Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

DENON VS-450

2024-02-18 20:08:51 | スピーカシステム

今日は、確定申告などで忙しく、ブログのことはあまり考えてなかったのですが、確定申告後、古い雑誌を見ていたところ、このスピーカはひょっとして!?というものがあったので、紹介したいと思います。が、いまさら売ってない製品なので、暇つぶしに見ていただければ。

古い雑誌とは、音楽之友社の「あなたのステレオ設計 1972」です。

内容的には、製品の広告が大半でオーディオ評論家による座談会なども催されていますが、主にこれからステレオを導入しようと考えている層向けの書籍になるかと思います。

オーディオマニアとしては、アンプの回路などが載っていると面白いのですが、そういうものはなく、もっとソフトな内容が大半です。

このころは、もう真空管アンプはすたれてほとんどがトランジスタアンプなのかと感心しながら、パラパラとめくっていると、おや?と気になったスピーカが。

DENON(デンオン)のVS-450という小型のブックシェルフタイプのスピーカですが、これに搭載されているウーハに見覚えがあったのです。

そういえば・・・ひょっとしてこのスピーカユニットではないかな、と。

ということで、引き出しをあさり取り出したのが下記のスピーカユニットです。

このスピーカは、10㎝程度の口径にも関わらず、巨大なマグネットが印象的で、何じゃこのスピーカは!!とある日、オークションで目に留まり思わずポチったのでした。

ちなみにこの磁気回路の大きさですが、下記写真の左にある30㎝のユニットについていたものと比較しても、それよりも大きいマグネットを採用しているのがわかります。

ダイアトーンのP-610も一見大きく見えますが、このマグネットよりも小さいです。比較用のスピーカを持っていないのでわかりにくいですが、P-610より1.5倍くらい大きいマグネットです。

ここで、興味本位で落札したユニットと使用されていたシステムがつながりました。

オーディオの足跡を見ても、

「放送局用に開発された技術が投入された2ウェイスピーカーシステム。このスピーカーシステムに専用アンプをつけ、コロムビア小型モニタースピーカーとして各地の放送局で使用されていました。」

とのことで、やはり見た目の印象通り、すごいスピーカだったのですね。

改めてオーディオの黎明期のすごさを知った次第です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする