ときどき、読書ブログ

ファブリス(株)代表取締役 鈴木眞二の読書履歴、感想、日記など。

三岸節子さん。April 17, 2024

2024-04-17 | Weblog

とても好きな画家のひとりに、

三岸節子さんがいます。

調べたら、このブログでも、2回ほど、

挙げていました。

 

名古屋2~徒然に。 Dec. 8, 2021 - ときどき、読書ブログ (goo.ne.jp)

ガンダム。 - ときどき、読書ブログ (goo.ne.jp)

 

三岸節子さんのご主人が(といっても、お二人とも故人ですが)、

三岸好太郎さんという画家で、

やはり、魅力的な作品を残されています。

 

で、最近、こんな本を図書館で見つけました。

 

あの画家に会いたい 個人美術館

大竹昭子著 とんぼの本 新潮社

 

この本、ものすごく良いんです。

著者の、各画家に対する、愛情と尊敬と興味とエピソードが、

無駄なく、かつ、的確な文章で、

紹介されています。

 

この本で、一番最初に紹介されているのが、

札幌にある、

北海道立三岸好太郎美術館で、

知らないことばかりで、

大変興味深く読ませていただきました。

 

この本の中に、

と、いっても、

どちらかと言えば、目立たない位置に、

三岸節子さんの美術館も紹介されていました。

 

愛知県一宮市にあるらしい。

 

「一宮か。行ってみたいな」と思っていました。

 

で、先週の金、土、名古屋に行きました。

土曜、母に会った後、友人のお寿司屋でランチを食べて、

別の友人の珈琲豆屋に行こうとした途中、

懐かしい洋菓子屋が車から目に入ってきました。

 

詳細は省きますが(笑)、

この洋菓子屋を見て、三岸節子さんの美術館に行こうと、

急遽、思ったのです。

https://blog.goo.ne.jp/fabrice-biz/e/e2495c42e84f6d843c4b237d601b56ed

 

三岸節子記念美術館

一宮市三岸節子記念美術館 (s-migishi.com)

 

こじんまりとしていて、

ヒマラヤ美術館で見たような、

大きな作品はありませんが、

画家の品格が感じられる、

とても良い美術館でした。

 

ちょうど、美術館から出てきた方にお願いして、

三岸節子さんの銅像と一緒に、

写真を撮っていただきました。

ははは、太ってる(爆)。

もう少ししたら、10kgくらい、痩せる予定。

9月の同窓会のため(笑)。

 

ちなみに、私が着ているTシャツ、

何のアルバムのジャケットか、

わかるかな~。。。

 

では、では、少し、本を読んで寝ます。

皆様、おやすみなさい。。。

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お墓参り~母。

2024-04-14 | Weblog

2日前、金曜、予定が空いたので、

急遽、名古屋に行くことにしました。

父のお墓参りと、

母に会いに。

 

高速。

途中、休憩もせず、豊田東インターまでノンストップ。

塩釜口のスーパーとコンビニで花と線香、ろうそく、マッチを購入。

初めて、ひとりで、父の墓参りをしました。

 

ひとりだと、あれこれ、話ができますね。

当然、返答はありませんが(爆)。

 

で、母に会いに、施設へ。

 

夕方近くだったため、

おそらく、母も疲れていて、

ほとんど、会話になりませんでした。

 

それでも、介護の方が、母を車いすに載せてくださって、

エレベータまで、見送りに来てくれて、

バイバイ、と、手を振ってくれました。

 

翌日、朝、10時に、

再び、母に会いに行きました。

 

朝は、元気で、

私がいうことに

「あー、そう」、と答えてくれて、

入れ歯は入れていなくても、

最初の5分くらいは、

ちゃんと、言っていることが聞き取れました。

 

認知症。

もう92歳になろうとしていますから、

当たり前なんです。

それでも、ちゃんと、毎日、ごはんを食べて、

生きていてくれていることに、

感謝、感謝、大感謝です。

 

昨日の、母との会話で、

「昨日、パパのお墓参りしてきたで」

と伝えると、

「パパ、うれしい」

と言っていました。

 

それ以外にも、

ちゃんと、あれこれ、

会話ができました。

 

また、会いにいくので、

毎日、ちゃんと食べて、

元気でいてね。

 

ありがとう。

ありがとうね。。。

 

しんじ。

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昼寝のせいで眠れない。Mar. 31, 2024

2024-04-01 | Weblog

今日、朝は普通に目覚めたのですが、

夕方近く、なんとなく眠かったので、

横になったら、2時間ぐらい熟睡。

 

