20日に、引き取りに行ったまでは良いのですけど、その後にやらねば成らない???はずの、納車後点検が出来ません。
週末は、自宅の一部改装DIYとかしてましたので、殆ど時間が無かったこともあります。
車を職場の駐車場に置いてある事の理由の一つです。
んなもんで、金曜日のお昼休み、そして今日のお昼休みと仕事後に、各部をポチポチと点検。
結果、全体として金額が張るトラブルや不調は全く無く(当然?ですけど)、フジカーズ(柏店)の整備がしっかり基礎メンテをしていてくれたのがよく判る状態でして、とにかく感謝。
でだ、始めるに当たってまず探したのは、キャビン各部の設備に関する取扱書。
ただ、どこみてもそれが無い。
これは無いより有った方が当然良く、というのは息子夫婦や、娘夫婦が使う際に、各設備に慣れていないこともあって、出来れば?
それが必要なんです。
僕の方は、長年キャンピングカーに乗り継いできた経験が有るのと、一番初めのキャンピングカーが同じメーカの
YMSロデオでしたので、造り方とか構成とか、使用している機器とかに慣れているんです。
余談は長くなるのでこの辺にしておくとして、点検していくつか気になったのだけを紹介します。
まずは冷蔵庫、エレクトロラックスのMR4361というタイプで、ガス燃焼冷却式の冷蔵庫。
真夏の炎天下には弱く、コンプレッサー式と違って冷えるまで時間が掛り、ただ、電力を殆ど消費しないので、バッテリーには優しい設備。
LPガスを熱源として小さな火で常時燃焼させるので、その分LPGは消費します。
今回の搭載されていた冷蔵庫は そのガス燃焼式のタイプの中でも比較的良い物みたい(今は普通?)で、というか、
以前の様に点火ボタンを押してカチンカチン!という感じで火を付ける必要がなく、 スイッチ一つで自動的にイグナイトしてくれる。
ちなみに、熱源は3WAY式で、 バッテリー、外部電源、そしてLPガスになります。
自分が初めてこのタイプの冷蔵庫に接したのはロデオが初めてだったのですけど、以前は本当に簡単な構造で、
しかしながら、きちんと冷えている事に感動したのを良く覚えています。
冷蔵庫の容量的には76L位かな・・・
*水色丸部分が炎を確認出来るサイトグラス。
以前と比べて電子点火だし、バーナーに点火したのか?を庫内から確認出来るサイトグラスが庫内に有るのは便利。
点火しているとこんな感じに見えます。
25年前の車なので、冷えるのだろうか?とテスト運転してみたら、全く問題なしで、
ただ、念のために?(性格的に)バーナーを一応外し、オリフィスの清掃とかやりましたけど。
てへへ
外部からアクセス。
カバーを外すとバーナ部が見えてくる。
更にカバーを外すと、赤丸がバーナー 黄色は炎がチューブ内を上がっていくチラー。
バーナーを取り外した状態。
オリフィスはここですが、詰っている可能性が有るので、多分整備をしてくれてはいても、再度自分で整備。
はずしたバーナーをひっくり返すと、燃焼した熱が伝わるチラー内部に発生したサビ(落ちたの)が出てきます。
構造的にどうしても出る物とも言えますので、仕方ないわけですが、 その分定期的にメンテナンスが必要です。
綺麗になったオリフィスと清掃されたバーナー
エレクトロードとイグナイターを取付けて元に戻し、点火を確認して作業は完了。
さて、次は換気扇。
排気ファンのモーター故障が多い設備で、少しでも異音がしていたら、トラブル前に交換するのがベストです。
で、操作をしたら、「ん! あれれ?」ルーバが開かん・・・・
そして、回転する時に少し異音がする。
なので、点検のためにファンを取り外したら、モーターからの異音が急に凄まじくなった。
「あ~こりゃ~駄目だ!」というわけで、これは交換です。
ルーバー開閉が出来ない理由が初めは、なので換気扇表面のスイッチパネルをとりはずして内部点検。
黒いパネルを赤矢印の方向へ持ち上げたまま、水色矢印の様に下を手前に回すとそっくり外れます。
ルーバーが開かない原因はこれでした。
ワイヤーを保持するガイド部品(名前が分かりません)がスイッチ&操作ホルダーから外れていて。
本来は黄色丸ところに爪がアリ、二つの爪が赤矢印の様に四角い穴に差し込まれて固定されていたわけですが、
それが一つ折れてしまったみたいで、ガイド部品が操作ホルダーから抜けてしまった事でワイヤー保持できず、
それによりルーバーが動かなかったということ。
これは運良くタイラップ二本で補修できたので、OK
部品取り寄せ出来るんかな~・・・・
とはいえど、別に力の掛るところでは無いので、この程度の補修でほぼ半永久的に持ちますです。 ハイ!
