南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

今だから言うけど実は反対だった

2009-02-06 00:32:09 | Weblog
「エーッ、今さら何言ってんの!」
麻生総理があの郵政民営化に実は反対だったなんてそれはないだろうと誰もが思ったはず。
これじゃまるで子供じゃん。
さんざんイタズラしまくって、捕まったら「実は僕は最初からこんなことするつもりはなかったんだ」と子供時代の麻生太郎が目に浮かぶ。
首相という仕事を「僕ちゃんもうやーめた」といきなり放り出した安倍ちゃんにもあきれたが、今回の「実は反対だった告白」にも開いた口がふさがらない。
小泉と竹下がやらかした事で俺には何の責任はないと言いたいのだろうけど、それならその時に反対の態度を見せないと男じゃないし、そんな人が今日本の総理大臣をやってていいんだろうか。
こんなんじゃ誰もが反対したばらまき定額給付金だって、実施した後に何の効果もないことが分かり槍玉に挙げられたら「今だから言うけど実は定額給付金には反対だった」なんて言ってのけるような気がする。
そしてその時には声を大にして言うんだろうね「その証拠に私は定額給付金は受け取っていない!」と。
こんな大人だけにはなってはいけないよという見本が歴代の総理大臣である。
安倍、福田、そして麻生。
たぶん総理大臣が実は郵政民営化に反対だったことを告白したんならと、実は私も私もとあの時賛成票を投じた議員からもカミングアウトが始まるかもしれない。
で、結局本当は誰も心から賛成していた議員はいなかったということになりかねない。
当の小泉、竹下にしても「今だから言うけど実は私だって反対だった。だってアメリカが330兆円のお金を指差してやれやれってせがむものだから・・・」
ある意味今日の麻生総理の発言は多くの国会議員の声を代表するものだったのかもしれないが、普通は思ってても今さらは口には出せないものだ。
「今さらジロー」ならぬ「今さらタロウ」である。