で、今、2:37

なんか、全然、眠くありません。

困ったな(笑)。

 

手抜きってわけでもないのですが、

ちょっと前に読んだ、

ギュスターヴ・モローについての本から、

抜粋をワードに書き留めておいたので、

貼り付けます。

 

ギュスターヴ・モロー

絵具で描かれたデカダン文学 鹿島茂著 六耀社

*********************************

P81

伯爵モンテスキューとサラ・ベルナールからの抜粋

 

 こうしたデカダンたちの中で、モローの最も熱狂的な賛美者を一人あげるとしたら、それはいうまでもなく、「世紀末のプリンス」と呼ばれた最高の耽美主義者で社交界の花形だったロベール・ド・モンテスキューにとどめを刺す。なぜなら、ロベール・ド・モンテスキューこそは、ほかならぬ『さかしま』*のデ・ゼサントのモデルだからである。

 *注 ユイスマンの小説 郊外の一軒家に引きこもった大貴族の末裔デ・ゼサントが、好みの芸術作品に囲まれながら快楽原則に従って生きようとする一種独特な『芸術小説』だが、このデ・ゼサントが命の次に大切にしているのが、サロメを描いたモローの二枚の絵(《ヘロデ王の前で踊るサロメ》と《出現》である。

 

P83とP86(P84と85はモローの作品掲載)

プルーストへの影響

 

このサロンには、憧れのモンテスキューに気に入られるためならなんでもするという若いスノッブたちもまた足しげく通ってきていたが、そのうちの一人であるマルセル・プルーストは、モンテスキューのご機嫌を取るために、『ギュスターヴ・モローの神秘的世界についての覚書』という美術評論を書いた。プルーストは、これによってモンテスキューの歓心を買っただけではなく、モローの世界に深く分け入り、同時に、モンテスキューやグレヒュール夫人の人となりについても詳しく観察するようになるのである。

 このサロンでの観察は、やがて『失われた時を求めて』という巨大な作品となってあらわれた。そのおかげで、モンテスキューは、デ・ゼサントという名前のほかに、シャルリュス男爵という名前でも後世に知られるようになったのである。同じく、グレヒュール夫人はゲルマント大公夫人、モローはエルスチールにそれぞれモデルを提供することになった。

 プルーストの『失われた時を求めて』のいたるところで、モローの絵に比喩を借りて、ヒロインたちを描きだしている。「ある日、彼はそうしたことに考えをめぐらせているうちに、オデットがまだ誰の囲われ女だと噂されていたときのことを思い出した。そしてもう一度、この囲われ女――それはギュスターヴ・モローの《出現》に描かれたサロメのように、高価な宝石に毒々しい花々をちりばめた、見たこともない悪魔的な装飾のきらめくアルマガムを思わせた――という奇妙な人間と実際のオデットを比較して楽しんだ」(鈴木道彦訳、集英社)

 かくして、フロベールの『サランボー』に源を発したモローのサロメは、世界末のファム・ファタルの典型であるオデットにたどり着いたのである。

 こうした、モローのサロメをめぐる世紀末文学のヒロインの連環を名付けるとしたら、「モロー・コレクション」がいいか、それとも「サロメ・チェーン」がいいか。いずれにしろ、世紀末文学は、モロー抜きには語り得ぬことだけは確かなようだ。

**********************************

 

もう随分前ですが、

パリのギュスターヴ・モローの美術館(ご本人が生前に住んでいた家だったと思います)に

行ったことがあります。

 

中に螺旋階段があって、

当然、モローの絵がたくさんあって、

とても好きな美術館でした。

 

また、行きたいなぁ。

 

先日、友人がギリシアに旅行に行って、

ミコノス島(多分)の宿からの朝焼けの景色の動画を送ってくれました。

 

当たり前ですが、世界のどこでも、

常に、生活がそこにあって、そこに時間が流れていて、

私たちがそこに行けば、その間、その中に同居して、

そこを離れても、変わりなく、その町はそこで、

当たり前の景色を続けているんですよね。

 

日々に、目の前の景色に、

埋没してちゃ、いけないな、と思います。

 

さて、ばばっと書き込んでるうちに、

2:57になりました。

明日、というか、もう、ほぼ、11時間後ですが、

14:00-16:00

オンラインで、TOEIC対策セミナーを行います。

ははは、TOEIC関連のセミナーは、本当に久しぶり。

 

もう、寝なきゃ。

 

では、では、

おやすみなさい。。。

 

 

 

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