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シネマ座椅子

座椅子に座り、酒を飲みながら日々映画鑑賞。
映画の結末を待たずに酒の力で本日の結末を迎えることもしばしば。

タイタンズを忘れない

2011-01-13 | おもろい
アメフトものです。しかし今年のNFLはどこがスーパーボウル制すかマジで予想できないね。コルツがワイルドカードプレーオフで早々と負けてしまってガッカリさん。


この映画は高校のアメフト部が舞台。高校のアメフトものの映画と言うと僕はラジオを思い出す。そう言えば陽のあたる教室のホラント先生も「フットボール部の予算が削られる日は、合衆国が終わる日だ。」って言ってたな。向こうのアメフト部って、日本の高校で言うと野球部みたいなもんなんだろーか。やっぱ高校でもエースQBは相当モテるんだろうな。ペイトリオッツのブレイディなんか余裕で女優と破局したあげくにスーパーモデルと結婚してるもんな。



さて映画、人種差別がまだ根強い1970年頃のバージニア州で「人種差別をなくそう!」運動の一環として白人の高校と黒人の高校を合併するのだが、そんな巨人ファンとアンチ巨人を一箇所にまとめるようなマネをして、うまくいくはずがない。そんな中でフットボール部も1つの部活となり、黒人コーチがヘッドコーチ、白人コーチがディフェンスコーチとして就任。うまくいかないなりに徐々に友情と信頼を深めていき、リーグ戦での勝利を目指す。



これ以上ないくらいに

 ( 努力 + 友情 + 勝利 )× 人種の壁を越えた絆 = おもろい。 の数式。

まさにジャンプだ、アイシールド21だ。やっぱりアメフトってスポーツは素晴らしい。専門職スポーツばんざいだな。こーゆー観点でオーケストラや吹奏楽を舞台にした映画を誰か作ってくれないだろーか。


紆余曲折経てできあがったチームは、ディフェンスチームであり、チームのエースはラインバッカーという、なんとも「アメフト知らないやつは観るな!」的なアプローチ。創ったひともきっと「アメリカ人が観ればそれでいいや」くらいの勢いで創ったんだろうな。



デンゼル・ワシントンの映画を観たのは、恐らく「マイ・ボディガード」以来。しかもコレ、感想書いてねーな。確かアレは観たはいいけど眠くて眠くて寝落ちを2日繰り返し、結局3日かけて観たんだよな。きっとここに感想書いてないってことは、琴線に触れるものではなかったのだろう。でもこの映画での鬼コーチっぷりは、すげーカッコ良かったyp!



日本でももっとアメフトが盛んになるといいなぁ。日本アメフト協会(そんな名前かどうか知らないがきっとそんな感じだろう)は、もっとオードリーを利用してアメフトを普及させるべきだ。


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大人は判ってくれない

2010-12-27 | おもろい
たまにはこのような、レジェンド扱いされている映画も観てみる。まぁ往々にして、レジェンド扱いされている往年の映画は、高尚すぎて退屈である。


さて、1959年の映画。もう50年以上前の作品ということだ。大体モノクロの映画を観るのが久しぶりだ。恐らく4年くらい前にハンフリー・ボガートの「三つ数えろ」を観て以来だな。アレもラストのクライマックスこそは、さすがフィリップ・マーロウめちゃくちゃカッコ良かったけど、そこに至るまでが退屈で退屈で、、。

今回もそーゆー事になるんだろうなと予想していた。




眺めてみると、13歳の主人公が学校でも先生に叱られてばかり、家でも親に叱られてばかり、だから友達と学校サボって遊び歩いてまた叱られて、叱られて腹いせに家出して、家出したら金なくなって親父のタイプライター盗んでまた叱られて、しまいには親にもサジ投げられて少年鑑別所送り。と見事なまでに「パリ生まれ HIPHOP育ち 悪そなヤツは だいたい友達」な中二病。


2010年の今ならば、こんな話、掃いて捨てるほどあるが、恐らくそうなのだろうと思い、真面目に映画を語ってらっしゃる他ブログ様をあちこち参照させていただいた。



そしたら、やっぱそうだった。



この映画が、「中二病」映画の、元祖。




なるほどー、この映画が世に出るまでは、こんな風な映画は、存在しなかったんだ。すごいぞトリュフォー、すごいぞヌーヴェルヴァーグ。きっと創る方も勇気が要っただろう、観る方も色々考えさせられただろう、おかげで50年以上経った2010年でも、フツーに観られたyp!


