津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2020年3月

2020年03月02日 | 日記

 古き良きハリウッド黄金時代を代表するスターの一人であるカーク・ダグラス氏が、2月5日この世を去った。103歳と言うから正に大往生と言えるだろう。ちなみに、息子は俳優のマイケル・ダグラスさんだ。私事ではあるが、氏は好きな俳優の一人であった。
名作、傑作は数多ある。「チャンピオン」「突撃」「バイキング」「スパルタカス」「炎の人ゴッホ」等々。また、西部劇も多く、「OK牧場の決闘」のドク・ホリディ役は強烈であった。他に「果てしなき蒼空」「死の砂塵」「赤い砦」「星のない男」「ガン・ファイター」、ジョン・ウェインと共演の「戦う幌馬車」、ロバート・ミッチャム、リチャード・ウィドマークと共演した「大西部への道」と挙げれば尽きないが、私の好きな作品は「ガンヒルの決闘」だ。
妻を殺された保安官(カーク・ダグラス)、皮肉にも、犯人は親友の息子であった。親友には個性派俳優のアンソニー・クイン。親友同士でありながら対立を深めていく二人の苦悩。最後は不本意ながら決闘を挑まれ、止むなく拳銃を抜かざるを得なくなる。クインがダグラスに「息子を立派に育ててくれよ」と言い残して息を引き取る。ガンヒル発最終列車が静かに動き出すラスト。ジーンとくる場面だ。1959年の作品だが、氏はこの時43歳、正に油の乗り切っていた頃である。
今日は氏を偲ぶ内容になってしまったが、西部劇ファンとして書かずにはいられなかった。氏のご冥福をお祈りします。

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