津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2023.4

2023年04月02日 | 日記

 この冬は、とに角雪が多かった。だが、3月に入って晴天・高温の日が続き、あれよあれよと言う間に目に見えて雪解けが進み、3月中旬にして周囲の積雪はゼロとなった。こんなに早い雪解けは近年珍しいと言っても良いくらいだ。自宅裏ではバッケ(ふきのとう)が「春だよー」と顔を出している。この晴天・高温で桜前線の北上も急ぎ足のようだ。
 因みに日本気象協会の3月23日発表の桜開花予想によれば青森市、弘前市は4月11日、八戸市が12日で、いずれも平年より11日も早く、満開が青森市は4月16日、弘前市が17日と見込んでいると言うが「おいおい、ちょっと待ってくれ」と言いたい。何もそんなに急がずにもっとゆっくりしてくれても何も困らないのに。
 想えば、私が子どもの頃、津軽ではゴールデンウィークと満開がピッタリ 合っていたものだ。当時(昭和30年代)はまだ観桜会(かんおうかい)と呼んでいたが、津軽では訛って「かんごかい」。普段、冠婚葬祭以外背広・ネクタイには縁のない農家のお父さん達もこの時ばかりはビシッと決め「紳士」然として家族と一緒に弘前公園へ繰り出したものである。当時は自家用車なんて殆ど持っていない時代だから当然列車利用であり、特別列車が運行されたりした。今は昔の懐かしい古きよき時代の光景が目に浮かぶ。
 この陽気でリンゴの開花も早まるらしい。いよいよ春本番の津軽だ。雪片付け時のあの「ぐだめき」も今はどこへやらである。「春の来ない冬はなし」を実感実感だ。
 末筆ながら、WBCは日本優勝。やりましたね。感動をありがとう!

コメント
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