なんつーか、フツーに面白かったな。部屋や学校、建物や風景全てがつくりものじゃなく、マジで古いからむしろ新鮮。モノクロ映画であることも、観ていてかえって想像力はたらかされて、これはどんな色なのかな、どれくらいの明るさなのかなと色々思わせてくれる。

ファミコン時代のロープレが掻き立ててくれた想像に通ずるものがある。ラダトーム城ってさ、画面だとすげー狭いし、案外人少ないけど、本当はすげーー広くて、中で働いてる人もすげーー多いんだと思うよ。ガライの町までも、画面だと歩いて数分だけど、実際は1~2週間歩き通して着くかどうかなんじゃないかな。



話がそれた。
とにかく、まさに古きを知って新しきを知る。たまにはこーゆーのもいいですね。


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カンフー・ダンク!

2010-12-18 | おもろい
このブログ的にアジアムービーを観るのはなんと頭文字D以来という。
根本的にアジアムービーが苦手なことがバレますな。


本作。どうせ少林サッカーがバスケになっただけだろうと観てみた。きっと中華4000年の歴史の奥深さをある意味思い知らされるのだろうと思って。


では早速登場人物など。

バスケ部のキャプテン。バスケが上手い。パワフル系。見た目ワイルド。
バスケ部のエース。バスケが上手い。テクニック系。見た目スイーツ。
バスケ部のマネージャー。キャプテンの妹。エースに惚れてる。
バスケ部の新人。素人だけどバスケの天才。マネージャーに惚れてる。




要するに、ゴリとルカワとハルコさんと花道だ。わかるよな。




カンフーシーンがある映画を観たのが実に久しぶりだったので、何だかそれだけで新鮮な気分。そうだよやっぱり香港映画は敵が蹴飛ばされたら、豪快に吹っ飛んで豪快に酒瓶割りまくらなきゃ嘘だ。さすが基本は押さえてるな。


で、実際バスケが始まってみると、これまたバスケなのに膝蹴りするわ、エルボするわ、倒れた奴の腕踏んずけるわ、やりたい放題。

いつだったかのサッカー日中戦で、中国選手がラグビーさながらのタックルを繰り返していたのを思い出した。さすが中華、やっぱバスケやるならそうでないとな。


しまいにはバスケの試合中にバスケそっちのけで大喧嘩。あげくの果てに気功の奥義に目覚めた花道が、負けが決まったはずの試合の時間を巻き戻し、負ける寸前のラストプレイからやり直し、最後に逆転勝ちするというイカサマまがいの大勝利。これ何の競技だ。


総じて言うと、あまりのバカバカしさに声出して笑ってしまったので、俺の負けだ。おもしろかったze!
これは中国の人にとって王道的コメディなのか、自虐的コメディなのか知らないし知ろうとも思わないが、座椅子的には「座椅子が思い描くアジアムービー」だったので、何だか安心しました。やっぱ中華はこうでないとな。


しかし三井派だった座椅子としては、三っちゃんの存在がなかったことにされてるのがなんとも。


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エリザベス ゴールデン・エイジ

2010-12-12 | おもろい
エリザベスの続編。前作がなかなかの大作だったので、公開時から気になっていた一作。

しかし「ゴールデン・エイジ」と言われると、小野伸二・稲本潤一・高原直泰・中田浩二・遠藤保仁といったいわゆる「79年組」が思い浮かぶよな。ていうかそれより真っ先に思い浮かぶのが翼・日向・岬・松山・三杉といった超キラ星スターひしめくあの世代であることは言うまでもないのだが。


それはそうとエリザベス。前作あの勢いで「もう恋なんてしない!」と処女王宣言してイングランドという国とケコーンする決意示し終ー了ー、だったはずなのに、さすがゴールデンエイジ、あれから何一つ成長することなく相も変わらず「恋がしたいのでも私ダメなのなぜならば女王だからでも恋がしたいのでもダメなの私なぜならb(ry」と葛藤しまくり。要するに「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対!」だったという。


終盤のスペイン無敵艦隊との戦い。イングランドは見事に無敵艦隊を蹴散らかし、世界の海の覇者として君臨することになるのだが、アレあんなに赤壁も真っ青の風上オチの戦いだったんだな。やっぱ昔の海の戦いは天候が全てなんだな。元寇も神風頼みだったもんな。

すげー気になるのだが、スペインの小中学校の歴史の授業では、あのこれ以上ないくらいの負け戦を子供達にどう教えてるんだろう。なんとなく教科書上でもなかったことにしてるのだろうか。そしてイギリスから「そこはしっかり教えるべきだろjk」とか言われてるのだろうか。


ともかくやっぱりさすが「エリザベス」。衣装すごすぎ、建物すごすぎ、ケイト・ブランシェット超すごすぎ。まさに「エリザベス女王のイングランド」の世界観に酔いしれられる作品です。

それにしても、こーゆー映画観るとイギリスって国は本当に国として成り立ってるのか心配になる。イングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズ、絶対に仲良くないだろと思えて仕方ないのだが。


あと、翼はバルサじゃなくて、アーセナルに入れるべきだったと思う。


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アイズ ワイド シャット

2010-11-21 | おもろい
キューブリック監督の遺作である本作品。キューブリック作品は「2001年宇宙の旅」しか観たことない。作品リスト眺めると、他にも観てみたいのがたくさんある。

なんかトム&キッドマンがリアル夫婦(当時)なのに、わざわざ夫婦役を演じるということと、トムが仮面パーティみたいのに行くらしい、くらいだけ知ってました。とりあえず、観賞。


ひとつひとつの場面が、主軸のストーリーにしっかりと絡んでおり、寄り道がないせいか観ていてだれる感じが全くなく、結果ものすごく集中して観られるという印象。

ダンスパーティで夫婦共々好き勝手に遊ぶ ~ 夫婦喧嘩 ~ キッドマンからの思わぬ告白 ~ トムものすごい妄想と共に夜の街を徘徊 ~ 仮面パーティへ潜入 ~ パーティから脱出。しかし何だったんだあのパーティ? ~ なんとなく話結んでエンディング


こう書くと「おもしろいのかよそれwwww」って思われそうだが、159分飽きることなくのめりこみました。

それにしてもトムの徘徊シーンは、さかりのついたオス猫のようで、なんだかおもろい。あんなにカッコいいんだから、あんなに破れかぶれにならなくてもいいのにな。しかしカッコいいのはカッコいいなりに苦労することもあるのだろう。クリントン大統領だって女性問題で墓穴掘ったわけだしな、宇野首相だってそうだ。宇野首相がカッコいいかどうかはこの際関係ない。

話がそれた。
さて、さかりのついたオス猫の執念で秘密の仮面パーティにまで見事潜り込んだトム。このパーティのシーン、この映画の見せ場だよね。要するにやってることは高橋がなりが企画しそうなスワッピングだが、荘厳な雰囲気と緊張感煽る音楽とで、奇妙な緊迫感に包まれながら観ることができました。この企画、がなりがやったらこうはなるまい。


キッドマンの尋常じゃない美しさも満喫し、なんだか満足して観終えることができました。こーゆー映画を酒を飲みながら楽しめるというのは、大人の特権だ。ありがとうキューブリック監督。


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カイジ 人生逆転ゲーム

2010-10-17 | おもろい
「カイジ」、マンガは読んだことないんだけど、何やら異様に面白そうな雰囲気が漂っていたので、劇場で観たかったくらいの映画です。

結局劇場では観られず、まさかの金ロ。ありがとう日テレ。


思った通り、緊張感あふれるおもろい「ざわ・・・ざわ・・・」な映画でした。
日頃平々凡々な生活してるからな。考えてみればリーチ目が分からないからとパチンコもやらず、点数計算ができないからと麻雀もやらず、馬がみんな同じに見えるからと競馬もやらず、身体に悪いからとタバコも吸わず、金・時間・勇気全てが無いからキャバクラにも行けず、酒を飲むことで辛うじてオトナとしての体面を保っている座椅子です。映画でくらいスリリングな駆け引きとか見てみたいんだよ。悪りーかっっつの。とにかく真剣勝負のギャンブルの痺れるような緊張感には憧れます。


