木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

マツの花 風まかせ

2020-04-05 07:26:29 | 日記

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確か去年の暮
『マツ球果 松ぼっくり』
ブログで紹介した。


この時期
マツは花の季節を
迎えています。


松葉が茂る上に
長く伸びているものが
マツの花です。


松葉のすぐ上
花の下の方には
りん片におおわれた
雄花がたくさん
ついています。


りん片には
花粉のうがあり
花粉がいっぱい
詰まっています。




風で飛ばされる
花粉ですので
とても小さく
辺り一面
黄色くなっています。


一番先端には
やはりりん片に
おおわれた
雌花がついています。


写真からは
見えませんが
りん片の内側には
将来種子になる
2個の胚珠(はいしゅ)が
ついています。


アブラナなど
胚珠が子房に
包まれている植物を
「被子植物」と
呼びますが
マツは胚珠が
むき出しになっているため
「裸子植物」と
呼んでいます。


もちろん
花弁も萼片も
ありません。

(去年の春受精した球果 種子ができるまでには1年半かかる)

綺麗な花を咲かせ
虫を呼ぶ植物とは違い
花粉も種子も
風ませと言うマツは
植物界のフーテンの寅さんか?!


裸子植物の生殖器官は
花と呼ぶのは間違いだと
聞いたこともありますが
あえて花と呼びました。