ときどき、読書ブログ

ファブリス(株)代表取締役 鈴木眞二の読書履歴、感想、日記など。

鬼束ちひろ。ROLLIN'。

2010-11-29 | Weblog
鬼束ちひろという人の歌詞は悲しい。
この人は、多分、ずっと不幸なんだと思う。
何故、ずっと不幸かと言えば、
多分、幸せなんぞになりたくもないと思っているからだと思う。

快適な環境というのは、人それぞれにある。
時には、外部から遮断された環境を、
自分の選択で持てるとすれば、それは素晴らしい。
孤独が好きな人でも、
誰かと話したいときに、
すぐに集まってくれる仲間がいれば、
それはそれで素晴らしい。

で、鬼束ちひろですが、
この人、きっと、
孤独なんだと思います。
寝て、食べて、創作して、歌って、
のっぴきならない感情の嵐に、
裸のまま、吹きつけられている感じ。
ROLLIN'を歌っている姿は、
この人、歌わざるを得ないというか、
吐き出さざるを得ないって感じがします。

私は、鬼束ちひろに、
強烈に惹かれます。
が、友人にさえなれないかも知れない。
この人のこと、
分かるような気もするけど、
何も分かっていないような気もする。
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世界の中心。

2010-11-23 | Weblog
今、鬼束ちひろの
「Beautiful Fighter」を、
You tubeで繰り返し聴きながら、
このブログを書いています。

この曲は、以前からとても好き。
ギターも、歌詞も、
この曲を歌う鬼束ちひろも、
とてもカッコいい。
http://www.youtube.com/watch?v=XafVeukCGuI

で、ふと、たった今、
気がついたことがあります。

私は、このブログの中で、
2回、「世界の中心」という言葉を
使ったことがあります。

1度目は、ワールドサッカーに、
クリントン元大統領とミックジャガーが
観戦に来ていた時について書いた時。

2度目は、テレンス トレント ダービーに関連して、
アメリカについて書いた時。

で、今、この曲を聴いていて思うのは、
「世界の中心」というのは、
実は、「自分自身」であるべきだ、ということです。

そして、そうした意識改革が、私には必要であると。

今年、業務の進め方では、
あるきっかけから、
ちょっとしたブレイクスルーを迎えていますが、
今、私に必要なのは、
そうした意識改革なんだろうな、と思った次第です。

と言っても、そんなに深い話でもなく、
ちょっと思った程度です。

おやすみなさい。。。



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速記者たちの国会秘録

2010-11-22 | Weblog
菊地正憲著の、
「速記者たちの国会秘録」
本日、読みました。

大変に興味深い内容で、
一気に読んでしまいました。

時の流れの中で、
証言者を失ってしまう前の、
貴重な聞きとりとその記録として、
この本は大変価値があると思います。

歴史の記録者のみが知る、
真実の一面として、
特に大川周明、吉田茂、岸信介、田中角栄といった方々のエピソードが、
それぞれに、とても興味深かったですが、
あまり陽の当らない、速記者という職業が、
あまり話題にならないまま、消滅しようとしている中、
その職業と、果たしてきた役割にスポットを当てた、
ということ自体、
とても価値があると思います。
あと、文中に浮き上がってくる、
菊地正憲という人の真面目さ、
みたいなものが、
とても魅力的であると思います。

知り合いだから、という事ではなく、
本当にお勧めの一冊です。

TV番組なんかにもなりそう。。。

今日のところは、この辺で。
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びゅんびゅん。

2010-11-22 | Weblog
風の様に、光の様に、
毎日が、びゅんびゅんと流れ去っていきます。
1週間前が、遠い昔だぁ。。。

11月14日(日)、
阿佐ヶ谷 Next Sundayで、
ライブをやりました。

とても楽しい一日でした。

今朝、8:05から、NHKで、
私が担当している英語クラスが放映されました。
クラスの楽しい雰囲気も伝わって、
生徒の方々の、カッコいいところも映ってて、
よかった、良かった。

おとといの夜は、
冒頭の写真の本を、
最近(11月15日)に出版された、
菊地正憲さんと飲みました。
楽しかったのは、もちろんですが、
あれこれ、刺激を受けました。

とても面白そうな本。
あれこれあって、まだ読めていないのですが、
明日、読む予定。

今日は、TVに映ったので、
沢山の方から、メールを頂きました。
感謝、感謝です!!!

今後も、基本は同じ。
有益な研修を提供していきます、という事です。
皆さま、ありがとうございます!!!

おやすみなさい。。。




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ハードだなぁ。

2010-11-10 | Weblog
先週から、何かと忙しくて、
来週の月曜までは、息が抜けない。
やることもたくさんあって、
目が回るー、といった状況の中、
先日、風邪をひいた。

あちゃー、やっちゃったー、
と、思いつつ、
思い切って、1日、
全て放棄して、寝ました。

当然、しわ寄せはどっと来た。
が、なんとかなる。
休んどいてよかった。

2点、ご連絡。

1.ライブやります。
  お近くの方は、よろしければ、来て下さい。
  日程:11月14日(日)
  時間:13:30開場、14:00開演
  場所:阿佐ヶ谷 Next Sunday
  出演:青空ファミリー、TakeTake、ひらゆみ、comado(出演順)
  チャージ:1000円+1ドリンク500円
  
  私が参加しているのは、comadoという、
  フルートを中心としたバンドで、
  今回は、ビートルズ7曲を演奏します。
  私はヘルプでベース担当。

  地図等は、こちらをご参照ください。
  http://nextsunday.jp/info.php 
 
2.ファブリスが担当させて頂いている企業での、
  英語研修風景が放映されます。
  日程:11月21日(日)
  時間:8:05-8:35
  番組:NHK総合 週刊こどもニュース
     「英語が話せないと働けない?進む企業の国際化」
  特記:私とNative1名が講師を担当しています。
     (実は、レッスンの収録は明日です)

