昨日はやはり旅の疲れが出て、ちょっとプチ鬱だった。
(旅後、3日間程寝込むのはいつものことだ。疲れると更年期障害系?鬱が出る)
いつものようにお洗濯をして、寝たり起きたりしながら、御夕飯も作り、
夫が食後、ジムに行くのを見送って、
夜9時過ぎ、まだ片付けの終わってない旅行カバンを眺めながら、ため息をついていた。
するべき事はいっぱいあるのに、しんどくて何もする気が起こらないのだ。
さりとて寝る気にもなれないので、仕方なしにTVに向かう。
午後10時、NHKで
「ドキュメンタリー:私の家族・特別養子縁組」という番組をやっていた。
子供が欲しかったのにできなくて、3人の子供を
(長男:中3,長女:小6,次女:小学校低学年)特別養子縁組し、
素敵な家族を築いている夫婦が出た。
どの子も某NPOを通じて赤子の時に養子縁組をしたという。
5人が全く普通の家族のように生き生きと暮らしている。
3人の子供達は明るく活発な子どもに育っている。
世話をしてくれたNPOの方針は
「隠し通せないのなら、早い目に子供に出生の秘密を知らせる事」だった。
よって、どの子も実の親は別に居る事を知っている。
だから、「どうしても一度は会いたい」と思い、日々悩む。
悩んでいる子供たちを見て、育ての両親の心が痛む。
番組の冒頭を見逃したので、
子供達は、いつ真実を知ったのかはわからないが、
長女A子はミニバスケットボールをやっていて、
小学校最後の試合を見に来て欲しいと実の母に手紙を書いたが、
数日後、そのNPOを通して電話で返事が来た「行けない。」と。
その返事を聞いて、長女A子は泣きじゃくる、育ての母親の肩にすがって。
泣けた。
いっぱい泣いた。
「NO」の返事を受けた時、
A子は違う部屋へ向かって行き、隠れて泣くと私は思っていた。
が、育ての母親の肩につかまって顔を隠して泣いたのだ。
その母親は
「大丈夫よ。いつか会えるよ。だから、あんたを産んでくれたお母さんを嫌いになったら
アカンよ。さあ、いっぱい泣いたら、顔を洗ってらっしゃい。」と娘の背中を優しくたたいた。
その育ての母の目にも涙が浮かんでいる。
明るく育った長男も実の母に会いたがっている。
一見したら、全く普通の幸せな家族に見える5人。
漫画家:西原理恵子のような暖かさを持った育ての母親が
「子供達は実の母親が私たちに預けてくれたから、私は夢だった3人の子供の母親になれたんです。」
と言った。
泣ける。
私は彼女の言葉をかみしめながら、TVの前でわんわん泣いた。
IT関係の仕事をしている父親も誠心誠意、父親業をやっている。
15年間、養子にした子供達と様々な葛藤を乗り越えてきた夫婦。
彼らの顔が実に神々しく見えた。
もう一組、30才代後半の夫婦が養子縁組をした話も放映されたが、
その状況にも胸がつまった。
普通に両親が居て、兄が居て、普通に結婚し、子供はひとりだけど、
普通の生活が送れている自分がいかに幸せか、を深く考えさせられる番組だった。
私の尊敬する長野県諏訪中央病院の名誉院長の鎌田みのる先生も
35才まで出自を知らなかったそうだが、
著書に「実の両親に会いたい」と切望された事を書かれていた。
平和な国:日本で、今、自分のidentityを知らない事ほど、
苦しくて悲しくて深い深い暗闇は無いだろう。
一生続く暗黒の世界。
もがいても、もがいても、どんなに努力しても答えの出ない世界・・・。
(書きながら「赤ちゃんポスト」の事が頭をよぎったが、
それについて言及すると、もっとつらくなりそうなので、今回は止めておく)
どうか、彼らには、将来、精神的に安定できる楽しい家族を持って欲しいと切に思う。
そして養子縁組をされている心優しい親たちにも、
もっともっと幸が訪れますようにと願いながら昨夜は床に就いた。
(旅後、3日間程寝込むのはいつものことだ。疲れると更年期障害系?鬱が出る)
いつものようにお洗濯をして、寝たり起きたりしながら、御夕飯も作り、
夫が食後、ジムに行くのを見送って、
夜9時過ぎ、まだ片付けの終わってない旅行カバンを眺めながら、ため息をついていた。
