津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2016年1月

2016年01月01日 | 日記
 新年如何お過ごしでしょうか?
 年始の祝い酒のはしごで、どうも体調が、と言う方もいるのでは?お酒とは程々に付き合うのに越した事はない。
 さて、今年は申(猿)年。これに掛けて今年は悪い事が”去る”ようにと初詣ででお願いをした人は多かったのではないだろうか。
 手元に「ど忘れことわざ事典」がある。それで猿に関係したことわざがどれ位あるのか調べてみたら13載っていた。広く知られているのは「猿も木から落ちる」。これは「弘法にも筆の誤り」と同義で、名人も時には失敗すると言う事から、油断を戒めている。
 13の中に「猿の柿あわせ」なるものがあった。全文引用すれば”柿の合わせは柿の渋を抜いて甘くすること。猿は待ちきれず食いかじるので甘い柿は手に入らない。焦ってばかりいて完成させられないこと”とある。なる程、確かに気ばかり先走っても良い結果は得られないものである。譬えは良くないが、昔よく耳にした「あわてる乞食はもらいが少ない」を思い出した。今では、乞食は差別用語であろうが、もう死語の部類かも知れない。
 まぁ、そんな訳で何事も焦らず、落ち着いて行動する事が肝要。「急いては事をし損じる」であり、時と場合によっては「急がば回れ」の選択も必要である。
 皆様、今年は油断して木から落ちませんように。落ち方次第では大怪我になる。そして柿は充分に渋を抜き、甘くなった頃においしく食するようにしましょう。ぐだめき先に立たず、ですよ。
 今年もよろしくお付き合いの程を。へばなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする