木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ミズバショウ 花が咲き始めました

2020-04-23 07:25:44 | 木曽Now

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木曽町新開      午前7時の気温  -3.5℃      今朝の天気   晴れ(一面の霜)

開田高原の
ミズバショウも
ようやく花が
咲き始めました。




ミズバショウと言えば
夏が来れば 思い出す はるかな尾瀬と
歌われるため
夏の花だと
思われがちですが
まだコブシやサクラも
咲かない開田高原で
いち早く咲く花です。


尾瀬では更に遅く
5月下旬から
6月にかけて
咲く花です。


花が咲くと
言いましたが
花びらのように見える
白い部分は
仏炎苞(ブツエンホウ)。


葉の一種で
本当の花は
中央の黄色い
コーンのような
部分が花です。


よく見ると
一つの花ではなく
小さな花がたくさん
集まっています。


花の集まりを
花序と呼んでいますが
ミズバショウの
花の集合は
肉穂花序(にくすいかじょ)と
呼ばれています。


花弁は小さな4枚の
黄緑色の花被片に
退化しています。


雄しべや雌しべは
花被片の中心から
伸びてきます。


まず最初に
雌しべが伸びてきて
受粉可能な
状態になります。


そのあと
1本の雄しべが伸びだし
花粉を出します。


そして
4本ある雄しべが
順番に伸びて
花粉を出します。


一度に雄しべを
出さないのは
寒い時期に
花を咲かせるための
工夫のひとつ
かもしれません。


ハエの仲間が
受粉の手助けを
しているようですが
やって来ているのを
見たことがありません
花のそばに行くと
良い匂いがします。


虫が来なくても
自家受粉できるので
心配はないようです。