津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2004年11月

2004年11月01日 | 日記
天災は忘れたことにやってくる、と言うが今年の台風に限れば「何が忘れたころだ!」と、怒り恨みも頂点の極みであろう。3週間の間に21~23号と上陸。平年の上陸数は2~3個との事であり、過去最高でも6個と言うから、今年の10個は異常と言えるだろう。
テレビで見る各地の被害映像には只一言「何とひどい」との思いと同時に他人事とは思えない気持になる。と言うのも(私事で恐縮だが)20歳まで住んでいた所が、毎年の様に洪水に見舞われ、特に7,8月は、少しでも強い雨が降ろうものなら、又洪水になりはしないかビクビクして暮らした体験があるからだ。数え切れない洪水体験の中でも、最後(20歳)の時が一番ひどかった。胸までの泥水の中で、柱にしがみついて救助を待ち、ゴムボートで必死の脱出であった。正直、あの時はもう駄目かと思ったものである。嫌と言う程の体験から、各地の被害を見て被災家庭の気持は痛い程分かる。
併し、当時も30数年後の現在も殆ど変わっていないものがある。それは、自然の猛威の前には人はなす術もなく、何と無力な存在なのか、と言う事だ。
所で、これを書く数時間前に新潟県でM6の地震が発生し、テレビはどのチャンネルも地震報道に切り替えた。
台風23号の被災から一転、今度は大地震である。改めて天変地異の計り知れないエネルギーの破壊力を見せつけられた。
被災地の一日も早い復旧を願うばかりだ。
コメント
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