2006年ツールド北海道の勝手な展望

こんにちは。ファーストステップトレーナーの斉藤です。今年もツールド北海道の北海道選抜のトレーナーをやる事になりました。

もっと興味を持ってもらいたいので、私なり見所を書きたいと思います。

9月13日（火）～18日（月）の6日間、道北～道央を舞台として、’０６ツール・ド・北海道国際大会が開催されます。

今年の見所は…

　昨年大会史上初の団体総合4連覇と３っの個人賞を総なめにしたTeam NIPPOが今年も圧倒的な強さをみせるのか？それに対抗するのはどのチームか？ではないでしょうか。

対抗できるチームとしては、ツール・ド・フランス出場を目指す新チーム　Team VANG や愛三工業レーシング、スキルシマノ等がどのように戦うのか。また、アテネオリンピック代表の鈴木選手が加入したミヤタスバルも好調です。

個人としては、全日本選手権　U-23　で2位に大差をつけて優勝したTeam VANG の新城選手、昨年最後まで山岳賞争いをした愛三工業の別府選手、トラック競技でも活躍し昨年のT.T（タイムトライアル）でトップの盛選手のスピードに要注目です。

そして地元、北海道地域選抜チームも応援して下さい。

昨年は団体9位と大健闘しました。今年は昨年以上の成績が出せるようがんばってくれるでしょう！

そして今年の目玉は、なんと言っても最終日！大通公園で行われるクリテリウム！絶対観戦して下さい。20回大会を記念して　PE’Zがテーマソングを作曲しています。

今年も、ツールド北海道帯同報告をこのブログで随時報告をしていきますので、こちらもよろしくお願いします。

以上、斉藤でした。

結婚披露宴

昨日は、雪印スキー部時代に選手として一緒だった富井彦（現札幌ノルディックスキークラブ監督）の結婚披露宴があり、お祝いに行って来ました。

2回のオリンピック出場（長野・ソルトレイク）やワールドカップで活躍した選手だったこともあり、有名な選手（元選手）がたくさんいました。とわ言っても、皆昔からの知り合いですから騒ぐことはありませんが。

かわいいお嫁さんで、和やかないい披露宴でした。

普通は、新婦が泣く事が多いですが、今回は新郎が感極まって泣いてしました。逆にそれがよかったですよ。

もちろん、スポーツ界ならではの後輩の祝福も受け、久しぶりに大笑いしました。

その後、久しぶりに会った選手や元選手の家族達と延々と飲み話し続け、家に帰ると新聞が家のポストに入っていました。

まだまだ私の体力も大丈夫の様です。

でも、明日からが辛いかも…。

このブログも斉藤効果？

今週に入り急にアクセス数がアップ。

加圧トレーニングが結構マスコミに露出してきている事や、駒大苫小牧の事も何度も書いているのでそれが原因かなと思いきや、早稲田実業の斉藤投手が、宿舎で使っていたという「高圧酸素療法マシーン」が話題になっているので、「高圧酸素療法」の検索でひっかかっているようです。

昨年の1０月にデモ機を借りて試した事をこのブログに書いているので、それでなんですね。

毎日のようにTVやネットでそのような事が書かれているので、お客様から「本当に効果はあるのか？」と聞かれますが、私の考えとしては、それを行う方の身体の状態によると思います。ある程度疲れていればリラックス効果や疲労回復効果も期待できると思います。

デモ機を置いたとき、野球のピッチャーも連日試してもらいましたが、その選手は疲れが取れるといっていました。また、Jリーグのチームでも怪我の回復に効果があった（例：肉離れの怪我からの復帰が、今までより1週間ほど早くなった）との話も聞いたことがありますので、何らかの故障を持っていたり、疲れている人には効果的だと思います。

どうせなら、駒大の田中君にも使わせてあげたかったですね。

加圧トレーニングの効果 その４

「加圧トレーニングは、ダイエットに効果的ですか」という質問が多く寄せられます。今回はそのメカニズムを説明します。

前回、成長ホルモンの事を話しましたが、成長ホルモンは血流に乗って全身に運ばれます。

そして脂肪細胞に作用すると、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解します。

その為、ダイエット効果が期待できます。

加圧トレーニングは通常のトレーニングよりも、軽い負荷で多くの成長ホルモンを分泌する事がわかっています。加圧トレーニング1時間45分後には、血液中の遊離脂肪酸の濃度が運動前の約3倍になっている実験データもあります。

「腕と脚の基部にベルトを巻くので腹部には効き目はあるのですか？」という質問もよくされますが、加圧トレーニング後は、成長ホルモンが全身に運ばれますので、全身の細胞に作用するので、効果はあると考えれています。

また、加圧をする前に、体幹などのトレーニングを行い事前に疲労しておくことでさらに効果を出すこともできます。

その為当院では、加圧トレーニングの前に必ず体幹トレーニングやバランストレーニングを導入しています。

加圧トレーニングの効果 その３

加圧トレーニングは成長ホルモンの分泌が、他のトレーニングより多いという実験データがあります。まずは成長ホルモンの働きについて書きたいと思います。

成長ホルモンとは

　人間の体内で生成されるホルモンのひとつ

　年齢を重ねる毎に、体内での分泌量は減少する。

　10代がピークで、20代に入ると分泌量は急激に減少。

　40代で約半分に、80代では20分の1にまで減少。

　

不規則な生活、運動不足、睡眠不足、栄養の偏りなども、年齢に関わらず成長ホルモンの分泌量を減少させる原因となります。

成長ホルモンの働き（代表的なもの）

　身長を伸ばす

　骨や筋肉をつくる

　アンチエイジング（若返り）

　脂肪の代謝　　等

成長ホルモンが減少する事によっておこる様々な症状

• 疲労からの回復が遅くなる／なかなか疲れが抜けない
• 筋肉や骨が衰える
• 体重の急激な増加や減少
• 肌のハリが失われ、しわが目立つようになる
• 運動能力が低下し、若い頃よりも身体の動きが鈍くなる
• 記憶力や集中力の低下
• 毛髪が細くなり、白髪が増える
• 意欲喪失
• 性機能の低下
• 視力減退
• 免疫力の低下
• 関節の異常
• 更年期症状
• 睡眠の質の低下
• 血管の老化
• 細胞の酸化が進む
• インスリンの働きの悪化

いわゆる老化に関わることが起きてきます。

通常のトレーニング（運動）でも、強めのトレーニングを行えば成長ホルモンが分泌されます。加圧トレーニングは軽い負荷でも成長ホルモンを分泌させます。

加圧トレーニングは、血流を適度に制限して行う事で、普段はあまり使われない速筋繊維を活動させ、乳酸（疲労物質）を分泌させます。

血流を制限している為、局所的に乳酸値が高くなるので、それに対して成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは血流によって全身に作用します。

次回は、成長ホルモンと脂肪との関係について書きます。