=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

一畳の天国

2011年12月17日 | 【日記】いろいろ
人間、所詮は「座って半畳、寝て一畳」

そんな広くて立派なホテルになんか泊まる必要はありません。(若干負け惜しみが入りながら・・・)

今回の東京出張、その目的は忘年会のはしご。

東京行ったら、どうせ知り合いと飲んで、ホテルに戻るのは午前様。

寝ることができて、

大浴場があって、

安ければ、

それで十分。


ということで、大きな荷物がないときは、私はカプセルを選んでいる。


カプセルの魅力はというと、

なんといっても、
あのカオスともいえる混濁とした空気、

浮浪者のような人からサラリーマン、若者まで、いろいろな人間が出入りしていて、
深夜だというのに、レストランは意外にも盛況、オヤジがひとりビールを飲んでいる姿が目立つ、
廊下では、コイン式のスロットマシーンでひたすら遊んでいるオヤジ
朝は朝で、また結構大勢の人たちが、朝定食を、テレビのニュースをみながら、しっかり食べている光景がほほえましい。

朝から大浴場はいっぱいいっぱい。
湯煙の向こうに見えるオヤジのあごにはちょろっと血が。髭剃りでやってしまったあとだろう。
2階に設けられた「垢すり場」からは、「さあさあ、みんな垢すりしないの?」と、酸いも甘いも知り尽くしたような外国訛りのおばさんが叫んでくる。

まあ、当然中にはマナーの悪いヤツがいて、
早朝から自分の携帯目覚まし鳴らして、何度もスヌーズ、ぜんぜん起きない輩もいるわけですが、
総じて、皆マナーがいいというのが私の印象。

きっと、カプセルというひとつの共同空間で1泊といえど暮らすとなると、
変な共同意識が芽生えてくるのではと私は勝手に考察している。
狭い廊下のロッカーの前では、皆譲り合うし、
エレベーターの前でも譲り合い。

そして皆、チェックアウトを済ませそれぞれの空間へと旅立っていくのである。

(ちなみに私は、朝からスタミナ系の焼肉どんぶり店へ)



最近、東京にも「ドミトリー方式」というアジアなんかで見かける相部屋式の安宿ができている。外国人バックパッカーなどのご利用が多いと思われるが、
次は、そんなスポットも狙ってみたい私である。
しばらくは海外一人旅に出かけられそうにない私の海外気分を味わう小さな楽しみとして。
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