あの、スーバー・ベーシスト、Abraham Laborielが中心となって結成した1980年代のフュージョン・バンド(80年結成し、91年まで活動)、Koinonia の4枚の作品からつまみ食いしてみました。
この4枚のCDはすでに廃盤になってしまい、2010年に4枚セットで発売されたものの、それもまた取り扱いなくなったようです。中古品なら売ってるようですね。
でも、動画サイトでちゃんとアップされています。
メンバーはドラムがBill Maxwell、ギターがHadley hackensmith、Dean Parks、キーボードがHaran Rogers、Lou Pardini、サックスがJusto Almario、John Phillips、パーカッションがAlex Acuna。
まず、1982年発表のファースト・アルバムからアルバム・タイトル曲「モア・ザン・フィーリン」を。
More Than a Feelin'
おお、リー・リトナーみたい。何となく楽しくなるギターのフレーズです。
リラックスして聴けますね。
次に84年発表のセカンド・アルバム(ライブ)からやはり、アルバム・タイトル曲「セレブレーション」。
Celebration
ふわふわしたシンセが作るリフが私の好きなアイスランドのメゾフォルテを思い出させます。サンバ風のリズムに切れのあるギターが乗るのが気持ちいいです。サックスとギターがユニゾンしたりするところも気に入りました。エイブラハム・ラボリエルのベースソロがありますね。
86年発表のサード・アルバムから、やはりアルバムタイトル曲「フロントライン」。
Frontline
この曲はロックっぽいですねー。勢いのある曲です。テーマリフに力があります。ユニゾンで決めるところがかっこいい。ベースがけっこう目立つところありますね。ベーシストがリーダーですからね。
バラードっぽいしっとりした曲「Greatest Love」も聴きましょう。歌なしですけど、誰かに歌ってほしい感じですね。しっとりします。
Greatest Love
1989年発表の4作目「KOINONIA」からは3曲セレクト。今度はタイトル曲ではありません。まずは「Alegria」。
Koinonia - Alegria
この曲はサックスが活躍。ノリのいいアタック強めの曲。
2曲目はこの曲「カム・シェア・マイ・ワールド」
Come Share My World
オシャレな曲ですね。軽めのアコースティック・ギターとコーラスがいい味付けをしています。やはり、サックスが活躍するとオシャレ感覚が増しますね。
最後は歌物。「Talk About It」。見事にご機嫌なAORになっています。完璧な歌にアレンジですね。88年に加入したLou Pardiniは歌が上手い。彼は後にシカゴに加入してますね。さすがです。
Talk About It
入手困難な作品でも、ネットで、いつでも聴けるんですから、便利な世の中ですね。80年代、こうやって彼らの曲を聴くようになるとは夢にも思わなかったでしょう。