木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

マイヅルソウ 果実との出会い

2019-07-31 07:41:26 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  19.4℃     昨日の最高気温  28.3℃
木曽町新開      午前7時の気温  20.0℃     今朝の天気    晴れ

今年の6月1日
マイヅルソウの群落を
ブログにアップした。

(2019.5.31撮影)

実はこの場所で
マイヅルソウの果実を
見たことがないのだ。


果実ができないのか
それとも
果実の時期に
歩いていないのか
はたまた
実っているのに
気がついていないのか?!


と言う訳で
昨日の散歩の目的は
マイヅルソウのその後を
調べてみることだった。


散歩の度に
観察する木
オオカメノキから
それほど遠くない場所に
その群落がある。




遠目からは
まったく果実らしいものは
見あたらない。


近づいて
しゃがみ込んで初めて
果実らしいものが
目に入った。


それは
薄褐色のまだらも模様
確かマイヅルソウの果実は
美しいと聞いていたのに!?


残念に思った瞬間
透き通った赤い果実が
目に飛び込んできた。


これがマイズルソウの
美しいと言われる
果実なんだ!




あれだけ一面に
花が咲いていた割に
結実する割合は
かなり低いようだ。

(2019.5.31撮影)

きっと
果実の季節にこの道を
通っていたのに
気がつかなかっただけなのだと
反省した。




ボタンヅル 咲き始めました

2019-07-30 06:56:45 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  18.0℃     昨日の最高気温  26.9℃
木曽町新開      午前7時の気温  19.0℃     今朝の天気    曇り

ようやく
関東甲信地域の
梅雨が明けました。


そのせいでも
ないのでしょうが
昨日の開田高原は
歩いていても
汗が吹き出しました。


散歩していると
あちらこちらで
白い小さな花の蕾が
目立ちます。


遠目に花を見つけましたが
ボタンヅルか
センニンソウか
よく分かりませんでしたが
近づいて葉を見ると
複葉で鋸歯がありますので
明らかにボタンヅルです。


センニンソウの
萼片の方が
長くて目立ちます。

(センニンソウの花 2016.8.28撮影)

また
センニンソウより
ボタンヅルの方が
少し咲きだすのが
早い気がします。

(センニンソウの葉 2016.8.28撮影)

センニンソウの仲間は
萼片が花弁状になり
雄しべも雌しべも
多数ついています。




どちらの花も
まるで小さな白い
花火のようにも
見えます。


もうすぐ
山裾や林の縁を
ボタンヅルの花が
白いベールのように
覆いつくしてくれると
思います。





紅白のゲンノショウコ 草刈りで・・・。

2019-07-29 07:33:50 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  17.3℃     昨日の最高気温  24.6℃
木曽町新開      午前7時の気温  19.0℃     今朝の天気    曇り

台風一過
青い空を期待したが
厚い雲が空をおおう
開田高原を
久しぶりに歩く。


この道は
コヒョウモンモドキと
出会える道なのだが
もちろんこの時期には
もう見られない。


スジボソヤマキチョウや
クジャクチョウが
道端を飛び回る。


農業用水路脇に
早くもゲンノショウコの
白い花が咲き始めている。


2年前
赤花と白花の
ゲンノショウコ
両方咲いているのを
見つけたのは
この道だった。

(2017.9.10撮影)

注意深く歩いたが
残念なことに
草刈りされていて
見あたらない。


関西地方には
赤花が多く
関東地方には
白花が多いと聞く。


信州木曽では
白花が多いのだが
赤花と混生している
貴重な(自分が思っているだけなのだが)場所
だったのに・・・。


刈られた後
もう一度伸び出し
花をつける秋に
期待しよう!





無事木曽到着 台風を引き連れて

2019-07-28 08:31:16 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  17.9℃     昨日の最高気温  22.5℃
木曽町新開      午前7時の気温  19.5℃     今朝の天気    曇り

昨日のブログで
台風と一緒に
木曽に向かいますと書いたが
本当にそんな感じだった。


大阪を発った時から
降っていた雨は
名神高速に入ると
激しさを増したが
風は強くない。


土砂降りの雨が
関ケ原を越えるまで
降り続いた。


中央道では
小降りになり
19号でも
ほとんど小康状態
風もほとんど感じない。


そんな中夕方に
無事木曽到着
やれやれだ。


到着して驚いたが
台風は太平洋沿いではなく
北東に進み
長野県辺りで
熱帯低気圧に
変わっていた。


信州に本当に台風を
連れて来てしまった。(笑)


