木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

落葉松の球果 松ぼっくり

2019-12-29 07:28:39 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -11.7℃    昨日の最高気温  -1.1℃    積雪  9cm
木曽町新開      午前7時の気温  -10.0℃      今朝の天気  晴れ

昨日は
今季初めての
真冬日でした
どうりで散歩していても
寒かったです。



カラマツの
松ぼっくりを
ご存知でしょうか?


松ぼっくりと言えば
アカマツ・クロマツの
球果のことなんですが
あえて松ぼっくりと
呼ばせてもらいます。


バラの花にも似た
可愛い松ぼっくりです。


散歩していると
たくさん落ちています。


このカラマツの種子は
マツの種子と
似ているのでしょうか?


やはり地面に落ちている
松ぼっくりには
種子が入っていないようです。


敷地内のカラマツの
松ぼっくりから
取り出した種子です。


マツの翼を持つ
種子とよく似ていますが
翼も種子も小ぶりです。


同じように
鱗片の間の種子が
風で飛ばされて
種子散布します。


長野県は
人工林の半分以上が
カラマツと言われています。


家の周りでも
開田高原でも
カラマツ林が多く
見られます。

(2019.4.28撮影)

春の芽吹きの頃
秋の紅葉
葉を落とした
冬の立ち姿
どの季節も絵になる
カラマツです。

(2019.4.28撮影)

北原白秋の詩『落葉松』

からまつの林を過ぎて、
からまつをしみじみと見き。
からまつはさびしかりけり。
たびゆくはさびしかりけり。
・・・


を思い出しながら
カラマツ林を
毎日歩いていました。



明日から年末年始の
お休みに入ります
今年一年間
拙いブログを
読んでいただき
またコメントを
たくさんお寄せいただき
本当にありがとうございました。


来年再開予定は
新年6日ごろを
予定しています
再開しましたら
またよろしく
お願いいたします。


皆さま
どうぞよいお年を
お迎えください。


昼から大阪に帰ります。

マツの球果 松ぼっくり

2019-12-28 08:03:57 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -9.5℃    昨日の最高気温  4.1℃    積雪  10cm
木曽町新開      午前7時の気温  -9.0℃      今朝の天気  晴れ

散歩の途中
落ち葉の上に落ちている
松ぼっくりを
よく目にします。


皆さんも
マツの球果
松ぼっくりは
見たことがあると
思いますが
マツの種子は
どうでしょう?


見たことがないと言う方も
多いのでは
ないでしょうか?


見たことはないが
食べたことがある?
韓国料理や
イタリア料理に
よく使われるそうですね。


地面に落ちている
松ぼっくりには
ほとんど種子は
入っていません。


松ぼっくりの
鱗片の間に
種子は入っています。


風で飛ばされるため
風受けの翼がついた
種子です。


松ぼっくりが熟すと
秋の晴れてよく乾燥した日
鱗片が開いて
種子がクルクルまわり
風に乗って
散布されます。


種子を飛ばし終わった
松ぼっくりは
役目を終えて
地面に落下します。


地面に落ちた種子は
湿気のある場所だと
すぐ翼から
外れてしまいます。


いつまでも
翼がついていると
どこまで飛ばされるか
分からないからでしょう。


雨の後
鱗片が閉じた
松ぼっくりを
拾ってきたのに
気づいたら
開いていたと言う
経験があるかもしれません。


湿気の多い時
種子を遠くに
飛ばすことができないので
松ぼっくりは
鱗片を閉じています。


種子を飛ばす
タイミングを計って
空気中の湿度によって
鱗片を閉じたり
開いたりしているのです。


そこで
拾ってきた松ぼっくりが
どれくらいの時間で
閉じるのか
実験してみました。

(10:30)

部屋の中で
乾燥し切った
松ぼっくりを
完全に水の中に
つけて見ました。

(10:33)

あとは
定期的に三脚に据え付けた
カメラで撮影を
続けました。

(10:46)


(11:04)


(11:17)

夕方が迫ってきたので
完全に閉じるまで
待てませんでしたが
約30分で種子が
風で飛ばない程度まで
鱗片を閉じることが
分かりました。

(11:30)


(11:50)




久しぶりの木曽馬

2019-12-27 07:18:31 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  1.4℃    昨日の最高気温  3.4℃    積雪  5cm
木曽町新開      午前7時の気温  1.5℃      今朝の天気  雨