あのEカード、確立だけで考えると皇帝側は1枚目に皇帝出すのが一番勝率高そうな気がするが、負けたら5億とか言われたらさすがに躊躇するもんなんだろうな。
オチは「また血かよっ!」と思う反面、ジャンケンカードでの戦いがきちんとEカードの伏線になってるとも言えるので、総じて面白かったです。


出てる人たち、みんな雰囲気あって良かったですね。松ケンが特に良かったですね。でも観終わってみると天海祐希に若干こんな感じの印象を抱きます。

とにかく素直に次回作が楽しみです。頼んだぞ金ロ。


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旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ

2010-02-22 | おもろい
かの有名な旭山動物園。廃園寸前のボロ動物園を入園者数日本一の動物園にのし上げた、園長&飼育員達が起こす奇跡のストーリー。

劇中の動物たちの鳴き声が気になって寝るに寝られないウチの犬(ミニチュアダックス)。「映画だから大丈夫だよ」と言って聞かせても全くわかってくれないので仕方なくひざの上に乗せ、一緒に観ました。結局最後まで犬は画面からのライオンやシロクマの唸り声にビクビクしてました。だから映画だっつの、わっかんねーかな。


旭山動物園の成功からの影響か、日本中の動物園が「行動展示」に目覚め、お陰で座椅子の住まいの近所の動物園も、色々工夫して動物を見せてくれるようになりました。座椅子Jr.(現在2さい)はもちろん動物園が大好きなので、それを連れて行く(連れられて行く)関係で2009年は恐らく4~5回行きました。どうぶつえんはたのしい。


「どうせ金なんかないんだから、夢を見るだけ見てみようよ」という西田敏行演ずる園長のセリフは、なかなかの名ゼリフ。何だって「できるかできないか」より「やりたいかやりたくないか」でものを考えた方が、いい結果が得られるもんだよね。

動物園という、一見子供向けのテーマかと思わせつつ、動物たちの健康に常に気を遣い、動物というものの魅力をどのような方法で、いかに多くの人に伝えるか、に苦難する飼育員の皆さんたちの姿を描くこの映画の内容は完全なるビジネス・サクセス・ストーリー。とかく「仕事」と「夢」とが剥離しがちなビジネスマンにこそオススメしたい映画と言えるかもしれない。


映画を観終えた今、犬は激しい寝息をたてて寝ています。ライオンに追っかけられる夢でも見てるのかな。


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オネーギンの恋文

2010-02-13 | おもろい
オネーギンって何だ?と思いながら観てみました。激しく予習ゼロ。

なるほど、主役の金持ち貴族の財産を相続したボンボンがオネーギンか。オネーギンって人名だったのか。

1820年のロシア。都会暮らしに行き詰ったボンボンが、相続した田舎の土地にとりあえず住み着いて、田舎暮らしを中途半端に満喫してると、村の娘から告白られて、それがリヴ・タイラーなもんだから大変な美人なもんで、それはもうラッキーで浮かれ気分(何かクールぶってたけど、多分内心そうだと思うよ)なのだが、そこはオネーギン、ボンボンだからカッコつけて振っちゃう話。

前半についてざっと書いたが、衣装や建物や調度など、映画を構成する各要素がやたらすばらしいのが特筆。舞台がロシアな割に、イギリス映画だからみんな平然と英語なのはご愛嬌か。

物語は、ほんの行き違いからの親友との決闘、そして流浪の旅へ、と波乱万丈な田舎ライフを送ったオネーギンが、ペテルブルグで既に人妻になってしまっていたリブ・タイラーと再会してしまう後半からが本番。

あまりに遅すぎる想いを伝え合うクライマックスは、なかなかギューッとした気分にさせられました。ここでのタイラーさんの演技が、実に素晴らしかったので、思わずカテゴリ「おもろい」。よかったze!