へとへとの身体には、
MorphineのThe Night
しみるなぁ。。。
http://www.youtube.com/watch?v=ev3h4Ifo48M&feature=related

さて、今晩、もうすぐ、
ネイティブチェックを依頼してる原稿が戻ってきます。
それが確認できたら、もう寝よう。

おやすみなさい。。。
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思想の成熟。個人が成し得ること。

2010-11-04 | Weblog
今日は、長男のプレ誕生日
(つまり明日が、本当の誕生日)
明日は平日で、私も夜、担当しているクラスがあるので、
お祝いを、祝日の今日、行いました。

多摩動物園に行こうと計画していたのですが、
当日になって、本人が行きたがらず、
結局、本人の希望で、
家の近くの公園で、
野球の練習や、サッカーの練習をしました。

昼食は、やはり本人の希望で、
モスバーガー(笑)。

午後、やはり本人の希望で、
Saty(新百合ヶ丘駅前のスーパー)でイナズマイレブンのゲームをしたりして、
夜は、ママが長男のリクエストに応えて、
まぐろと大豆の味噌炒め(渋ッ!)、
えびチャーハン、中華風コーンスープ等のディナー。

子どもたちとママは、
ポケモンと仮面ライダーのシャンメリー
私は赤ワイン。

とても楽しかったので、
ついつい、飲みすぎてしまいました。。。

話は変わりますが、
前に勤めていた会社の後輩女性が、
結婚して、ドイツに住んでいるのですが、
今、一時帰国していて、
実は、本日、某所で仲の良かった面々で集まっていました。
私は長男のプレ誕生日があって、
残念ながら、参加できなかったのです。

せめて、ワインでも差し入れ、と思っていながら、
結局、バタバタしているうちに、
何もできず、反省!反省!大反省!

うーむ、気が回らんのぅ。。。

さてさて、
冒頭の写真は、
「吉本隆明 声と言葉。」という本です。

私は、高校3年の時、
全然、勉強しなかったにも関わらず、
日大の経済、商学部なんかには合格してしまって、
おお、そこそこ勉強すれば、
私大ならどこでも受かるな、などと、
メチャクチャ安易に考えて、
あっさり浪人しました。

同じく浪人をした、勉強ができる真面目な友人二人が、
河合塾の選抜クラスの試験を受けるというので、
私も、この二人と行動を共にしていれば、
自分も勉強するかな、と、
河合塾の選抜試験を受けたのですが、
結果、ひとりは京大選抜、ひとりは名大選抜というクラスで、
河合塾の千種校。
私だけ、早大選抜クラスということで、
名古屋駅校になってしまいました。

名古屋駅の予備校に行く途中、
久屋大通駅での乗換で途中下車して、
Yuri(今もあるのかな?)というJazz喫茶に寄ってしまって、
浪人生のくせに、
結局、現役時代と同様、
全く勉強もせず、
予備校に行かず、
勉強しない大学生みたいな毎日を送っていました。

で、志望校ではない大学に入って、
東京で同様の生活が続いたのは、
言うまでもありません。
(ちなみに前述の友人2名は、京大と東京理科大(院卒))

ただ、この早大選抜の国語の授業だけは、
抜群に面白くって、
何回か出席しました。

講師は、牧野剛先生(せんせ)。
国語の話などはほとんどなく、
授業はいつも、
学生運動がらみの話ばかり。

夏は、何故か、希望者を募って、
駒ケ岳登山などを行っておりました。

ちなみに、
引率の牧野せんせと河合塾OBの大学生以外は、
私も含めて、多分、ほとんどが未成年だったけど、
山の上にテントを張って、夜、
重いのにみんなで、3000メートル、
肩に担いで、分担して運んだ、
すさまじい量のお酒を、
若気のいたりで、
あれこれと侃々諤々しながら、
朝までメチャクチャ飲んだりしました。
とても、とても楽しかったなぁ。。。

で、この牧野せんせが、よく話されていたのが、
吉本隆明氏や高橋和己氏のお話。
「世界が凍る」なんて、
なるほど、などと、よくわかりもせず、
聞いておりました。

で、この吉本隆明氏の肉声。

冒頭の本に、CDがついていて、
初めて、お声を聞かせて頂きました。

正直な感想として、
吉本隆明さん、
話すの、下手だなー(笑。スミマセン。。。)。

話される中で、「つまり」という言葉を多用されるのですが、
全然「つまり」になっておらず、
全体的に、
めちゃくちゃ、High Contextな内容です(笑)。

ただ、当たり前、というか、なんというか、
もともと、ものスゴイ知識と思想が、
その言葉の裏に秘められていることが分かっているため、
むしろ、上手でない語り故に、
実直なお人柄が伝わってきて、
味わいのある言葉になっております。

私が浪人の頃、
つまり、当時、
吉本隆明氏も働き盛りの、
現役バリバリの頃、
すでに、何故か生前なのに、
全集が出版(10刊予定中3刊のみ発刊)されるという位の方ですが、
あれから、25年近く経って、
現時点での、
この方の思想の蓄積、成熟というのは、
もう、もう、
とんでもないものなんだろうなぁと、
思ったりします。

それ故に、人が死ぬと、
書物等の結果は残るにしても、
その知識の積み重ねや思考の成熟によってのみ形成される、
とびきりの新しい思想を、
人類が知る機会は永久に失われてしまう、という事実に、
ちょっと考えさせられた本(CD?)でありました。

などと、ちょっと長くなってしまいました。
すびばせん。

では、では、
おやすみなさい。。。

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