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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第2781回】変化への強さ

2022年04月30日 | 住宅

ロシアのウクライナ侵攻に

終わりが見えません。

ロシアもウクライナも、

一大木材供給国なので、

木材の需要と供給の

バランスが崩れることは確実で、

更に原油の価格も下がる要因が無いため、

本当に住宅業界における資材高騰は、

洒落にならないレベルに来ております。

そしてそれは更に高騰する

可能性も大きいのです。

 

この現実を直視すれば、

住宅会社やリフォーム会社として

何をすべきか、明確なのですが、

大半の会社は変革の必要性に気づけず、

これまでのビジネスモデルに

固執するでしょう。

 

 

「変わらなければならない」

 

とても前向きに捉え

テストマーケティングを開始

している方達もかなり増えてきています。

 

高いモチベーションを維持し、

市場を予測し、どう対応して

いくべきか、という未来志向で

仕事に向き合う事が出来ている

組織が生き残ります。


今後大切なのは 


◉共感型のマーケティングに

全振りする


 

◉建築資材のコストが今より

もっと上昇しても、お客様が

買える価格で商品を提供すること。

 

◉お客様の視点に立って、

自社の見せ方を変えていくこと。

 

◉これまでの縦割りの組織を変更し、

お客様のニーズに即対応できるよう、

フレキシブルな組織をつくること。


今後の展開が楽しみです^ ^

 

 


【第2780回】高くなりすぎたモノを購入する理由

2022年04月29日 | 住宅

一般的な焼肉屋さんが1人前5000円となり

平均客単価が3万円を超えるような業態と

なったら、焼き肉屋さんに行く方が減るかと

思います。

 

これが今の建築業界で起きております。

コロナ渦によるコンテナ不足、人材不足

からウッドショックがあり、その次に

物流不足からくる資材の高騰、そして

ウクライナ進行による物流ショックなど

建築価格が大幅に上振れする中、購入される

お客様は大幅に減少するわけです。

 

ここ数年は我慢が続く年となりそうですが

今後はどのような建築会社が踏ん張るのでしょうか。

 

続きは次回。

 


【第2779回】ルールづくりをしたものが制す世界

2022年04月28日 | 日記

GWが始まります。

今年は皆様お出かけになりますか?

 

最近では渋滞緩和や

お休み自体をちょっとづつずらす

という方もいらっしゃるかと思います。

 

このように、コロナがもたらした

行動様式の変化はこの先、何十年と

続く事になるかと思います。

 

そして、この変化は毎年ちょっとづつ

各エリアにおいて特色を持ち独自の

変化を創り出していくと思います。

 

このルールと積極的に絡んでいくこと

により攻めの行動が出来るように

感じます。

 

受け身ではなく、ルールを創るという

気概で日々過ごす事が重要ですね。


【第2778回】誰に愛されるか?

2022年04月27日 | 価値観

マーケティング業界で数年前に有名に

なった、サラダマック事件ご存知でしょうか。

 

コトの背景は、マクドナルドで女性を中心に

アンケート調査を行い、新しいバーガーを

募集したところ、野菜たっぷりのハンバーガー

の希望が多く、御多分に漏れずその声を

商品化してしまった事件です。

 

女性は野菜たっぷりのバーガーを食べたい

というのは本当だと思います。

ただ、マックにきてまで野菜たっぷりは

心の底では望んでいないので、野菜たっぷり

はモスやフレッシュネスに流れていた訳です。

 

そして、サラダマックは数カ月後に

販売中になる位、売れませんでした^^;

 

その証拠に、次に新商品として出した

油ギトギトのテキサスバーガーは激売れ

だったそうです。

 

マックに来たら健康の事はちょっとおいといて

油たっぷりのバーガーを食べたいという

のが女性達のインサイトだったという事。

 

 

さて、昨日の続きです。

1日吊るしておくとシワが取れるお洋服(スーツ)

を望まれるエンドユーザーは誰か?

 

・高品質素材自体を愛でる方

・高級商品を販売される営業マン

・海外ブランドの中でも 高級なセーターや

 高級なシャツを購入される方

・宮内庁界隈の方

 

ニッケはこのようなニッチであるが

海外トップブランドをも虜にする

メッセージ性のある世界で唯一無二

の素材にしっかりついてきてくれる方々

をイメージし『商品』をお店に卸し

続けている訳です。

 

誰に愛されるか?

 

とても大切な事ですね。

 

 

 


【第2777回】こだわりを尽くす

2022年04月26日 | 日記

日本毛織(ニッケ)という

会社ご存じですか?


一部上場の会社ですが、余り表舞台

には現れませんが、アパレル業界

ではとても有名です。

 

プラダやバーバリーという

一流ブランドから絶大な信頼

を寄せられている日本企業です。

 

毛織という事もあり、毛糸などの製品を

扱っているのですが、その糸を使った

スーツは1日吊るしておくだけでシワが

とれるという商品となります。

 

どのような、製法で毛糸を

創っているのか?

そして、どの様なエンドユーザー

に選ばれているのでしょう。


続きは次回。

 


【第2776回】微妙な調整を持続的に行う大切さ

2022年04月25日 | 価値観

昨日の続きとなります。

 

マーケットインではなく、

中小零細企業の本質はプロダクトアウト

である。つまり、我々の顧客を創造し

生活スタイルから口癖に至るまでイメージ

した顧客像がどのような背景があると

購入したくなるか、または支払いたい水準

を上げるか?を徹底して深掘ると見えて

来るものが必ずあります。

 

誰に焦点を中てるかではなく、イメージ

する顧客像にしっかりと興味関心を抱いて

頂けるように設計し、取りこぼしが無い様

常に洞察をする癖をつける。

 

ボリュームの摘みを微妙に調整するように

日々の言動を変えてみる、このような地道

な姿勢こそが、自分たちの顧客との接点を

創ってくれるものであると確信しております。


【第2775回】ランドセルは誰に焦点を中て販売するべきか?

2022年04月24日 | 日記

このような話があります。

ランドセル業界。

 

少子高齢化でランドセルの売れ行き

はご想像の通り下降線を辿っており

業界内ではとても不安な将来が見えている

中、誰に焦点を中て商いをするかという

のが中々定まらないというお話。

 

お子様に焦点を中てることが正解なのか

それとも、お金を出す祖父母に焦点を

あてるのか、はたまた、ご両親に焦点を

あて商品展開をするのか?

 

皆さまだったら誰に焦点を中てますか?

 

 

聞いておいてあれですが・・・

 

すでにこの誰に焦点を

中てるか?という発想が間違っている

というのがプロのマーケターの見解です。

 

続きは次回。


【第2774回】自社のメインターゲットのど真ん中の方との接点を見出す

2022年04月23日 | 価値観

「顧客の創造」

自分たちの顧客は誰か?

を真剣に考え、その方から

学ぶという姿勢が必要な時代。

 

例えば、色々なお客様がいる中で

ただ単に家を建ててくれそうだから

という理由だけでお近づきになり

提案を始めるというのは、今後の商い

として成立しにくくなります。

 

自分たちの顧客像がどのような行動を

し、何を好きで、何が嫌いか、どのような

判断を繰り返すかなど、真剣に向き合う

べきです。

 

業界が長くなると経験値と同時に偏見

や先入観という誤った決断の素となる

ものまで蓄積されてしまいます。

 

そして、経営者やマーケターに伝染

してしまうのです。

 

そうならない為にも、自社の顧客像に

最も近い方と密接な関係を持ち色々な事を

教えてもらうために時間を使うという

事が今後、価値を生ん参ります。

 

とても、大切な行動です。

 

 


【第2773回】建築コスト高騰が止まらない

2022年04月22日 | 住宅

住宅建築費用高騰が止まりません^^;

色々な建築会社がありますが、どの

企業も軒並み、価格高騰のかじ取りを

迫られ判断しております。

 

・建築原価を抑えコスト削減に励む

・業者さんへ支払う金額を交渉する

・売価を上げる

・ブランディングを積極的に行い

 顧客が支払いたい水準を上げる

・販管費を抑え支出を削減する

 