昨日は昼前から
雨が降り出した。


雪にいつ変わるのかと
心配したが
夕方まで
雨が降り続き
まだ降り続いている。


先日
お天気の良い日に
久しぶりに
木曽馬に会いに行った。


この時期は
手前の放牧場には
出してもらえず
厩舎奥の牧場にいる。


御嶽山が青空のもと
くっきりと見え
雪の上の木曽馬と
素晴らしい
ロケーションだった。


雪の上に置かれた
飼葉を食む音が
耳元まで届く。


差し出した手の
匂いを嗅ぐためか
鼻先を近づけてくるので
手がべたべたになる。


さすがこの時期
観光客のいない牧場で
木曽馬たちと
ゆっくり再会できた。



冬枯れの様子 

2019-12-26 07:17:30 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -3.6℃    昨日の最高気温  5.7℃    積雪  10cm
木曽町新開      午前7時の気温  -2.5℃      今朝の天気  曇り

朝の散歩で見かけた
冬枯れの植物たちの様子を
紹介します
雪が降る前です。


夏に
真っ白な花を咲かせていた
サラシナショウマ
カサコソと音を立てて
風に揺れています。


果実の殻をのぞくと
種子は飛んだ後で
まったく残っていません。


まだ
残っているのは
クサボタンの果実です。


しっかり
くっついていると
思っていましたが
まだこんなに残っています。


同じような果実
ボタンヅルも
木に絡みついたまま
果実をたくさん
残しています。


いったい
いつになったら
種子散布
完了するのだろ?

昨日通ったら
幾分少なくなっていました。


花が咲いているように
見えるのは
ツキミソウの仲間だ。


もちろん
果実の殻だけだが
名残惜しそうに
寒空に立ち尽くしている。


ススキの草原は
枯れススキの風情も
少し残っていますが
種を飛ばし終わった
たくさんのススキが
林立しています。




雪が降り積もる度に
冬枯れの様子もどんどん
変化していくようです。








御嶽山落日

2019-12-25 07:40:32 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 -10.1℃   昨日の最高気温   1.8℃    積雪   10cm
木曽町新開      午前7時の気温  -7.0℃     今朝の天気   晴れ

冬至が過ぎて
日の入りの時刻も
これから
少しずつ遅くなる。


長野県の日没時刻は
およそ16時37分
ライブカメラで
雲の様子を見て
毎日のように
木曽馬の里へ
出勤?している。


昨夕も
いつものように
出かけた。


いつも
親切に写真のことを
教えていただいている
Sさんはもう
三脚を立てておられる。


すぐ横で
色々お話を伺いながら
日没を待つ。


冬至過ぎの太陽は
御嶽山のかなり
南側に落ちて行く。


冷たかった雪の色が
一段と温かさを増す。


薄いオレンジ色の
絨毯が広がっていく。


焼けそうな予感もするが
山の手前
黒っぽい雲が気になる。


北から南の方へ雲が
ゆっくり動いていく。


太陽が落ちたあたりから
徐々に焼け始めた。


朱色の染まった
薄い雲が頭の上まで
広がり始めた。


焼けてきた!
コナラのあたりの
夕焼けの色は
怖いぐらいの色だ。


クライマックスは
ものの数分
今度はどんどん
赤味が薄れていく。


朱に染まっていた空が
どんどん青さを
取り戻していく。


それにつれて
一番星
金星の輝きが増し
御嶽山の落日ショーの
終演です。







雪の朝の散歩

2019-12-24 07:32:30 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -2.4℃   昨日の最高気温   3.2℃    積雪   10cm
木曽町新開      午前7時の気温  -3.0℃     今朝の天気   晴れ


雪の積もった
林の中を散歩した。


アメダスの積雪は
15cm
充分スニーカーで
歩けそうだが
念のため長靴を
履いて出てきた。


防寒対応の長靴は
やけに重たい。


歩き始めから
ふくらはぎに
負担が来る。


今季初めての
雪の中の散歩
慣れないせいか
何度もふらつく。


雪を踏みしめる音と
樹上から落ちる雫や
雪の音以外
聞こえるのは
小鳥のさえずりだけ。


フィールドサイン
動物の足跡は
シカかカモシカの
足跡のみ。


突然
羽ばたいて逃げ去る
鳥に驚かされる。


コースの半分ほど
過ぎると
じんわり汗が出てくる。


何度も歩いている道
雪と長靴のせいで
倍以上疲れる。


樹上からの落雪が
頭を直撃!
首筋に雪の塊が入り
縮み上がる。


凍てついた雪なら
怪我していたかも?
新雪でよかった。


ようやく県道に出て
健康ラボで
暖かいコーヒーで
癒された。


ついに珍客の姿を!

2019-12-23 07:42:23 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -0.9℃   昨日の最高気温   3.5℃    積雪   15cm
木曽町新開      午前7時の気温  -2.0℃     今朝の天気   晴れ

昨夕からの雪が
15センチを超えた。


今朝は一面雪景色
木曽に来て初めての
本格的な雪だ。





我が家に
珍客が来るようになって
もう何年になるだろう。


敷地内でリスを
見つけたのが
きっかけで
クルミを餌台に
置くようになった。


何か月も
食べた様子がなく
あきらめていたのだが
突然毎日3個ほど
クルミが減るようになった。


注意して見ていると
デッキの上をリスが
小走りでやって来て
クルミをひとつずつ
運んで行く
姿が見られるようになった。


ところが
今年の7月の初め
デッキの一番端
大きなマツの木を
伐ってもらった。




マツの木が
太くなりすぎてデッキを
壊し始めたからだ。






それ以来
リスはピタリと
来なくなった。


マツの木に巣が
あったのか
様子が変わって
警戒したのかは
分からない。


ところが
先日からまたクルミが
数個ずつ
減り始めた。


また
リスが戻ってきたのだ!


そして
初めてその姿を
カメラでとらえた!


警戒心の強いリスだが
部屋の中を
のぞきこむ姿と走る姿を
撮影することができた。


今後はもっと鮮明に
撮影できるよう
工夫したい。




木曽福島スキー場 手筒花火パフォーマンス

2019-12-22 07:23:55 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.6℃    昨日の最高気温  4.9℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -5.0℃      今朝の天気  晴れ

木曽福島スキー場が
予定通り昨日
12月21日オープンした。


オープン記念イベントは
雪上の手筒花火パフォーマンス。


手筒花火は
静岡県湖西市新居町から
「遠州新居手筒花火保存会」の
皆さんが来て
手筒花火が盛大に
行われた。


静岡県湖西市と
長野県木曽町は
同じ関所のある街として
友好都市関係を結んでおり
小学生たちが
交流を図って来たそうだ。


主催者等の挨拶の後
いよいよ手筒花火が
始まりました。


笛や太鼓
ほら貝が鳴り響くなか
次々に点火されて行きます。


威勢の良い掛け声とともに
何本もの手筒花火が
乱立する様子は
迫力満点
山に囲まれた
スキー場が
明るく照らし出され
火の粉が雨あられのように
降り注ぎました。


素晴らしい
オープニングイベントでした
遠州新居手筒花火保存会の皆さん
ありがとうございました。


静かな山の中
木曽の素晴らしい
クリスマスプレゼントに
なりました。


手筒花火を打ち上げた後の竹筒は
厄除けになるとのことで
ひとついただいてきました。





ふきのとうさん もういちどおやすみなさい

2019-12-21 07:33:06 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -5.7℃    昨日の最高気温  4.9℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -5.0℃      今朝の天気  晴れ

ふきのとうさん
いくらなんでも
はやすぎませんか?


ゆきもなく
おひさまはあたたかいですが
いまは
まだしわす
12月です


いくらあにきが
つちをおしのけ
おちばをかかきわけ
かおをだしたからといって
きょうだいすべてが
かおをださなくても


ほんかくてきな
ふゆはこれからですよ
ゆきもたくさんつもりま
はるはまだまださきですよ


もういちど
つちのなかには
もどれないでしょうね


おちばのふとんを
かけてあげますから
もういちど
おやすみなさい


はるかぜがふいて
ゆきがとけてから
もういちど
げんきにかおを
だすのですよ




スイカズラ 冬を耐え忍ぶ姿

2019-12-20 07:33:13 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温  -0.9℃    昨日の最高気温  7.2℃    積雪  0cm
木曽町新開      午前7時の気温  -1.5℃      今朝の天気  晴れ

初夏の頃
白い花を咲かせていた
スイカズラの様子を
見てきました。

(2019.7.6 撮影)

葉は紅葉して
しっかり残っています。


スイカズラの別名は
忍冬(ニンドウ)と言います。


夏のような
たくさんの葉は
見られません。


不必要な葉を落とし
少しだけ葉を残して
寒い冬を
耐え忍んでいるようです。


霜で赤く紅葉したり
葉を丸めて
冬を忍ぶ姿は
とても健気です。


常緑でも落葉でもない
性質を半落葉と
呼んでいます。


花は甘い香りがして
たくさんの虫たちを
集めていたのに
果実はとても地味です。


あれだけ咲いていた
花の多さの割に
果実は少ないように
感じます。


坊主頭の
てっぺんだけ
毛を生やしたような
面白い果実です。