津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2020年1月

2020年01月01日 | 日記

 皆様、新年いかがお過ごしでしょうか?
 今年は十二支最初の子年である。昔話によれば(各地方で言い伝えには微妙な違いはあるようだが)神様へ新年の挨拶をするべく動物達は先を急いでいた。先頭にいたのは牛であったが、頭のよいネズミは牛の背にちゃっかり乗り、いざ神様と対面の直前、背から飛び降りめでたく一番乗りとなったとか。いかにも小回りのきくネズミらしいが。またネズミは猫に嘘をつき、神様と会う日を1日遅い日を教えた為、猫は神様に「顔を洗って出直して来なさい」と叱られてしまった。それ以来、猫はネズミを目の敵にし、また顔を洗うような仕草をするようになったのだと言う。
 猫の前では怯えるばかりのネズミではあるが、いざとなれば天敵の猫に向かって「窮鼠猫をかむ」の例えもあるのはご存知の通り。
 さて、昨年は台風による大きな被害が各地で相次いだ。我々人間が自然の猛威に抵抗する術はたかが知れている。だが、権力に対してはネズミが猫をかむが如く、微力ではあっても、おかしいものはおかしいと抵抗(批判)する精神も必要であろう。
 都合の悪い事は無かった事にし、文書は改ざん、隠蔽、廃棄。そんな事が日常茶飯のように罷り通っている。今年は、このような権力の横暴が少しでもなくなる事を切実に願う年の始めの心境である。民草を甘く見てはいけない。
 皆様、本年も健康で良き一年でありますように。また、当ぐだめ記にもよろしくお付き合いの程を。

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