以上のような内容以外にも勿論

建築コスト高騰への対策はあるかと

思いますが、今までの延長線上で

考え行動するという姿勢で乗り切れる

会社はそれ程多くないと感じております。

 

建築会社に今後求められるものは

何か?考えて参りましょう。

 

続いは次回。


【第2772回】自国の材を使う家づくり

2022年04月21日 | 住宅

昨今の世相の中、国土交通省の

公表する指標でも変化が起こって

おります。

 

持ち家住宅は前年より増加は

しておりますが、プレハブ住宅の

割合は減少傾向にあり、

自国の材を用い家づくりに臨みたい

という民意が数字にも反映されております。

 

自国材料の木造在来での建築

の流れはさらに強くなっていくこと

だと強く感じます。


【第2771回】家への愛着

2022年04月19日 | 住宅

国土交通省が発表する住宅市場の

経済動向調査によると、2021年の

住宅着工数は5年振りの増加となりました。

 

その中でも、持ち家住宅はは前年より

も9.4%増加しております。

 

コロナ渦、家族の時間が増えたこと

による、家への愛着度合が伺えます。

 

そんな折、住宅の工法の違いによる

受注の差が出始めております。

 

続きは次回。


【第2770回】一先ず長期金利を選ぶという選択

2022年04月18日 | 金融

変動金利か長期金利かで迷われている方

には、前回のお話のように一先ず性能の

高い家を建て、フラット35Sの借入

を行い▲0.5%を獲得し、1%弱の金利で

10年間金利の動向を見守るという事も

一つです。

 

ここ最近は金利の動向も勿論ですが

各金融機関において融資条件が

変わっております。

 

一先ず安心を買うという

考え方も一考です。


【第2769回】新たな制度

2022年04月17日 | 金融

先日、住宅支援機構(フラット35)から

金利引き下げ方法の変更に関して発表が

ありました。

 

2020年10月借入申し込み

受付分から、住宅の

性能や長く住んでいくための

配慮の状況等に応じて金利の

引き下げ幅及び引き下げ期間

が下記の様に変わります。

 

これまでのフラット35Sの

金利引き下げだと

最大で10年間0.25%でしたが、

新しく創設されるフラット35S

長期優良住宅にすると

10年間▲0.5%の金利引き下げを

受けられます。

 

例えば2022年3月度のフラット

金利1.43%の場合、

当初10年間は0.93%で借りられます。

変動金利に比べるとまだまだ

金利は高いですが

10年間1%を切る金利で組める

安心感は代えがたいですね。


【第2768回】「変動金利で住宅ローンを借りている 人に損をしてほしい」

2022年04月16日 | 金融

「変動金利で住宅ローンを借りている

人に損をしてほしい」

 

降ってわいたようなこの金利上昇

 

超長期固定金利で住宅ローンを

組んでいる方の中に冒頭の

心理をお持ちの方は少なからず

いらっしゃるかと思います。

 

0金利がこれほど長く続く事も

ないと判断をし、若しくは判断させられ

超長期金利所謂フラット35の固定金利

で住宅ローンを組まれた方々です。

 

超長期金利は15年程前から申し込みを

徐々に増やしており、特に保守的なエリア

での申し込みが多い傾向にあります。

金利上昇は急激に来ることはないと知りつつも

不安を抱える中での住宅ローン生活をしたく

ないという判断をされた方々。

 

ただ、残念ながら変動金利の人気はまだまだ

継続しそうです。

 

変動金利と超長期金利、ここ数年は慎重

に選ばれる方が増えそうですね。

 

続きは次回。

 

 


【第2767回】住宅金利は上昇気味!?

2022年04月15日 | 金融

ここ最近、お客様からの質問で

多いのが住宅金利は上がりますか?

というもの。

 

世界的に金利が上がっており、

日本では金利上昇を抑える為に

国債をかなり良い条件で買い取っております。

 

ですから、急に金利が上がるという事

は御座いませんが、市場の動向を見極め

ながらジリジリとは上昇するとは思います。

 

そこで、市場では超長期金利である

住宅支援機構のフラット35の申し込み

が増える傾向にあると思います。

 

続きは次回。