚だけ出し
短い春の間に
せっせと光合成をして
球根に養分を
ため込みます。


毎年
1枚ずつ出す葉は
年々大きくなり
7~8年後
2枚葉を出すと
花を咲かせるのです。


なかなか堅実な
植物です。


毎年
ギフチョウの羽化より
早く開花するのですが
今年のギフチョウは
どうなるのでしょう?



山のかけすも鳴いていた

2020-04-24 07:25:01 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -2.5℃    昨日の最高気温  6.6℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -3.0℃      今朝の天気  晴れ(一面の霜)

泣けた 泣けた
こらえきれずに 泣けたっけ
あの娘と別れた 悲しさに
山のかけすも 泣いていた
一本杉の
石の地蔵さんのよ 村はずれ 


春日八郎さんの
別れの一本杉です。


この歌が歌える方は
相当年配かも
しれません
もちろん
私は歌えます。


歌の紹介ではなく
カケスと言う鳥の
紹介です。(笑)


開田高原を
歩いていると
至る所で
ジェージェー
ギャーギャーと
うるさく鳴いています。


カラスの仲間で
ハトくらいの大きさ
目の鋭さは
少々怖い感じです。




飛ぶときなどに
見える羽のブルーが
とても美しい鳥です。


野鳥の餌台にも
やって来て
座り込んで
ヒマワリの種を
独り占めする
大食漢でもあります。


こうやって
見てくると
失恋の歌のイメージに
カケスは
似合わないのかも
しれません。




今朝も一面の霜
昨日は立派な霜柱
夕方には
雪がちらつきました。









ミズバショウ 花が咲き始めました

2020-04-23 07:25:44 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -4.2℃    昨日の最高気温  6.4℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -3.5℃      今朝の天気   晴れ(一面の霜)

開田高原の
ミズバショウも
ようやく花が
咲き始めました。




ミズバショウと言えば
夏が来れば 思い出す はるかな尾瀬と
歌われるため
夏の花だと
思われがちですが
まだコブシやサクラも
咲かない開田高原で
いち早く咲く花です。


尾瀬では更に遅く
5月下旬から
6月にかけて
咲く花です。


花が咲くと
言いましたが
花びらのように見える
白い部分は
仏炎苞(ブツエンホウ)。


葉の一種で
本当の花は
中央の黄色い
コーンのような
部分が花です。


よく見ると
一つの花ではなく
小さな花がたくさん
集まっています。


花の集まりを
花序と呼んでいますが
ミズバショウの
花の集合は
肉穂花序(にくすいかじょ)と
呼ばれています。


花弁は小さな4枚の
黄緑色の花被片に
退化しています。


雄しべや雌しべは
花被片の中心から
伸びてきます。


まず最初に
雌しべが伸びてきて
受粉可能な
状態になります。


そのあと
1本の雄しべが伸びだし
花粉を出します。


そして
4本ある雄しべが
順番に伸びて
花粉を出します。


一度に雄しべを
出さないのは
寒い時期に
花を咲かせるための
工夫のひとつ
かもしれません。


ハエの仲間が
受粉の手助けを
しているようですが
やって来ているのを
見たことがありません
花のそばに行くと
良い匂いがします。


虫が来なくても
自家受粉できるので
心配はないようです。






スジボソヤマキチョウ 目の前で産卵

2020-04-22 07:14:35 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温  2.2℃    昨日の最高気温  13.3℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  2.5℃      今朝の天気  晴れ

先日以来
天気の良い
暖かい日に
スジボソヤマキチョウの雄が
雌を追いかける姿を
よく見かけた。




黄色っぽい翅の蝶が雄
雌の翅は白っぽい。




まとわりつく様に
絡みつきながら
飛んでいる姿を
よく目にしていた。


昨日
スジボソヤマキチョウの雌が
奇妙な行動をしていた。


飛び回りながら
小さい木に
タッチしては
次の木に移る。


一瞬とまるのかと思うと
すぐ飛び立つ
そんな行動を
繰り返していた。


しばらく見ていると
小さな木にとまり
グイッと腹を曲げて
産卵行動をした
それも目の前でだ。


飛び去ったあと
目を凝らして見ると
モンシロチョウの卵と
よく似た卵がひとつ
産み付けられていた。


薄いオパールグリーン
とても綺麗な色だ。


雌の蝶が
ダウンタッチを
繰り返していたのは
食樹を探していたのだ。

(モンシロチョウの卵)

まだ芽吹いていないのに
我が子が食べる木を
見つける能力には
感動さえ覚える。


多分この木は
クロウメモドキの
幼木だと思う。


散歩道の
クロウメモドキを
見ると
冬芽の横には
たくさんの卵が
産み付けられていた。



キクザキキイチゲ よそ様のお宅で

2020-04-21 07:01:13 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  2.7℃    昨日の最高気温  11.4℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  4.5℃      今朝の天気   曇り

いつもの
散歩コースから
少し離れた
別荘地周辺を
歩いてみた。


ある一軒の別荘
お庭では
キクザキイチゲが
満開だ。


許可を得ようにも
車もなく
人の気配がない。


写真撮らせてくださいと
独り言を
ぶつぶつ言いながら
柵のない庭に
入れてもらった。


キクザキイチゲは
スプリングエフェメラルの一種で
早春だけ顔を出し
花を咲かせ
種子を実らせる。


そして
樹木が若葉を
伸ばす頃には
地上から姿を消す
少々あわただしい植物。


花びらに見えるのは
すべて萼片で枚数は
決まっていない
アップした花だけでも
9枚から11枚と
バラバラだ。


淡いブルーの
色がとても美しい。


この別荘の方は
愛知県の小牧の方で
何度か
お話したことがある。


せっかくの
花盛りなのだが
こんなご時世
来たくても
来られないのかもしれない。




先日
ネコヤナギの雄花を
アップしましたが
雌花を見つけたので
紹介します。


本日
コメント欄
閉じています。