さて、過去2回の話を一度整理してみたいと思います。
まず熱の伝わりには3つあるということでした。
その中で熱の移動の75%を占めるのが輻射ということでした。
また、建物の基礎に厚手の靴下を、外壁には
フリースとダウンジャケットを着ると熱が逃げず、
何処も暖かい空間が出来るというお話をしました。
つまり、輻射の理論と熱を逃がさない工夫が
あれば良いのでしょうか?
汚い絵ですが、通常の暖め方法(対流式)
と輻射式の方法を見比べてください。こんな感じです。

まず、輻射とは・・・光のスピードで暖かい
ところから冷たいところへ熱が移動する
ことと定義されています。
つまり、この汚い絵でも分かりますが室内に
いて体温が奪われないので快適なのです。
そして、空気の対流が少ないので頭寒足熱でいられる。
空気がきれい、寒い空間が出来ないので
間取りの制約を受けない(オープンなLDK・大きな吹き抜けなど・・・)
そして何といっても、光熱費が抑えられるということです。
(暖める体積が少ないので使うエネルギーが少ない)
この家づくりを実践された方にお話を聞くと
子供を叱らなくなった。(ドアの開閉についてなど)
真冬でも床が冷たくないので素足で歩け、
朝のお弁当作りが苦では無くなった。
暖房費がアパートの時の半分ほどしか掛からない。
加湿をしても結露が起こらない。などというメリットと・・・
子供が風呂上がり服を着ないでいつまでも
裸でいるなどというデメリット?
も良く聞く話です。皆様とてもビックリなのです。
本当に良いこと多いです。