ふと「言いたい事は分からなくもありませんが、乗ってしまえば普通の船でしかなく、凝った外観は関係なくなるわけですが、しっかりと写真とっている自分もそこにいたりして。
それでもまだ「田舎趣味だよなー」とか言いつつ、乗って喜んでいる自分もいたりして。
やがて船は発信窓からみえる景色をたのしみつつ下田湾を一周するわけですが、途中で「かもめ(ウミネコ)タイムー!」というわけで、単純な僕と家内と自分はよろこんで餌を購入、ほんとうに単純な夫婦です。
どんどんと餌をあげていると、途中からトンビが参加。
一応猛禽類ですから、捕獲動作は毒蛇と闘っているみたいですが、あいては海面に浮かぶただのカッパえびせんでして・・・
(^^;)なさけない
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ウミネコ乱舞のなかにトンビが混ざって「あー下田」とわけの分からないことをかんがえたりしている間に桟橋へ到着しました。
まだ時間が早いために、それじゃ温泉でも行くかと案内所に再び足を運び、どこか良いところはありませんか?(とにかく安くて、きれいで、雰囲気のよいところ)と聞くと、1500円くらいからありますと言われ、「いや高いです」と返答。
再び1000円のところを紹介してくれ、「いやいやまだ高いです」と即答、
なんか無理難題を押し付けているみたいですが、結局「河津に有る踊り子温泉はどうですか?」とのことでそこに決定。
「それじゃいくべ」とくるまに乗りエンジンをかけて出発、でも後で考えると、移動に要したガソリンを温泉代にプラスすると、下田で1500円風呂にはいるのと変わりないわけですが、そのときは何にも考えてませんでした。
さて踊り子温泉ですが、公営でとても衛生的、ひろくてなかなかよいところでした、
温泉をでると、アオキという洋服屋みたいな名前の紛らわしいスーパーの駐車場へ車をいれ、今夜の夕飯を考えます。
たまには僕が作ろうかということで、持ってきた食材にチキンがあることからそれを使った料理にしました。
1時間ほどで道の駅下田に到着、すっかり夕暮れとなり、涼しい風がと言いたいところですが、なぜか風自体の温度が高く、直接風に当たる外ならまだしも、車の中ではどうにも汗が止まりません。
発電機を始動し、エアコンのスイッチを入れて夕飯の支度をすることにしましたが、料理に長い時間を要する場合、換気の問題でこうした使い方は好ましくありません。
今日の夕飯はオリジナルチキンソテーですが、本当ならダッジオーブンをつかった料理を普通のフライパンで時間をかけて作ります。
僕、高校時代に一夏飯場の飯炊きアルバイトをした経験がありまして、その際におっかない料理人に調理の基本と基礎をたっぷりと教えてもらった思い出があります。
今思えばわずかな期間にたくさん教えてもらっていたわけで、修行期間が長く技術は見て覚えるのが原則と聞く厳しい世界ですから、ずいぶん特別に扱ってくれていたことになります。
魚の焼き方の基礎や裁き方からはじまり基本的な料理法や調味料の使い方まで厳しく&たっぷり教わり、そのおかげでたいていの料理はその時に作れるようになりましたが、男ですから当然と言うか、普段家でやることはまったくありません。
急用等で家内がいない時(あ!家出じゃないですからね。家出じゃ(^^;))等は私がつくりますが、そのために子供たちには父親による手料理の味というものがあるようです。
1時間ほどでチキンも焼き上がり、家内とふたりで乾杯。
最終日である明日の晴天を願いつつ早々に眠りへつきました。