木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

コチャルメルソウ 明星チャルメラ

2020-05-31 07:22:09 | 木曽Now

開田高原アメダス    今朝の最低気温  6.3℃     昨日の最高気温  21.3℃    
木曽町新開       午前7時の気温  9.0℃       今朝の天気   曇り

今日も
旧飛騨街道沿いを
歩いた時
見つけた花。


山地の渓流沿いなど
湿った場所に生える
コチャルメルソウだ。


長い間
間違って名前を
覚えていた植物が
二つある。


ひとつは
ウグイスカグラを
ウグイスカズラと。


もうひとつは
このコチャルメルソウを
コチャルメラソウと
思い込んでいた。


無理ないですよね
明星食品のラーメンは
チャルメラですから。


コチャルメルソウの名前は
中国の楽器
チャルメラに
果実の形が
似ているからとか。


屋台のラーメン屋さんが
晴らすあのラッパが
チャルメラなのだ。


名前も変わっているが
花も変わっている
羽毛のように
飛び出しているのが花弁。


そうすると
ラッパの口は
萼片と言うことに。


雄しべと雌しべも
申し訳程度に
点々とついている
ユキノシタの仲間
だと言うのに
見るからに変な花だ。


この花を見たのは
まだ数えるほど
名前を間違えていても
不思議ではないと
勝手に納得している。


大阪に戻りますので
コメント欄
閉じています。







御嶽山 雪形

2020-05-30 07:17:37 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温   2.7℃    昨日の最高気温   21.7℃    
木曽町新開      午前7時の気温   7.0℃      今朝の天気   晴れ

気温が上がるにつれて
御嶽山の雪もずいぶん
少なくなってきた。


岩肌が雪解けで露出し
色々な模様に
みえることを
雪形と呼んでいる。


古来から
その山の名前になったり
農作業の目安にも
なってきた。


北アルプスの
爺ヶ岳や蝶ヶ岳
白馬岳なども
雪形からつけられた
名前だと言われている。


御嶽山にも
他の山に負けずに
有名な雪形がある。


剣ヶ峰直下の右側に
腰を曲げて地面に
手を伸ばすような
形がくっきり見える。




種まき爺さんと
呼ばれているが
うーん
何となく
幽霊婆さんに
見えると言ったら
地元の方に
叱られそうだ。(笑)




一面真っ白の
御嶽山も美しいが
まだら模様の
御嶽山もなかなかの
眺めである。








ラショウモンカズラ 恐ろしい名前

2020-05-29 07:21:46 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温   2.0℃    昨日の最高気温   22.2℃    
木曽町新開      午前7時の気温   6.5℃      今朝の天気   晴れ

木漏れ日が揺れる
散歩道で
ひっそりと
ラショウモンカズラの
美しい花が咲いている。


シソ科の植物にしては
かなり大きな花を
咲かせている。


何とも優美な花なのだが
その名前の由来は
恐ろしい。


ラショウモンカズラの花弁を
京都羅生門で
渡辺 綱が
切り落とした
鬼女の腕の
切り口に例えたそうで
何とも恐ろしい話だ。


人気のない
薄暗い林の中で
花冠の中をのぞきこむと
地獄の底の青鬼が
こちらを見ているような
錯覚を覚える。



夕方4時頃
デッキでお茶を
飲んでいたら
敷地内をクマが
悠然と横切って行った。


あわててカメラを取りに入り
焦ってシャッターを
切ったので
ピンボケブレブレの
証拠写真です。








ギフチョウ 命をつなぐ

2020-05-28 07:21:01 | 昆虫など

開田高原アメダス   今朝の最低気温  3.7℃   昨日の最高気温  19.4℃    
木曽町新開      午前7時の気温  8.5℃   今朝の天気    晴れ

