津軽ぐだめ記

青森県の南津軽は「田んぼアートの里」、田舎館(いなかだて)村から冴えない”おっさん”の「ぐだめき」を。

2024.05

2024年05月02日 | 日記

 大阪・関西万博まで1年を切ったが、どうも今一つ盛り上がりに欠けているようだ。国民の間に熱気や高揚感、ワクワク感が希薄と言ってよいだろう。参加国のパビリオン建設契約は遅れており、会場整備費も膨らむ一方だ。中止や延期を求める声も止まない。盛り上がりに欠ける大きな要因に東京五輪の不祥事や失敗が尾を引いているのは否定出来ないだろう。

 米国は19世紀から10回以上万博を開いてきたそうだが1984年のニューオーリンズ万博で大赤字を出し、以来万博からは手を引いている。大阪・関西万博が赤字にならないと言う保証は何もなく、米国と同じ轍を踏むかも知れない。

 1970年の大阪博の時と今では国民の意識や経済状況、国際情勢など、時代が全然違うとはっきり言えるのではないか。だが、この国は一度走り出したら止まらない。東京五輪がそうであったように、失敗しても最終責任はどこ(誰)にあるのかうやむやになってしまい、検証・総括も漠然としている。もう「金食い虫」と言ってよい。万博に注ぎ込む大金があるなら他にもっと有効な遣い道があろうと言うものだ。私見だが、もう万博の時代ではないだろうにと思うが、国は五輪、万博の誘致合戦がとに角お好きである。

 「金のなる木」はないのだからそろそろ「金食い虫」を放してやったらどうか。

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