今朝
山々に雲はかかるが
雨はすっかり上がり
天気は回復しそうだ。


孵る前に
草刈りをしたのに
オオバコは元気に
伸びてきている。


オカトラノオの白い花が
まだ数本見られる。


クズのツルに絡みつかれ
倒れているものまである。


ウツボグサは終盤
申し訳なさそうに
紫色の花をつけている。


あちらこちらで
ニョキニョキと
ウバユリの蕾が
大きく生長してきた。


台風一過
これで信州の梅雨も
明けてほしいものだ。







カルガモの雛 行方不明

2019-07-27 06:58:59 | 散歩道の鳥たち

大阪アメダス    今朝の最低気温  26.3℃   昨日の最高気温  34.4℃   天気  雨
開田高原アメダス  今朝の最低気温  18.2℃   昨日の最高気温  26.1℃

2年ぶりに
カルガモの雛を見た。


見た日は
7月20日
もう一週間も前の話だ。


川へ降りる
階段に親子で
休憩中だった。


邪魔をしないように
そっと近づき
上から1枚だけ
シャッターを切った。


ところが
散歩中注意していても
親子の姿は見られない。


散歩のあとも
自転車で
上流や下流を走っても
見つからない。


1か月ほど前にも
木曽に行っている間に
カルガモの雛が
孵ったそうだ。


ところが
この子たちも
数日で姿を
消してしまったと言う。


毎年のように
この川で
子育てしていた
カルガモだが
雛の孵化は
去年なかった。


相変わらず
コサギやアオサギは
元気に飛び回っている。




カルガモの雛たち
どこかで
元気に育っていてほしい!




今日は
台風と一緒に
木曽に向かいます。(笑)
コメント欄は閉じています。

ヒメマツヨイグサで 再度実験

2019-07-26 07:41:22 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  26.0℃   昨日の最高気温  34.4℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.5℃   昨日の最高気温  26.5℃

先日
アカバナユウゲショウの
種子散布は
雨滴散布だと言う
ブログを載せた。




結構反響があって
コメントだけでなく
メールまでいただいて
恐縮している。


その折
マツヨイグサの仲間も
雨滴散布植物ですと
記載してあったので
実験をやったのだが
果実が開かないのは
どうしてなのだろう?
と知り合いから
メールをいただいた。


実は
マツヨイグサの仲間で
この種の実験は
やったことが
なかった。


自分の目で
確かめたこと以外は
記載すべきではない
と思ったが後の祭り。


そこで梅雨が開けて
晴れが続いているので
ヒメマツヨイグサの
果実で再度実験を
することにした。


今回は本格的に
三脚でカメラを固定し
バックの処理も考えて
写真撮影した。


100均のスポイトで
水を1滴垂らすところから
スタート!


果実の先端についた
水は徐々に
果実に吸い込まれていく。


すると4弁の内
2枚が開き始めた。


見る見る開いていく
内側には種子が
びっしりとついている。


ほぼ2弁が
開き終わると
反対側の2弁が
開き始めた。


結構早い!
目に見えて開くのが
分かる。


4弁すべて
開くのに
3分50秒しか
かかっていない。


続けて雨粒が
落ち続けていれば
種子は確実に
雨に流されて
散布されるだろうと
予測できる。


この実験をしてみて
水滴で開かなかった原因は
果実が熟していない
乾燥が不十分
と言うことが考えられる。


この結果を
きっちり知り合いには
メールしておいた。


数秒ごとに
シャッターを切り
この写真の5倍ほど
撮影しましたが
ピックアップして
掲載しました。





ノブドウ ヤブガラシに似た花

2019-07-25 07:14:15 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  26.8℃   昨日の最高気温  33.6℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  18.4℃   昨日の最高気温  26.8℃

散歩道で
ノブドウの花が
咲いている。


前回木曽に行く前に
花を見ているので
かなり長い間
咲いていることになる。


蔓の先端では
今が盛りと
花が咲いているが
蔓の根元の方では
もう緑色の
果実ができている。


花を咲かせながら
果実を実らせる
特技を持つ植物だ。


花をよく見ると
花弁が5枚
雄しべが5本
真ん中に
1本の雌しべがある。


ところが
花を眺めていると
花弁が6枚
雄しべも6本ある花も
結構見られる。


花のつくりは
ヤブガラシの花と
よく似ている。

(ヤブガラシの花 花弁4枚 雄しべ4本)

蜜もたっぷりあり
花盤の上が
蜜で輝いている。


多くの昆虫が
やって来て
賑わっている。




夏が過ぎる頃
色とりどりの
果実ができる。

(2018.11.11撮影)