我が家で羽化した
ギフチョウが
産卵してくれました。


約2週間にわたって
一辺180㎝四方
一坪のゲージの中で
羽化のドラマが
繰り広げられました。


遅れて羽化した雌は
待ちかねていた雄と
交尾をします。


交尾がすんだ雌は
腹の先に交尾嚢(こうびのう)と呼ぶ
袋状の蓋を
雄がつけるため
再び交尾することが
できません。


交尾が終れば
芽生え始めた
食草ヒメカンアオイの
葉裏に真珠のように輝く
卵を産み付けます。




今年も
100卵ほど
産卵してくれました。




産卵が終ったので
ギフチョウはすべて
生まれ故郷に
放してやりました。


卵から孵化した幼虫も
もう少し大きくなってから
来年へ命をつなぐ
数だけ残して
すべて開田高原の
食草のそばに
放してやります。


クルマバツクバネソウ

2020-05-27 07:16:52 | 木曽Now

開田高原アメダス    今朝の最低気温  11.1℃     昨日の最高気温   20.5℃    
木曽町新開       午前7時の気温   13.5℃       今朝の天気    晴れ

旧飛騨街道の山道で
珍しい植物に
出会った。


実は
飛騨街道沿いに
お住いのT女史から
咲いている場所を
教えていただいたのだ。


若かりし頃
山登りをしていた時
出会ったことのある
クルマバツクバネソウだ。


ツクバネ何ちゃら?
クルマかんちゃら?
名前さえしっかり
憶えていなかった。


きっと
標高の高い
寒冷な地を好む植物で
普段はなかなか
お目にかかれない花。


旧の分類ではユリ科
ユリの花とは
似つかない
花の構造をしている。


上から花を見ると
黄色い雄しべと
真ん中の雌しべが
目立つ。


花びら状のものが
4枚あるが
たったそれだけ?


ところが横から
眺めると
花びら状の間から
糸状のものが
のぞいている
これは何だ?


調べてみると
4枚ある花弁状のものが
外花被片で
糸状のものが
内花被片で
これも4本ある
これだけ揃えば
ユリ科らしくなってきた。


雄しべは8本あり
黄色い花粉を
盛んに出している。


葯の先に
突き出してるものは
葯を2室に分けている
葯隔(やくかく)と
言うものらしい。


大きな車のようにも見える
数枚の葉の上に
ちょこんと乗った花は
派手さはないが
とても美しい花だ。




ニホンリス 再び

2020-05-26 07:13:13 | 動物

開田高原アメダス    今朝の最低気温  10.3℃     昨日の最高気温  20.8℃    
木曽町新開       午前7時の気温  12.0℃       今朝の天気   晴れ(雲多い)

相変わらず
雨戸をあける前に
1日3個のクルミは
綺麗になくなっている。


先日のブログの
コメントで
しいちゃんさんから
『木の上は流石に写真は撮れませんか?』
と質問があった。


餌台にやって来る
リスは何とか
撮れても
樹上のリスは
なかなか撮れない。


地上に下りていても
人影を見ると
木にかけ登り
二度と下りてこない。


すばやい動きで
枝から枝へ
移動することも
へっちゃらだ。


そこで
リスの活動時間
朝と夕方
デッキの椅子に
座りながら
のんびり
待つことにした
もちろんカメラは
そばに置いている。


その結果
活発に活動している
リスの姿を
何度かとらえた。


木登りが
得意なのは
分かるが
頭を下にして
平気で
下ってくる。


それも
相当のスピード。


こちらの存在は
分かっているのか
何となく
目線を感じる。


すばやい動きのため
うまく撮れなかったが
しいちゃんさんの
リクエストに応えて
何日もかかった
労作です。(笑)






ウワミズザクラ 満開です

2020-05-25 07:21:09 | 木曽Now

開田高原アメダス    今朝の最低気温  10.5℃     昨日の最高気温   22.2℃    
木曽町新開       午前7時の気温   12.0℃       今朝の天気    晴れ


勝手に
試験管ブラシの花と
呼んでいる。


サクラの仲間とは
思えない花
ウワミズザクラの花が
満開です。




展葉すぐに
白いブラシのような花を
たくさんつけるので
とても目立ちます。


一つひとつの花を
よく見ると
花弁は5枚
たくさんの雄しべがあり
サクラの花と
そっくりさん。




花の下に
数枚の葉をつけるので
葉をつけない
イヌザクラとの
区別点になる。




果実は食べられるので
クマと競争するように
収穫する。


地元の人は
まったく
見向きもしない。


昨年は
クマより早く見つけたので
かなりの果実を
いただくことができた。


ウワミズザクラの蕾や
未成熟の果実を
塩漬けにしたものを
アンニンゴと呼び
薬として
利用されているそうだ。






ジュウイチ バードストライク

2020-05-24 07:16:42 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス    今朝の最低気温   7.5℃     昨日の最高気温   19.7℃    
木曽町新開       午前7時の気温   12.0℃       今朝の天気    晴れ

