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78回転のレコード盤◎ ~社会人13年目のラストチャンス~

昨日の私よりも今日の私がちょっとだけ優しい人間であればいいな

◎時を越えてまたいつか「あの日」を誇れるように

2012-04-24 01:38:50 | 思ったことそのまま
研修の終了日が5月5日でほぼ確定した。

高校生と仕事をする前代未聞の経験も残り12日。いよいよカウントダウンが始まった。



それを過ぎると当方は正式配属の店舗に異動となり、今の店舗からいなくなる。

当方がいなくなってから、高校生は何を思うのか、はたまた何も思わないのか。


欲を言うなら
「当方さんがいてくれるほうが良かった」
と思われたい。

当方がいなくなれば人数は単純に一人減る。

「一人少ないだけでこんなに大変になるんだな…」
せめてそう思われたい。

そう思われたいからこそ当方は、高校生、特に女子高生が嫌がりそうな仕事(寒いウォークインでドリンクの補充など)を自ら率先してやってきた。



トイレ清掃も当方が毎日やったっていいのに、現実は夕方は高校生にやらせなければならなかった。店長からの命令だった。
なので、女子高生に女子トイレはもちろん男子トイレまで清掃させてしまう事もあった。
そうなったら、他の面倒な仕事(品出しなど)を必ず男子高校生にやらせる等、出来る限りの配慮はしたつもりだった。





「当方さんがいなくなって良かった」
そう思われたらどうしよう。
ふいに考える事がある。



女子高生バイトの鈴木杏(仮名)に嫌われたかもしれない。

彼女はとても頑張っているが、完璧ではない。間違いもいくつかある。
その間違いを忠告するのが社員である当方の任務だった。


しかし現実はとても言いづらい。言い方を間違えれば嫌われる可能性もあるからだ。

それでも明らかな間違いで直ちに修正しなければならない事があり、その一回だけ、思わず忠告してしまった。

言い方が悪かった。焦りながら、近付きながら、少し大きめな声で言ってしまった。

鈴木杏の近くまで行ってから小声で落ち着いて忠告すれば良かったのに、どうして何も考えずに脊髄反射で動いてしまったのだろう。



他にも思い当たる節はいくつもある。当方の鈴木杏への気遣いのバランスが悪い。過剰に気遣う場面もあれば、気遣うべき時に何もしない場面もある。いずれも鈴木杏の反応は微妙だったり、良いとは言えなかった。





あと12日。
クズ人間の当方は、高校生の為に何が出来るのだろうか。



嫌われたくない。
今はそれしか考えられない。