*写真は、留めネジが効かない壁面への手すり取り付けしたばかりの写真で、化粧材の取り付けの為の
緑テープが着いたまま(笑)
次回行ったときに、木目にニスを塗り、養生テープは剥がします。
5月9日から、試験的に家での生活をしていた親爺ですが、本日、ホームに連れて行きました。
施設に戻る時には、文句も言わず、ゴネル事もせず、以前の送り迎えの時の様に、普通に車に乗って何事も無かったように施設へ。
実家に戻った時には、これで”二度とホームには戻らない!”という親爺の気概すら感じた僕ですが、 家での実生活の難しさを、嫌という程に実感したんでしょうね・・・・
実際に、夜に自分で起きてトイレに行くことが困難となり、最後の方は常に介護パンツ(オムツ)で夜を過ごす感じでした。
ただ、排便や日中のトイレは問題はなかったのが幸い。
歩く事が困難になり始め、 家の中でも倒れたりすることも有って、 緊急駆けつけサービスさんには何度も来て頂きました。
体力がここに来て極端に落ち、食事中でもウトウトしてしまう事も多く、着替えも介助無しではほぼ不可能。
親の弱って行く姿を見るのは本当に辛い物ですが、 これが現実でも有り、動かしがたい事実です。
そんな状態ですから、母親に過剰な負担が掛らないように、日中はデイケア、そして短期ショートステイ等、
各種組み合わせて工夫しましたが、母親いわく「もう限界・・・」という言葉に、息子として決断せざるを得なかったのも事実。
苦しい物です、本当に。
*トイレドア枠(出入り)の処にも、手すを縦に設置。
今回、母親がかなり頑張ってくれたお蔭で、親爺の希望通り短いながらも家で過ごせた訳ですが、
口で幾ら説明しても、「出来る!大丈夫だ!」と言って憚らなかった親爺も、 さすがに今回は無理なのだと悟ったようです。
家で生活可能な最低のラインは、 夜のトイレに自分で行けて、介護パンツ等を使わずとも大丈夫なこと。
食事も自分で食べられること、そして靴下や下着、ズボンなどが自分で脱ぎ履き出来ること。
この3つが、自宅での生活ではどうしても必要でして、 なぜなら、年老いた母親が夜中に親爺を起こしてトイレに連れて行き、間に合わなかった場合は、その処理、介護パンツの交換をする。
母親が口に運んで食べさせ、室内の移動は母親が介添えする、立ったり座ったりするのも難しい親爺の衣類の脱ぎ履き、
以上の全てをしゃがむことが困難な母親がすることは無理だからです。
今回、家での生活は、それが出来るかどうか?の本当にギリギリのラインだったわけで、この先老いが進行すれば絶対に戻れなくなるし、 なら、能力がまだある時に、可能な限り実家で過ごさせてあげたかった。
溜息が思わず出てしまいますが、親爺の希望を少しでも叶えてあげられたのでは無いかと思います。
この先、もう家で長い時間を過ごす事はまず無く、ある意味、最後の家での生活の様な物でしたが、
施設に着くと、極端に落ちた体力が激しい眠気を誘うらしく、 すぐにベッドに入り寝始めてしまった親爺。
デイケアに行っているとき以外は、ショートステイでも家でも殆ど寝て過ごしている親爺にとって、
寝ることに関しては、どんなとこでも余り関係が無くなりつつあるのかな~とか思うのですが、 家との違いがあるとするなら、見慣れた安心出来る空間と、 施設の年寄り向けの食事では無い、暖かいご飯。
今の施設に特に不満があるという訳ではないのですが、食事が施設内の厨房では無く、外部への委託ですから、
当然味も落ちるし美味しくは無い(親爺の話)。
その話を聞いている僕ですが、夏に介護認定見直しがありまして、それに併せて、厨房のあるところへ入居し直ししようかと考えている、翔です。