津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2003年9月

2003年09月01日 | 日記
津軽地方は冷夏だと前号で記したが、8月も下旬になって漸く夏日が到来した。とは言っても太平洋高気圧の滞在は短く、ほんの2~3日。もっと早く来て欲しかった。トンボもちらほら姿を見せ始め、朝夕の風はもうすっかり秋の空気を運んで来ている。子供達には何とも涼しい夏休みであった事だろう。
思うに、私が小学生の頃(昭和30年代)、夏は今よりうんと暑かった気がする。朝のラジオ体操でハンコを押して貰い、朝食を済ませ、涼しい内に夏休み帳を片付け・・・まさかそんな事はない。夏休み帳は後回し。一に遊び二にも遊びの毎日だ。当時は学校にプールなんてなかった時代だから皆近くの川で遊んだし(仮にプールがあったとして、何人利用しただろう)。現在の様にコンクリートの護岸は勿論ないから、自然そのままの川で泳ぎ、魚採りをする楽しみは、到底プールでは味わえないものである。
朝から、夕方薄暗くなるまで川に庭にそして道路に子供達の群れ遊ぶ姿があった。
やがて「戦い済んで陽は暮れて」。夏休みも愈々終り近くなり、ツケが回って来る。夏休み帳の後片付けである。当時の川も、今ではすっかり様変りしてしまった。
「夏草や悪童どもが夢の跡」か。
コメント
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