とりあえず、あんな美人からせっかく告白られるという、千載一遇のチャンスが目の前に転がり込んできたのに、飛びつかなかったオネーギンが悪いな。後悔先に立たずとはまさにこのことだ。世の草食系男子のみなさんは、ぜひこんなことにならないように、気をつけてもらいたい(ごめん上から目線wwwww)


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ワルボロ

2010-02-09 | おもろい
「ワルボロ」公式サイト内、ゲッツ板屋のインタビューより抜粋。

A.今も昔も変わらない立川の名所は?
Q.第一デパートと、フロム中武デパート

A.当時の立川は本当にこのような感じだったんですか?
Q.多分、これより酷かったと思います。


これだけで笑えてしまうのだがwwwwww


前は、フツーにこーゆー元気いっぱいなエネルギーもてあました中学生や高校生がいっぱいいたように思うのだが、20年くらい前に絶滅したように思えるな。残念な話だ。アイツら、今は何やってんだろう。サラリーマンとかやってんのかな。


更に上記インタビューから抜粋

A.板谷さんが中学生だった頃に比べて、今の中学生はどう変化していますか?
Q.お金を出せば簡単に得られるものが多くなったぶん、野性味が少なくなってきましたね。


確かにそうかも知れないが、ちょっとこの頃の不良は野性味ありすぎかもなwwwwwwwww


いわゆる「不良」のイメージ

 ・不良は案外やさしい
 ・不良は結構涙もろい
 ・不良は相当義理堅い
 ・不良の半分は友情でできている 

いいんじゃないですかねコレ。面白かったです。


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メジャーリーグ3

2008-10-26 | おもろい
1や2の感想を書かずに突然「3」の感想から書き出す座椅子の良くないクセが首をもたげます。

しかし、この「メジャーリーグ」という映画は全編通して野球というスポーツの素晴らしさ、面白さを教えてくれます。
要はコメディなんだけれど、野球という球技は攻撃と守備で全く違う動作が要求される。だからすごい。でもギャグになりうる動作が多い。だから面白い。サッカーを題材にしてこの映画は作れまい。

この「3」では舞台をマイナーリーグに移してることが功を奏してか、純粋に野球の面白さや野球に情熱を傾ける人たちの熱意が伝わってくるような感じがします。

ファンやアナウンサー、選手以外にも熱くなりすぎる登場人物たちが登場するのがこのシリーズの面白いところ。野球場はダイヤモンドの外だって面白いことが渦巻いてる。

野球って、いいよね。


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DEATH NOTE デスノート the Last name

2008-02-10 | おもろい
デスノートはマンガでは読んでなく、アニメで初めて見ました。アニメ版は面白かったね。あのライト役の声優さんのイカれっぷりがたまらんものがありました。
まぁ当然物語も面白かったんですけどね。さすがアレだけ話題になった作品だけのことはあると言うか。

ってことで劇場版。
キャスト、ていうかライトとエルの配役はよくぞ選んだとしみじみ思います。実写版として全く違和感がないと言うか、松山ケンイチはやはり良い。

戸田恵梨香扮するミサミサの圧倒的な「ごく普通」なかわいらしさに振り落とされそうになりつつ、きちんと最後まで観終えることができました。ミサミサにはもっとこう現実離れしたかわいらしさが求められたんじゃねーのか?でもまぁとりあえず、戸田恵梨香のお肌が大変美しいことはよく分かった。

公開前のプロモのあたりから、やれ「ラストがすごい」と聞かされ続けてきましたが、観終えたところで「よくこうもこの話を前後編の劇場版4時間にまとめたな!」と思いました。よくやったよ、これぞマンガ原作の映画化だ。

原作はLがいなくなってからが若干消化試合っぽくなるだけに、この劇場版くらいのスケールでちょうど良かったんじゃねーかと思う。おもしろかったです。


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星になった少年 Shining Boy & Little Randy

2008-02-08 | おもろい
せっかくだからもういっちょ柳楽ムービー。
彼の魅力は、「等身大の日本人男子」を演じるケタ外れの演技力なのかなと。演技を感じさせないその自然さが観衆の共感を呼ぶのかなと。

象使いですかー。シュガー&スパイスのときよりも、こっちのが「彼らしさ」が出てる気がしました。「夢に向かって不器用に突き進む少年」を演じてこうも画になる子はいない。ホント、この時期の歳で止まっててくれないかな、と思わずにいられない。まぁ、柳楽クンが演じる「父親」もいずれ観てみたい気もするが。

劇中のクライマックスと言うべきだろうか、ゾウさんショーに先駆けての柳楽クンのスピーチ。素晴らしかったね。思春期の日本人男子が人前でお話するときってあんな感じだよね。なんか、うっかり自分の中に色々思い出が蘇る思いでした。