経験的に。
この部分を操作します。
きちんと開くようになったダンパー
後は各部を点検しても特段の問題も無く、普通なら”色々とやらねば成らない!”という事が、今回は無いようです。
オークションでの車購入だったりすると、この点検修理で時間とお金がかかります。
なんか、拍子抜けというか、大抵は整備作業に追われるのですけど、それが無い。
そうそう、ウォーターポンプをテストした際に、蛇口から汚れみたいなのが少し出てきたので、後のためにタンクとポンプを確認。
リアのベッドマットを取り外し、カバーを捲るとすぐにあるのが清水タンク。
ただ、デカイ・・・・・・・・・驚くほど大きなタンクで、 150Lは有るのかな・・・・
水が漏れやすい、配管接続部の写真。
多少の漏れが以前あったのか?補修してあります。 ポンプはその奥で、でもこれって、どうやってメンテするの???
なんて思っていたら、板が一枚外せて、なるほどという感じ。
俄然アクセスしやすくなります。
手前の配線とかが、邪魔ですけど、このくらいのスペースがあれば整備が出来ます。
ちなみにタンクは、次亜塩素酸を3L程ぶっ込んで、ポンプを廻してボイラーかラ蛇口まで通水して完全消毒。
吸水口の口元まで満たし、そのまま3日ほど放置してから放水してから再度水を入れての繰り替えしをします。
最終的に浄水器を設け、飲料水として使えるようにまでやります。
ベッド下、水タンクの反対側には収納が半分、他は外部電源からの配線が来ていて、
天井にあるルーフエアコン等のための昇圧トランス100→115Vらしき物が設けられていて、その手前にはパワータイト製のバッテリー充電器があります。 リッチなスペースのとりかたそのもので、収納空間が勿体ない。
そこからの配線等は、水ポンプのすぐちかくの、ヒューズボックスとブレーカパネルへ。
さて、次は暖房関連。
この車はガス式のFFヒーター、そして走行時の暖房はラジエーター式ヒータです。
青矢印がFFヒーターで、 ダクトは3方向。
リアの寝室と、シャワ-&トイレ室の暖房に一方が向かっていて、シャワー室は衣類乾燥室として使えます。
ホットエアは3方向で、残りの二つのうち、一つはバンクベッド室の足下暖房。
最後は一つはダイネット横のメイン吹き出し口です。
メインのダクト以外は、異径の配管がフランジとの間でアルミダクトテープで接続されていて、なんかな~・・・・初めからこれだったんだろうか?
黄色矢印がラジエーターヒーター。
FFヒーターのダクト配管はいずれ綺麗にするとして、次はエンジンルーム。
アイドリングや、特に走行時のエンジン音がけたたましいので、助手席を取り外してカバーを開けてみました。
本来はキャビン全体が前方に斜めにチルトするのですけど、この車はハイエースみたいに、
運転席のカバーを開けるしか無い。
防音のための工夫がほぼゼロ・・・・・・
カバーを取り払って見えてくるのがエンジンで、5.2Lあるので玉がデカイです、やはり。
どう考えても、横部分の整備とかは、この開口部だけでは不可能で、となると、タイヤを外して横のカバーを開けることになる。
まあ、両側のカバーを外しての整備になると結構大変ですが、 そうそう有る物は無いので、滅多に開けることは無いかと思います。
ちなみに、エンジン真上のカバーは当然?の二分割。
運転席側もカバーが外れるようになっています。
エンジン後部は?ですが、車内側に出っ張る感じでカバーがあり、エンジンの横と、この後ろのカバーを外す事で、
全ての整備が出来るようになっています。 多分
エンジンは、”オイル漏れとか、すぐにでもやらねば成らないことがある!” という感じは全く無く、走行距離約8万キロですが、
トラックの寿命考えると、普通車でいうと”慣し終わったくらい”と行っても過言では無いかと思います。
そうそう、この車は、オルターネーターが12V そして24Vのツイン仕様で、本当にツインなのか?と観てみると、
手前にDC12Vのオルターネーター
運転席下の少し奥にDC24Vのオルターネーターがありました。
そんなわけで、とりあえずここで今日は終了。
後は必要に応じて更に整備したり改造を加えたりします。
程度の良い車で良かった!!
と心から思います。