津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2007年11月

2007年11月01日 | 日記
羊頭狗肉とまでは言わないが、天網恢々疎にして漏らさず。よくもまあ、次から次へと出てくるものである。以前、北海道名菓「白い恋人」の不祥事に触れたが、今度は「赤福」だと言う。白だ赤だと紅白汚名合戦でもあるまいに。
「赤福」は300年も続く老舗中の老舗であり、広辞苑にも掲載されているとか。江戸の昔からお伊勢参りの土産として庶民の口に親しまれ続けてきた名物である。その老舗が事もあろうに門前に店を構え、何年にも亘って不正な商いをしていたのだから罰当たりと言うしかない。あの世で代々の店主達は嘆いている事頻りであろう。
「赤福」のゴタゴタの最中に、今度は大館市で「比内地鶏」の偽装発覚である。「廃鶏」と言う聞き慣れない、いわばお役御免の鶏肉を使用して販売していたとの事。
「赤福」にしろ「比内地鶏」にしろ”商魂”もここまで逞しくなると呆れる他ない。消費者あっての商売である事をすっかり忘れてしまい、金儲けの為には少し位の偽装はやってしまえと言う事か。
苦労して築き上げてきた信用も、壊れるのは一瞬である。元の信用を取り戻す為の労力と時間は気の遠くなるものがある。津軽弁で言えば「どんだば!たんだでね会社だな」となろうか。訳せば「どうなってるんだ!どうにもならない会社だなぁ」となる。
悪事は千里を走るが、好事は門を出ないのが世の常である。
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