津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2003年5月

2003年05月01日 | 日記
津軽地方は冬将軍一座が半年間の休演に入り、入替わりに薫風印一行様が水仙やら福寿草やらを引き連れて春期興行に入った。長いとは言えない期間ではあるが、待望の春到来だ。
桜、梅、辛夷が一斉に開花。桜と言えば弘前を始め、県内各地で桜祭りが今やたけなわ(これを書いている時点で)である。
桜を愛でる?のも悪くはないが、たまには趣向を変えて、人知れずひっそりと咲く可憐な花を眺めるのもまた一興。
隣接する黒石市の郊外に雷山(いかずちやま)と言う、山と言うよりは小高い丘と言った方が相応しい山がある。そこがカタクリの花の大群落地として近年注目されている。私はまだ行った事はないのだが、地方紙の紹介によれば、広さ約3ヘクタールで「1ヶ所の規模としてはおそらく日本最大」との事。一般公開は今年で3年目とか。近くに「ランプの宿」で有名な青荷温泉があり、県内外の宿泊客の目を楽しませており、中々好評な様である。
心配されるのは盗掘やルールを守らずズカズカと踏み入り、荒されてしまう事だ。地元では、「カタクリ小径の会」を結成し、遊歩道の整備や保護活動にも力を入れている。
貴重な自然を保存するのも破壊するのも結局は我々人間次第である。
二山会の皆様は勿論、山行の際は自然を大切にしているだろうし、私も山菜採りの時は充分注意しているつもりだ。自然破壊は地球破壊に他ならないのだから。
皆様、一度雷山のカタクリの群落に是非どうぞ。
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