「運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。インデックス・ファンドは、面白くもおかしくもないが、とにかく結果が出る。 (中略) 長期的にはほとんどのポートフォリオ・マネジャーを打ち負かしている」 (本書より)
「投資に成功するということは、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績をあげることでもない。自ら取りうるリスクの限界の範囲内で、投資目的達成のため、市場の現実に即した長期的な投資計画、特に資産配分方針を策定し、市場の変動に左右されず、強い自己規律の下で、その方針を守ってゆく、ということだ。そうすれば、長期的な経済成長に見合う各資産の長期リターンを獲得することができる」 (訳者あとがきより)
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Winning the Loser's Game, 6th edition: Timeless Strategies for Successful Investing: Charles D. Ellis:
名著「敗者のゲーム〈原著第6版〉」(チャールズ・エリス)を読みました。
”運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。”
ベンチマークに連動するETFへの投資が適切であることを再認識しました。
市場平均に勝つための方法として、以下の4つを挙げ、理論上は可能であるものの、実行が難しいことが記されています。
①市場タイミングの選択
②個別銘柄または特定グループの選択
③ポートフォリオの構成ないし戦略のタイムリーな変更
④優れた長期投資コンセプトもしくは投資哲学の開発、商品化
①、②は、個人的には、淡い期待が少しはまだあると考えますが、ETFのバイ&ホールドがメインで、サブシナリオでしょう。
③は、アクティブファンドが主にやっていますが、アクティブファンドにとっても難易度が高いでしょう。自分には無理です。そんなことやる時間もないし。でも、③を実行してうまくできる人がいたら、凄いと思います。
④は、そういうものがあったら理想だとは思いますが、長期的には存在できないでしょうね。
「投資に成功するということは、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績をあげることでもない。自ら取りうるリスクの限界の範囲内で、投資目的達成のため、市場の現実に即した長期的な投資計画、特に資産配分方針を策定し、市場の変動に左右されず、強い自己規律の下で、その方針を守ってゆく、ということだ。そうすれば、長期的な経済成長に見合う各資産の長期リターンを獲得することができる」 (訳者あとがきより)
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Winning the Loser's Game, 6th edition: Timeless Strategies for Successful Investing: Charles D. Ellis:
名著「敗者のゲーム〈原著第6版〉」(チャールズ・エリス)を読みました。
”運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。”
ベンチマークに連動するETFへの投資が適切であることを再認識しました。
市場平均に勝つための方法として、以下の4つを挙げ、理論上は可能であるものの、実行が難しいことが記されています。
①市場タイミングの選択
②個別銘柄または特定グループの選択
③ポートフォリオの構成ないし戦略のタイムリーな変更
④優れた長期投資コンセプトもしくは投資哲学の開発、商品化
①、②は、個人的には、淡い期待が少しはまだあると考えますが、ETFのバイ&ホールドがメインで、サブシナリオでしょう。
③は、アクティブファンドが主にやっていますが、アクティブファンドにとっても難易度が高いでしょう。自分には無理です。そんなことやる時間もないし。でも、③を実行してうまくできる人がいたら、凄いと思います。
④は、そういうものがあったら理想だとは思いますが、長期的には存在できないでしょうね。