木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

フキの花 複雑な花です

2020-04-17 07:08:36 | 木曽Now

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今年も
蕗の薹を天婦羅で
美味しくいただいた。


毎年
天婦羅やフキ味噌で
お世話になっているのに
花をじっくり
観察したことがない。


キク科には珍しい
雌雄異株なのだが
今回どんな花を
咲かせているのか
調べてみた。


雄株の花は
筒状花で
花の真ん中に
こん棒のような
柱頭がある。


単純な雄花ではなく
雌しべも持つ
両性花のようだ。


まわりにたくさん
白い花粉が
ついている。


柱頭が伸びる時
花粉を押し出している?
のだろうか。


もちろん
この柱頭は
雌しべの役目は
果たさない。


一方
雌株の花には
雄しべが
見あたらない。


筒状花から
紐のような雌しべが
出ているだけだ。


その先は
これから
2裂するようだ。


雌花の中心部に
形態の違う
花がいくつか
かたまっている。


花を分解しないと
この花が
どんな花か
よく分からない。


これだけでも
フキの花は
雄株に雄花
雌株に雌花と言う
単純な花ではない
不可解な花だ。


今回調べてみて
フキの雄株と雌株の
見分け方が
分かってきた。


見た目が
黄色っぽい花は
ほとんど雄株で
白っぽい花は
雌株のことが多い。


また
大きな蕗の薹は
雌株のことが
多いよいうだ。