するべき事はいっぱいあるのに、しんどくて何もする気が起こらないのだ。
さりとて寝る気にもなれないので、仕方なしにTVに向かう。
午後10時、NHKで
「ドキュメンタリー:私の家族・特別養子縁組」という番組をやっていた。
子供が欲しかったのにできなくて、3人の子供を
(長男:中3,長女:小6,次女:小学校低学年)特別養子縁組し、
素敵な家族を築いている夫婦が出た。
どの子も某NPOを通じて赤子の時に養子縁組をしたという。
5人が全く普通の家族のように生き生きと暮らしている。
3人の子供達は明るく活発な子どもに育っている。
世話をしてくれたNPOの方針は
「隠し通せないのなら、早い目に子供に出生の秘密を知らせる事」だった。
よって、どの子も実の親は別に居る事を知っている。
だから、「どうしても一度は会いたい」と思い、日々悩む。
悩んでいる子供たちを見て、育ての両親の心が痛む。
番組の冒頭を見逃したので、
子供達は、いつ真実を知ったのかはわからないが、
長女A子はミニバスケットボールをやっていて、
小学校最後の試合を見に来て欲しいと実の母に手紙を書いたが、
数日後、そのNPOを通して電話で返事が来た「行けない。」と。
その返事を聞いて、長女A子は泣きじゃくる、育ての母親の肩にすがって。
泣けた。
いっぱい泣いた。
「NO」の返事を受けた時、
A子は違う部屋へ向かって行き、隠れて泣くと私は思っていた。
が、育ての母親の肩につかまって顔を隠して泣いたのだ。
その母親は
「大丈夫よ。いつか会えるよ。だから、あんたを産んでくれたお母さんを嫌いになったら
アカンよ。さあ、いっぱい泣いたら、顔を洗ってらっしゃい。」と娘の背中を優しくたたいた。
その育ての母の目にも涙が浮かんでいる。
明るく育った長男も実の母に会いたがっている。
一見したら、全く普通の幸せな家族に見える5人。
漫画家:西原理恵子のような暖かさを持った育ての母親が
「子供達は実の母親が私たちに預けてくれたから、私は夢だった3人の子供の母親になれたんです。」
と言った。
泣ける。
私は彼女の言葉をかみしめながら、TVの前でわんわん泣いた。
IT関係の仕事をしている父親も誠心誠意、父親業をやっている。
15年間、養子にした子供達と様々な葛藤を乗り越えてきた夫婦。
彼らの顔が実に神々しく見えた。
もう一組、30才代後半の夫婦が養子縁組をした話も放映されたが、
その状況にも胸がつまった。
普通に両親が居て、兄が居て、普通に結婚し、子供はひとりだけど、
普通の生活が送れている自分がいかに幸せか、を深く考えさせられる番組だった。
私の尊敬する長野県諏訪中央病院の名誉院長の鎌田みのる先生も
35才まで出自を知らなかったそうだが、
著書に「実の両親に会いたい」と切望された事を書かれていた。
平和な国:日本で、今、自分のidentityを知らない事ほど、
苦しくて悲しくて深い深い暗闇は無いだろう。
一生続く暗黒の世界。
もがいても、もがいても、どんなに努力しても答えの出ない世界・・・。
(書きながら「赤ちゃんポスト」の事が頭をよぎったが、
それについて言及すると、もっとつらくなりそうなので、今回は止めておく)
どうか、彼らには、将来、精神的に安定できる楽しい家族を持って欲しいと切に思う。
そして養子縁組をされている心優しい親たちにも、
もっともっと幸が訪れますようにと願いながら昨夜は床に就いた。
すでにケアマネで寂しいお年寄りの人たちの事を実に親身になって考えてあげて、家族のように優しくしてあげてるのに、「足長母ちゃん」もしてるなんて!
自己満足って事では絶対ないよ。ももちゃんが幸せを分けてあげてるのよ。誰でもができる事ではないもの。
私も何らかの形でボランティアができればいいな、と思っている今日この頃。
今考えているのは独居老人の話相手。東京のほうではそんな組織もできているみたいだけど、田舎では無いから、どう始めたら良いか、今、考え中。それには体力が要るから、もう少し、自分の身体が普通になってからだけど。
また何かアイデアがあれば教えてd(^-^)ネ!
私もそのボランティアの手がかりを探す事にします。(*^。^*)