南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

大麻でアンはっぴいえんど

2009-02-18 23:53:46 | Weblog
鈴木茂が大麻で捕まった。
鈴木茂といえば僕ら世代、特にティンパン系の音楽が大好きな人間にとっては憧れのギターリストである。
鈴木茂は知らなくてもあの伝説のバンド「はっぴえんど」は分かるということで、報道の中では元はっぴいえんどの紹介が詳細になされていた。
大滝詠一、細野晴臣、松本隆もまるで共犯者扱いだ。
それだけならまだしも、今回の件で「はっぴいえんど」のCDまでが販売停止になったことは納得行かない。
確かに大麻はよくないし許されないことだとはわかる。
しかし、鈴木茂が僕の最も大好きなギターリストの一人であることには変わりはない。
「バンドワゴン」を初めて聴いた時は正直ぶっ飛んだ。
山下達郎も自分の歌のように歌っているが「砂の女」をはじめ、珠玉の名曲の数々が収められているこのアルバムは日本の音楽史に残る一枚だと思っている。
あと好きな歌に「ソバカスのある少女」という歌があるが、これは南佳孝のスタンダードにもなっている名曲である。

鈴木茂を語る時にかかせないのが荒井由実の数々のアルバム。
ユーミンの名曲のほとんどは鈴木茂のギターで奏でられているわけで、何でユーミンの音楽が彼女のデビュー当時にすっと受け入れられたかというと、その演奏ミュージシャンの名前に鈴木茂、細野晴臣、林立夫などがはっきりと記載されていたからかもしれない。

高中正義やチャーみたいな派手さはないけど、確固たるファンを持ち続けるギターリストだけに今回の件は本当に残念である。
とばっちりを受けてしまったはっぴいえんどの他の元メンバーも「砂の女」の一節を借りて言うならば「冗談はやめてくれー」という気持ちかも。