津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2006年9月

2006年09月01日 | 日記
今回は我が村の自慢を一つ。
私の住む田舎館村(いなかだてむら)は米とリンゴを中心とする農村だが、弥生の昔、既に稲作が行われていた事を証する「垂柳(したれやなぎ)遺跡が」が発見され、同時に当時の人達の足跡も見つかり、一躍注目を浴びた。
遺跡発見を何とか村おこしに結びつけられないか色々検討した結果「よし、これだ」と考えついたのが田んぼアートであった。
平成13年度スタートしたが、当初は主に村民が、もの珍しさも手伝って見物に来ていたに過ぎなかったが、テレビ放映されたのがきっかけで県内外からもちらほら足を運ぶ人が増えてきた。平成15年度は「モナリザ」であったが、モナリザの下半分が膨らみ過ぎ」肥満のモナリザ」と酷評を受けてしまう。発奮した村当局は、それまで以上に緻密な計測をし、16年度は棟方志功の作品に挑戦して汚名返上。自信を持って17年度に挑んだ写楽の「二大大谷鬼次の奴江戸兵衛」と歌麿の「歌撰恋部・深く忍恋」は見る者を驚愕させる見事な出来に仕上がった。そして、今年度は俵屋宗達の「風神雷神図屏風」。
評判を聞きつけた県内外からの見物人で役場庁舎の天守閣は連日ごった返しており、県外ナンバーの車が多い事が、その盛況ぶりを物語っている。
9月24日、稲刈りが行われるが、皆さん、刈り取られる前に一度見物してはいかがですか。
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