前回に続いて今回も、この夏の異常な暑さについて一筆。
津軽では古くから「ねぷたが終われば秋風が吹く」と言われてきた。だが、今夏のこの暑さに何やら〝怪しく〟なってきたようだ。これからは、この地球温暖化を考えれば「ねぷたが終われば〝猛暑〟がくる」となるのではないかと冗談抜きで思わざるを得ない。
弘前市では8月10日39.3度を記録。これは県内観測史上最高気温を52年ぶりに更新である。この猛暑で農作物への影響が懸念されている。日当たりのよい場所にあるリンゴは日焼けの被害が見られており、通常であればこれから着色を促す葉取り作業となるのだが葉を取れば日焼けの恐れが高まるので「今年は葉取らずリンゴが増えるだろう」と関係者は話している。これはリンゴに限らず、イチゴ、メロン、トマト等にも影響していると言う。農家の人達は本当に大変である。
この猛暑に、例年であれば我が家の周りをウロウロする足長蜂も〝外出〟を控えているのか姿が見えないが、その方がよい。油断するといつの間にか巣を作っているのだから。蜂ばかりではない。夜になるとそろそろ鳴き出す秋の虫の声もまるで聞こえない。この暑さは一体いつまで続くのか。
炎帝様、そろそろお帰りのお仕度をしてはどうでしょうか‥‥?