【NQNニューヨーク=戸部実華】米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は11日の講演で、「雇用と景気状況が引き続き堅調ならば、緩やかで予測可能な方法で保有資産の縮小をすぐにでも始めるのが適切」と述べた。もっとも、「資産縮小の開始後は物価上昇を見極めた上で次の追加利上げを考えたい」と追加利上げには慎重姿勢を示した。
FRBは今年2回の利上げを決め、量的緩和で膨らんだFRBの保有資産(バランスシート)の正常化を始めるのに十分な水準になったとの認識も示した。経済を冷やさず過熱もさせない中立的な金利水準である自然利子率は「実質ベースで中期的にゼロに近いとみられ、そうであれば金融政策を中立姿勢に移行させるためのFRBの追加的な作業は多くはない」とも指摘した。
ブレイナード理事は米連邦公開市場委員会(FOMC)で常に政策を決定する投票権を持つ。金融政策には慎重な「ハト派」として知られている。
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年内は、資産縮小開始 → 利上げ の順番ではないかと、私は予想します。
FRBは今年2回の利上げを決め、量的緩和で膨らんだFRBの保有資産(バランスシート)の正常化を始めるのに十分な水準になったとの認識も示した。経済を冷やさず過熱もさせない中立的な金利水準である自然利子率は「実質ベースで中期的にゼロに近いとみられ、そうであれば金融政策を中立姿勢に移行させるためのFRBの追加的な作業は多くはない」とも指摘した。
ブレイナード理事は米連邦公開市場委員会(FOMC)で常に政策を決定する投票権を持つ。金融政策には慎重な「ハト派」として知られている。
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年内は、資産縮小開始 → 利上げ の順番ではないかと、私は予想します。