津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2020年10月

2020年10月01日 | 日記

 オーバーシュート(爆発的な患者増加)、ロックダウン(都市封鎖)、クラスター(感染者集団)、ソーシャルディスタンス(社会的距離)。言うまでもなく、新型コロナウィルス禍で毎日のように目にし、耳にしている言葉である。今年の流行語大賞はこの中から選ばれるのは間違いなし?
 しかし、思うに何でこうも横文字ばかりなのであろうか。日本語で表記すれば誰でも理解出来るのに。周囲の年配の方達からは「さっぱり意味が分からない」との”ぐだめき”が少なくない。ちなみにオーバーシュートは本来、為替相場などで「景気の実態から外れた行き過ぎ」を意味する経済用語だそうだ。何か牽強付会の感無きにしも非ずである。また例の「三密」も、元々仏教用語で、人間の活動を身・口・意の三業に分類し、密教ではこの三業を”三密”であると言う(広辞苑)。まぁ確かに人間の活動の身・口・意が感染の拡大を左右すると言えるが。
 政府は「GoTo――」に熱心である。経済と感染抑止の両立を図ると言う事だが、「二兎を追う者は一兎をも得ず」とも言う。そのような結果にならない事を願うが、何しろ敵は目に見えない厄介な奴であり、隙あらばと我々人類を狙っている。ワクチンも各国、鎬を削るが如く開発に力を入れているが、人体に入るものである。慎重の上にも慎重を期して欲しい。
 さて、神無月である。出雲に集まった全国の神々はコロナウィルス退散の秘策を練るのであろうか。アマビエだけに任せてもいられないだろう。

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