高圧酸素療法

北大病院が高圧酸素療法を始めた。
いわゆるベッカムマシーンといわれるものである。
いまやエステや治療院にも導入されている。

ただ、北大病院で導入したものは、医療用のものである。
検索してみると、いろいろな病院ですでに導入されているようだ。

高圧酸素療法について
　人工的に高い気圧環境をつくり、その中で患者に高濃度の酸素を吸入させて血液中に溶解する酸素量を増加させ、新陳代謝や身体機能を向上させる特殊な治療法。

難しいので簡単に説明すると、
　・気圧が高くなると、血液中に溶け出す酸素の量（溶解型酸素）が増える
　　　「ヘンリーの法則」　（液体に溶け込む気体の量は、その気体の気圧に比例して増える）

　・高い気圧の状態でいると、溶解型酸素が気圧に比例して血液に溶け込み
　　酸素を細胞の隅々まで行き渡らせる
　　　
　・その結果、細胞の新陳代謝を促し、皮下脂肪の燃焼、疲労物質の乳酸の制御など健康増進、
　　美容促進、老化防止につながる

中にいるだけで、リラクゼーション効果が期待できるものである。
治療に使う場合は、高い気圧で行なうようだが、リラクゼーションや疲労回復には、
１．３気圧程度が良いらしい。

但し、病院でもこれは医療保険が効かないので、全額自己負担となる。
北大の場合は、　
　2気圧　　85分　12,600円
　1.3気圧　60分　6,300円
ただ、ここは病院内なので、初回は医師の診断料がかかる。

高いか安いかは、難しいところであるが、
一度くらいは、試してみたいと思う。

ちなみに、私の知り合いの治療院にも導入したところがあるが、そこは、40分5,250円だったはず。