ときどき、読書ブログ

ファブリス(株)代表取締役 鈴木眞二の読書履歴、感想、日記など。

昼寝のせいで眠れない。Mar. 31, 2024

2024-04-01 | Weblog

今日、朝は普通に目覚めたのですが、

夕方近く、なんとなく眠かったので、

横になったら、2時間ぐらい熟睡。

 

で、今、2:37

なんか、全然、眠くありません。

困ったな(笑)。

 

手抜きってわけでもないのですが、

ちょっと前に読んだ、

ギュスターヴ・モローについての本から、

抜粋をワードに書き留めておいたので、

貼り付けます。

 

ギュスターヴ・モロー

絵具で描かれたデカダン文学 鹿島茂著 六耀社

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P81

伯爵モンテスキューとサラ・ベルナールからの抜粋

 

 こうしたデカダンたちの中で、モローの最も熱狂的な賛美者を一人あげるとしたら、それはいうまでもなく、「世紀末のプリンス」と呼ばれた最高の耽美主義者で社交界の花形だったロベール・ド・モンテスキューにとどめを刺す。なぜなら、ロベール・ド・モンテスキューこそは、ほかならぬ『さかしま』*のデ・ゼサントのモデルだからである。

 *注 ユイスマンの小説 郊外の一軒家に引きこもった大貴族の末裔デ・ゼサントが、好みの芸術作品に囲まれながら快楽原則に従って生きようとする一種独特な『芸術小説』だが、このデ・ゼサントが命の次に大切にしているのが、サロメを描いたモローの二枚の絵(《ヘロデ王の前で踊るサロメ》と《出現》である。

 

P83とP86(P84と85はモローの作品掲載)

プルーストへの影響

 

このサロンには、憧れのモンテスキューに気に入られるためならなんでもするという若いスノッブたちもまた足しげく通ってきていたが、そのうちの一人であるマルセル・プルーストは、モンテスキューのご機嫌を取るために、『ギュスターヴ・モローの神秘的世界についての覚書』という美術評論を書いた。プルーストは、これによってモンテスキューの歓心を買っただけではなく、モローの世界に深く分け入り、同時に、モンテスキューやグレヒュール夫人の人となりについても詳しく観察するようになるのである。

 このサロンでの観察は、やがて『失われた時を求めて』という巨大な作品となってあらわれた。そのおかげで、モンテスキューは、デ・ゼサントという名前のほかに、シャルリュス男爵という名前でも後世に知られるようになったのである。同じく、グレヒュール夫人はゲルマント大公夫人、モローはエルスチールにそれぞれモデルを提供することになった。

 プルーストの『失われた時を求めて』のいたるところで、モローの絵に比喩を借りて、ヒロインたちを描きだしている。「ある日、彼はそうしたことに考えをめぐらせているうちに、オデットがまだ誰の囲われ女だと噂されていたときのことを思い出した。そしてもう一度、この囲われ女――それはギュスターヴ・モローの《出現》に描かれたサロメのように、高価な宝石に毒々しい花々をちりばめた、見たこともない悪魔的な装飾のきらめくアルマガムを思わせた――という奇妙な人間と実際のオデットを比較して楽しんだ」(鈴木道彦訳、集英社)

 かくして、フロベールの『サランボー』に源を発したモローのサロメは、世界末のファム・ファタルの典型であるオデットにたどり着いたのである。

 こうした、モローのサロメをめぐる世紀末文学のヒロインの連環を名付けるとしたら、「モロー・コレクション」がいいか、それとも「サロメ・チェーン」がいいか。いずれにしろ、世紀末文学は、モロー抜きには語り得ぬことだけは確かなようだ。

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もう随分前ですが、

パリのギュスターヴ・モローの美術館(ご本人が生前に住んでいた家だったと思います)に

行ったことがあります。

 

中に螺旋階段があって、

当然、モローの絵がたくさんあって、

とても好きな美術館でした。

 

また、行きたいなぁ。

 

先日、友人がギリシアに旅行に行って、

ミコノス島(多分)の宿からの朝焼けの景色の動画を送ってくれました。

 

当たり前ですが、世界のどこでも、

常に、生活がそこにあって、そこに時間が流れていて、

私たちがそこに行けば、その間、その中に同居して、

そこを離れても、変わりなく、その町はそこで、

当たり前の景色を続けているんですよね。

 

日々に、目の前の景色に、

埋没してちゃ、いけないな、と思います。

 

さて、ばばっと書き込んでるうちに、

2:57になりました。

明日、というか、もう、ほぼ、11時間後ですが、

14:00-16:00

オンラインで、TOEIC対策セミナーを行います。

ははは、TOEIC関連のセミナーは、本当に久しぶり。

 

もう、寝なきゃ。

 

では、では、

おやすみなさい。。。

 

 

 

コメント
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