津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2013年8月

2013年08月01日 | 日記
 米俳優ジョニー・デップと言えば「パイレーツ・カリビアン」の人を食った、とぼけた海賊ジャック・スパロウの当たり役で知られる。その彼が、今度はおよそ縁がなさそうな西部劇の、それも先住民役に挑戦である。その映画は何と我々の世代には懐かしさこの上ない、あの「ローン・レンジャー」だから嬉しいではないか。「ローン・レンジャー」の先住民と言えば、これはローン・レンジャーの頼もしい相棒トントに決まっている。
 だが、ジョニー・デップのトントは、かつてのジェイ・シルバーヒルズが演じたトントとは何か趣が違うようだ。それもその筈、触れ込みが”聖なる力”を操る悪霊ハンターときているのだから。
 顔面に戦いの顔料を施した、人目を引くには充分なメイクで、ジャック・スパロウ顔負けである。
 2010年8月の「ぐだめ記」で少し触れているが、「ローン・レンジャー」は、テレビ西部劇として1949年シリーズ化され、1956年、劇場版として2回目の映画化となっている。
 我々の世代では、ウイリアム・テル序曲が流れる中の「ハイヨー シルバー」が懐かしいが、何と言ってもトントが話す「キモサベ」が仲間内で大いに流行り、何かにつけて「おい キモサベ 何とかかんとか」と、やたら使ったものだ。そのキモサベが数十年ぶりの復活である。
 此度の作品は我々が覚えているローン・レンジャーとはやや異質な感が無きにしも非ずだが、「パイレーツ---」と制作、監督、主演が同じトリオであるから、見所満載だろうと思う。
 ローン・レンジャーを知らない世代には西部劇を抜きに楽しむのも良し。知っている世代は、西部劇に多少こだわりつつ、往時と比較するも良し。
 この夏は「ローン・レンジャー」と「終戦のエンペラー」が熱い。(配給会社の回し者ではありません)
 キモサベ へばなぁ
コメント
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