なるほど、柳楽ムービーの魅力はそこなのか。
これからも、日本人男子の記憶の引き出しを引っ張り出す映画で最高の演技を見せて欲しいと思います。

音楽は、教授です。聴きごたえあるよー。
それだけで得ですよ、この映画。
それにしても蒼井優たんは相変わらずカワイイです。


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シュガー&スパイス~風味絶佳~

2008-02-01 | おもろい
どうやら座椅子は柳楽優弥が相当好きなようです。彼の演技には心底引き付けられます。
そうなだけに、あんまりTVドラマなんかに出て欲しくないな、などと思います。日本にも「映画でしか見られないスター」がいてもいい。

しかし、ほろ苦いぜ。実際のところ座椅子は「こいつは風味絶佳じゃねーのかオイ」と思った相手と早々にうまいこと結婚にまで漕ぎ着けられてしまった(←ノロケ)ので、イマイチこのほろ苦さを自身の体験として思い描けません。が、もし心の奥に引っかかって記憶の奥に滑り落ちてくれない忘れられぬ恋人みたいのがいる人にとったら本当に泣けるんじゃないでしょーか。ねぇ、どうなんでしょーか。

しかし柳楽クン、雨の中の告白シーン。いいですなぁ、なんつーか、男として共感するぜ。告白ってあんなもんだ。多分。告白しながらの目の泳がせ方なんか最高だよ。柳楽クンと同世代の男の子達の共感を得てもらいたいなー、と思えるシーンでした。
とにかく、エリカ様の印象とか「かわいいですね」くらいにしか残らないくらい、柳楽ムービーでした。これからもいい演技を見せてくれ。

そして、この頃レギュラーガソリンはまだ125円だった件。


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明日の記憶

2007-12-13 | おもろい
渡辺謙はすっかり映画界で言うと「日本の誇り」のような存在になってしまいました。どうせこれから中年になるのなら、あんな中年になってみたいと思うもんです。

そんな謙さん久々の邦画。
若年性アルツハイマーにどう渡辺謙が挑むのか、と思い観ました。

・・・・・・重い、、。

このテーマは、重いね。
なんか、いつ我が身に降りかかってもおかしくない悲劇とでも言うか。きっと現代人にとってかなり身近な話題になりうることなのかな、と。
この話の主人公のようになってしまったら、やはりこの話の主人公のように、最も自分を支えてくれているはずの人にその憤りを怒りとしてぶつけてしまったりするのだろうか。樋口可南子はそういう感想を抱かせてくれる意味でとてもいい演技だったと思います。

しかし、あのラストは色々考えさせられますね。渡辺謙が最後、自我を失う(と言うべきか)前に語りあうのは大滝秀治。なぁ、それって独眼竜じゃねーかよ。謙さん完全に分かってやってますよね。日本人の心に響くシーンに仕上がっちゃってます。

でも分からない。妻と、恋人として何度でも出会えるのだとしたら、それは幸せなのでしょうか。座椅子的には、あのラストシーンの樋口可南子の涙が剣山のように心に刺さるものがありました。

あぁ、お願いだ。ボケたくねぇ。妻に迷惑かけない程度に死なせてくれ神様。


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エリザベス

2007-11-04 | おもろい
このような映画でタイトルロールを演じるのって、ものすごいことだと思うのですが、ケイト・ブランシェットはスゴかった。ラスト・サムライで明治天皇を演じたのは七之助でしたが、それとは若干と言うか結構と言うか相当と言うか、雰囲気違うものを感じます。

予想以上に、すごい建物&衣装でした。要は超大作だったのね。予習ゼロで観てすみませんでしたって感じ。

しかし、史実に基づくフィクションとするにしては、あまりに劇的な話の展開に結構な衝撃。

「女」と「女王」の狭間で苦しみながら、「女」から「女王」に変化していくケイト・ブランシェットはしつこいがスゴい。エリザベス女王の葛藤と決意が伝わるような思いでした。

しかし、女王がただ一人心を許し、女王ではなく「1人の女性」として心を開いてきたはずであった男が実は、、、という展開は面白い。それゆえに「処女王」が生まれた、という展開は面白い。すごいぞ大英帝国。


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