=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

漆実習 「そんなの知らねえずら、昔から使ってるから」

2009年12月06日 | 【お出かけ】木のむくまま
昨日は木曽の漆塗り師の工房で、自分の作った作品に実際に漆を塗らせて頂いた。

作品は、↓



箸、箸まめ、そして下に敷いてあるのがランチョンボード?
板で作ったランチョンマットならぬ、ちょっと厚いのでランチョンボードです。

これらが漆の工程を経てどう変わるのでしょうか。



1.まずは、白い手袋の上にビニール手袋をつけます。

2.固めの刷毛で漆を塗ります。

3.ヘラで余分な漆をかきとります。

4.紙でふき取ります。

5.台の上もきれいにします。

6.もう一度きれいな紙でふき取ります。

意外だったのは、漆を塗る方向は木目方向だけでなく、よく染み込むように木目を横断するようにも塗るとのことでした。

あとは、紙ですかね。
薄めの厚い和紙のような紙なんですが、師匠に、
「この紙はなんの紙なんですか?」
と聞くと、

「そんなの知らねえずら、昔から使ってるから」
ということで、
何の紙かわかりませんでした。
ただ、絹を入れている紙だそうです。

本日はここまで。

室で一晩以上寝かせます。



来週以降にあと3回か4回塗りを行い完成の予定です。


本日は、奈良井宿の観光客もまばらで、冬の木曽らしい静かな風景でした。

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