津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2006年4月

2006年04月01日 | 日記
トリノ冬期五輪での日本勢は、残念ながら荒川静香選手の金メダル1個と不本意な結果に終わってしまった。思うに開幕前の各選手への下馬評が余りに高く、国民が勝手に期待を膨らませ、騒ぎ過ぎた感がある。正に「取らぬ狸の皮算用」であった。一部の選手にはメダルは簡単に取れると自信過剰な態度も見られたが、メダルへの壁は厚かったと言う事か。
期待が大きい分落胆も大きいが、中には殆ど注目されていなかった競技が上位へ駒を進めて一躍脚光を浴び、メダルこそ逃したものの国民を大いに興奮させたものもある。あのカーリングである。「チーム青森」と青森県の看板を背負っての五輪出場であったが、全国的に殆ど話題に上がっていなかったと言ってもよいだろう。私もデッキブラシの大きいので氷をこすりながら石みたいな物を滑らせる何だかよく分からない競技であった。それがトリノで多くの国民の関心を集めた。おかげで少しはルールも分かったが、何と言っても極めて緻密な頭脳競技だと言う事がよく分かった。
カーリングを「氷上のチェス」とも言うそうだが、私は「氷上のビリヤード」と呼びたい。「カーリング5人娘」の活躍で青森県は勿論、彼女たちの地元、北海道の常呂町も全国的に名を知られる様になった。
さて、問題は今後である。一時のブームで終わってしまうのか、カーリング人口の裾野が広がって行くのか。専用のカーリング場を持つ青森県はこれを機に”カーリングの青森”として売り出そうと力が入る。ここは一つ青森県人の粘り強さを発揮して後押しして行くしかあるまい。青森と言えばリンゴ、そしてカーリングと言われる様に。
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