花は昆虫たちの
大切な蜜源植物
果実は我々の目を
楽しませてくれる
嬉しい植物だ。

この果実を
焼酎につけて
薬として飲む
地方もあるそうだ。





オオバナミズキンバイ 侵略的外来生物

2019-07-24 07:45:54 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  25.5℃   昨日の最高気温  31.9℃   天気  晴れ
開田高原アメダス  今朝の最低気温  15.0℃   昨日の最高気温  25.8℃

いつもの散歩道の逆方向
川の上流に向かって
歩いてみた。


昨年の同じ時期
中南米原産の
特定外来生物
オオバナミズキンバイの
群生している場所を
見つけたので
行政に連絡をした。


その場所が
どうなっているか
気になったからだ。


小学校を通り過ぎると
遠目にも
去年より繁殖している
オオバナミズキンバイの
黄色い花が
目に飛び込んでくる。


確か去年は
7月31日に
刈り取り終了しましたと
土木部河川課から
メールをいただいた。


心配していた通り
昨年より生育場所が
広がっているように
思える。


結局
刈り取っても
根が残り
切り刻まれた
茎や葉から
再生するのだろう。


その証拠に
この川の下流域で
群落とまで行かないが
繁殖が見られる。


それほど厄介な
特定外来生物
オオバナミズキンバイなのだ。


このブログを作成したら
また河川課に
メールすることにする。


駆除は早め早めに
越したことはない。





クマゼミ 丸太へ産卵

2019-07-23 07:53:03 | 昆虫など

大阪アメダス    今朝の最低気温  24.0℃   昨日の最高気温  30.9℃   天気  曇り
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.2℃   昨日の最高気温  20.5℃

台風崩れの
温帯低気圧に向かって
暖かく湿った風が
吹き込んでいるせいか
昨日の大阪は
雨が降ったりやんだりの
天気でした。


雨のやみ間を見て
いつものコースを
歩きました。


公園では
相変わらずの
クマゼミの蝉しぐれ!


あまりにも
たくさんのセミが
鳴いている姿を見て
カップルの女性が
悲鳴を上げながら
小走りで公園から
出てしまいました。


大きなセミが
木にとまって
大声で鳴く姿に
恐怖を覚える方も
多いと聞きます。


そんな姿を横目に
そろそろ交尾の姿が
見られるのではと
木の下に立って
口を開けながら
見あげている爺さんも
かなり恐怖かも?!


結局
交尾している
クマゼミは
見られませんでしたが
産卵しているセミを
見つけました。


それも
枯れ枝ではなく
ソメイヨシノの木を
支える支柱の丸太に
産卵しています。


産卵管を
丸太に突き刺し
腹部の先を
小刻みに動かしながら
産卵しています。


何卵か産みつけると
少し上に移動して
同じ動作を
繰り返します。


産み付けた痕は
キリで無理やり
穴を開けてように
ささくれだっています。


すぐそばで
シャッターを
切っていても
産卵に夢中で
逃げるそぶりは
ありません。


交尾の写真のあと
産卵の写真をと
考えていたのに
順番が変わって
しまいました。



マンリョウの花 そばかす美人

2019-07-22 07:52:50 | 日記

大阪アメダス    今朝の最低気温  26.0℃   昨日の最高気温  32.1℃   天気  雨
開田高原アメダス  今朝の最低気温  16.8℃   昨日の最高気温  23.8℃

散歩道の公園に
マンリョウの木がある。


かなり藪の中で
小さい木だ。


クマゼミの抜け殻の
写真を撮ろうと
分け入った時
花が咲いていることに
気が付いた。


お恥ずかしい話
マンリョウの花を
じっくり見るのは
初めてのこと。


しゃがみ込んで
カメラを向けるが
お尻に植物が当たり
どうも居心地が悪い。


何度も座り直し
場所が決まった。


白い小さな花が
下向きに咲いている。



なんと
そばかすだらけの
花なんだ!


マンリョウの葉を
透かして見ると
黒い腺点があるのは
知っていたが
花弁や黄色い雄しべにまで
腺点があったとは。


まるで
そばかす美人だ。


花弁は反り返り
黄色いくっついた
雄しべの真ん中から
雌しべが長く
伸びている。


こんな感じの花
見たことがあるぞ?!


しばらく考えた末
ヒヨドリジョウゴの花に
似ていることを
思い出した。


大きさは違うが
ヒヨドリジョウゴの花も
花弁が反り返り(反り返りすぎ!)
くっついた
雄しべの真ん中から
雌しべが伸びていた。

(ヒヨドリジョウゴの花 2018.5.29撮影)

とにかく痒い!
突然舞い込んだ獲物に
公園中のやぶ蚊が
集まってきたようだ。


愛の献血は
ほどほどにして
顔や首筋を
ボリボリかきながら
這う這うの体で
逃げ出した。