津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2023.11

2023年10月31日 | 日記

 去る10月14~15日、沖縄県・与那国島の小学校体育館で「危機的な状況にある言語・方言サミット」が開かれた。これは2015年に始まり、コロナ禍で中止となった20年を除いて沖縄県や北海道、宮城県などで毎年開催されているとの事(全然知らなかったが)。
 何故、このようなサミットが開催されるようになったのか。それは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年、世界にある6千~7千語のうち約2500語を「消滅危機言語」に指定し、日本からは8言語が指定され、アイヌ語が「極めて深刻」に、与那国語、八重山語(以上沖縄県)が「重大な危機」に、宮古語、沖縄語、国頭(くにがみ)語(以上同)、奄美語(鹿児島県)、八丈語(東京都)が「危機」に分類されている。アイヌ語以外どれも初めて目にする語だらけで内心「へぇ-」と思ってしまった。
 所で、今年のサミットでは青森県から八戸市と青森市の男性2人が参加し、南部弁と津軽弁による軽妙な寸劇を披露して熱演に大きな拍手が送られたという。
南部弁、津軽弁は消滅危機語に指定されてはいないものの、昔からの弁を使う人が年々減ってきていると言えるだろう。若い世代ほど高齢者の話す津軽弁の意味を知らない人が多いのは実感している。私もたまに「?」の時がある。
各地方で古くから語られてきた温もりのある方言は紛れもない日本の文化と言ってもよいだろう。大事にしていきたいものである。
余談ながら津軽弁はよくフランス語に似ていると言われるが「んだべが~(そうかなぁ)」。
それではこの辺で。「へば まだなぁ(それでは また)」。

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2023.10

2023年10月03日 | 日記

 あの耐え難かった猛暑もようやく去り、津軽は秋らしい空気となってきた。明け方なんかは少し寒いくらいである。だが、ニュースを見ていると日本各地、まだ厳しい暑さが居座っているようで〝敵〟も中々しぶとい。どこの家庭もそうであったと思うが、今夏ほどエアコンを使用した年はかつてなかった。電気使用料のお知らせを恐る恐る開いてみたらアレ、思ったほど高額でなくて安堵した。何しろビクビクしていたのだから。光熱水費は低額に越した事はない。

 さて、これからは紅葉の季節となるが、同時にキノコ採りの時季ともなる。青森県内では今年山岳遭難が急増している。9月19までに56件発生し、62人が遭難しているとの事。これは2021、22年の年間件数・人数を既に上回っている。春のワラビ、タケノコもそうだが、これからのキノコ採りも油断大敵だ。

 青森県警によると、山菜採りの多くは「自分の庭のような感覚」で入山する為、殆どが軽装なのだと言う。また、沢山採れる〝秘密〟の場所は他人に教えたくない、と言う心理から単独入山する人が目立っているとも。まぁ、その気持ち分からぬでもないが、せめて家族にだけは入山場所を知らせておくべきだろう。万一遭難すれば自分一人の問題では済まなくなるのだから。

 キノコ採りを予定している方はくれぐれも注意の上にも注意を重ねて、ほどほどに楽しんで下さい。

 さあ 秋だ。これほど待ち焦がれた秋もない。

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