先日午後3時ころ
窓ガラスに
何かがぶつかる
大きな音がした。


慌てて窓を見ると
羽毛が舞っている。


すぐ
バードストライク
鳥が窓ガラスに
激突したのだと
分かった。


下を見ると
大きな鳥(ハトくらい)が
翼を広げ
尾羽も開いて
だらしなく
横たわっていた。


まだ生きているようだ
しばらくして
翼は閉じた。


黄色い縁取りのある
目はうつろ
脳震盪を
起こしているようだ。


手袋をして
すぐ下におりて
デッキにあげてやった。


嘴でつつくこともなく
なされるままだ。


夕方まで
立ち上がることもなく
目は自然と
閉じていく。


今までも
ヤマガラなど
小鳥のバードストライクは
何度かあったが
すぐに元気になり
飛び去ったが
今回は
かなり重症のようだ。


図鑑で
鳥の名前を
調べてみて
ホトトギスや
カッコウと同じ仲間
ジュウイチだと分かった
同じように
托卵をする鳥だ。


夕方になり
かなり気温も
下がってきたので
新聞紙をたくさん入れ
使い捨てカイロを
3個入れた段ボールを
軒下に置き
その中に入れてやった。


寝る前
デッキに出て
懐中電灯で確認すると
目を開き首をあげた
まだ生きていると
安心して眠りについた。


翌朝
雨戸をそっと開けると
箱の中は空っぽ!
辺りを見ると
すぐそばの
シラカバの枝に
とまって
こちらをじっと見ている。


黄色いリンクの目は
元気そのものだ
すぐ写真を撮らせてもらった。



安心して
すべての雨戸を
開けていると
ぶつかった時と
同じように
羽毛を1枚ふわりと
残して飛び去った。


今日も
川向うで
「ジューイチ ジューイチ」
と大きな声で
さえずっている。





ブルベリーの花

2020-05-23 07:11:10 | 木曽Now

開田高原アメダス    今朝の最低気温   9.2℃     昨日の最高気温   21.4℃    
木曽町新開       午前7時の気温   11.5℃       今朝の天気    晴れ(雲が多い)

開田高原の
ブルーベリーの花が
満開になりました。


夏には
ブルーベリー狩りで
賑わう農園です。


スズランのように
下向きの花を
たくさんつけています。


つぼ型の花で
5つほど
切れ込みがあります。


花の上には
萼片があり
その上に
子房があります
ブルーベリーは
子房下位の花です。


花の中をのぞくと
雌しべのまわりを
雄しべが
取り囲んでいます。


雌しべの方が
長いのは
自家受粉を
避けているのだと
思います。


ツツジ科は
雄しべの葯に
花粉の出る穴が
開いているのが
特徴なのですが
確認はできません。


受粉が終ると
萼片に包まれた
子房が生長をはじめ
上を向き始めます。


受粉出来なかった
花は上を向かずに
落ちてしまいます。



本日
コメント欄
閉じています。



カッコウ やっと撮れました

2020-05-22 07:22:34 | 散歩道の鳥たち

開田高原アメダス    今朝の最低気温   3.1℃     昨日の最高気温   13.2℃    
木曽町新開       午前7時の気温   8.5℃       今朝の天気    晴れ

開田高原では
「カッコウ、カッコウ」の
鳴き声が響いています。


カッコウの姿は
見たことがなくても
歌に歌われる
カッコウを
知らない方は
いないでしょう。


しずかな湖畔の 森のかげから
もう起きちゃいかがと
かっこうが鳴く
カッコウ カッコウ
カッコウ カッコウ カッコウ


音痴の私には
輪唱で歌わされた
嫌な思い出があります。(笑)


カッコウは
春から初夏にかけて
日本に渡ってくる
夏を告げる鳥です。


托卵と言って
自分の卵を
他の鳥に
育てさせることで
有名な鳥。


鳴き声を頼りに
そーっと近づいて
ようやく撮れた
数枚の写真です。


かなりの距離があり
辛うじて
写っています。