goo blog サービス終了のお知らせ 

ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

敗者のゲーム 原著第6版

2017-01-29 09:10:36 | Weblog
「運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。インデックス・ファンドは、面白くもおかしくもないが、とにかく結果が出る。 (中略) 長期的にはほとんどのポートフォリオ・マネジャーを打ち負かしている」 (本書より)

「投資に成功するということは、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績をあげることでもない。自ら取りうるリスクの限界の範囲内で、投資目的達成のため、市場の現実に即した長期的な投資計画、特に資産配分方針を策定し、市場の変動に左右されず、強い自己規律の下で、その方針を守ってゆく、ということだ。そうすれば、長期的な経済成長に見合う各資産の長期リターンを獲得することができる」 (訳者あとがきより)

---------------------

Winning the Loser's Game, 6th edition: Timeless Strategies for Successful Investing: Charles D. Ellis:

名著「敗者のゲーム〈原著第6版〉」(チャールズ・エリス)を読みました。

”運用機関が市場に勝てないのであれば、市場を忠実に反映する、つまり市場に負けないインデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだ。”

ベンチマークに連動するETFへの投資が適切であることを再認識しました。

市場平均に勝つための方法として、以下の4つを挙げ、理論上は可能であるものの、実行が難しいことが記されています。

①市場タイミングの選択
②個別銘柄または特定グループの選択
③ポートフォリオの構成ないし戦略のタイムリーな変更
④優れた長期投資コンセプトもしくは投資哲学の開発、商品化

①、②は、個人的には、淡い期待が少しはまだあると考えますが、ETFのバイ&ホールドがメインで、サブシナリオでしょう。

③は、アクティブファンドが主にやっていますが、アクティブファンドにとっても難易度が高いでしょう。自分には無理です。そんなことやる時間もないし。でも、③を実行してうまくできる人がいたら、凄いと思います。

④は、そういうものがあったら理想だとは思いますが、長期的には存在できないでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする