78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎絶望と希望のフラッシュバック ~高専~

2008-10-17 02:17:35 | 追憶の自分史
世界はまわると言うけれど頭上の空だけが巡るだけと思う方は
「追憶の自分史」カテゴリーの下からお読み下さい。

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当方の高校生活は短かった。

高専を9ヶ月で中退し、大検を取得してそのまま大学受験をして大学に入った。

もう7年も前の話でほとんど記憶に残っていない、わずか3クールの高専生活。



一体何が中退に追い込ませたのか。


まず、友達が出来なかった。
学力も急激に下がった。
勉強が苦手になった。
機械が動かせなかった。
化学実験さえもろくに出来なかった。
大好きなパソコンの授業も、プログラミングでいきなり挫折した。
製図の授業も嫌だった。
剣道の授業すら辛かった。
何もかもが嫌になっていた。



11月の半ばから授業をサボることが多くなり、やがて不登校になった。
クラスの委員長の女子が心配し、わざわざ自宅に電話をかけてくれた。
それなのに本心は一つも伝えられなかった。



結局、冬休み中の1月に高専中退。



人生で初めて“逃げた”。

中学時代はイジメに遭いながらも風邪以外は一切学校を休まなかった男が、
義務教育でなくなった途端に簡単に逃げ出した。



この9ヶ月、一体何だったのだろうか。

今の当方が高専に入ったら、確実に辞めることは無かったはずだ。
どんな辛い授業にも、たった一人でも乗り越えられたはずだ。



今のほうが何億倍も辛いのだから。



つづく

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