一年の平穏無事を願う1月1日であったのに能登半島地震が起き、お屠蘇気分はふっ飛んでしまった。何と言う事であろうか。連日のテレビニュースを見るにつけ、言葉を失ってしまう。特に家屋倒壊は余りにひどく、東日本大震災以上と言ってもよいだろう。
半島と言う特有の地形が災いしてか、道路陥没や寸断が至る所で発生し、救援物資搬入の大きな障害となってしまった。また、厳寒の中、避難所での過酷な生活環境での災害関連死も看過出来ない問題となっている。
被害が大きかった珠洲市や輪島市では救急搬送が連日数十人規模で続いている。中でも高齢者施設からの搬送が目立つとの事。
全国各地から医療関係者や自治体職員が救援に駆け付け尽力しているが、被災者の方々に寄り添う姿はニュースから充分伝わってくる。
何はともあれ、人命救助が最優先なのは言うまでもないが、前述したように折角避難していながら避難生活での「二次被害」は何としても防がなければならない。犠牲者をこれ以上増やさない為の知恵を国全体で絞らなければいけない。
現状を見れば復旧・復興は予想もつかないが、被災者の皆様には身体に気をつけ、とに角健康で過ごして欲しいと願うばかりだ。
末筆ながら、被災された皆様、ご遺族に謹んでお見舞いを申し上げます。